パーソナルデザイン診断(PD診断)に行った
以前パーソナルカラー診断なんて信用しない〜という話をしておきながら、性懲りもなく今度はパーソナルデザイン診断に行った。
アラサーになってから明らかに似合う服が減った。若いうちは若さ、初々しさ、あどけなさで、実は似合っていなかった服もなんとかなっていたのだろうが、そのマジックが解けた。似合わないものは似合わなくなった。一方で似合うものはとてもよく似合うようになったな、というのを20代後半になってから感じるようになった。
友達に何人かパーソナルカラー診断やパーソナルデザイン診断に詳しい人がおり、あなたのパーソナルデザインはグレース、もしかしたらちょっとナチュラルも入っているかもね、と言われた。結論から言うと診断もその通りになった。
パーソナルデザイン・グレースの大女優といえば、オードリー・ヘップバーン。
彼女は身長の高さが映えるようにシンプルで上品な服を選ぶようにしていたらしい。ちなみにオードリー・ヘップバーンと私は身長ほぼ同じだ。今では170cmの外国人女優なんて珍しくなさそうなものだが、オードリー・ヘップバーンの時代ではまだ珍しかったようだ。
↓スタイリストさんに「オードリー・ヘップバーンの画像をたくさん保存しなさい!」と言われ、保存した画像
言われてみれば昔からカジュアルなものがあまり似合わない。
というか、逆にかっちりしたものが似合いすぎる。制服とかスーツとか。フレッシャーズなのでフレッシャーズスーツを着ているのに、スーツそのものが似合いすぎて、全くフレッシャーに見えず、新卒入社ホヤホヤながら初対面の同期に先輩社員だと勘違いされたりしてきた。
ちなみに私にもっとも似合うファッションスタイルは喪服だと思う。パーソナルカラー・喪服冬。
柄 キーワードは「規則的」
まずびっくりするほど似合わないのは花柄。特に抽象的な花柄。つまりはマリメッコ。マリメッコに申し訳ないくらい似合わない。悪ふざけしてるみたいになる。
リバティプリントも似合わない。特に小さい花柄。小さい女の子に似合いそうなほんわかした柄は似合わない。ちなみに服どころか、リバティプリントのカーテンの部屋に私がいることすら似合わない。とにかく似合わない。
大きくて派手な柄もだいたい似合わない。ゼブラ柄とか。大阪のおばちゃんが好みそうな柄は軒並み似合わない。将来模範的な大阪のおばちゃんになるのが厳しい。
ペイズリー柄のような非規則的な柄もあまり似合わない。ボヘミアンな雰囲気なものも厳しい。
逆に似合うのはまずストライプ。診断してくれたスタイリストさん曰く私に最も似合う柄はストライプらしい。青白ストライプのシャツを着てもローソンの店員さんのようにはならない稀有なタイプ。
あとはグレンチェック、千鳥格子、幾何学柄。
似合わない柄と逆で、規則的であれば大体の柄が似合う。ブランドのモノグラムも似合いやすい。
花柄などのボタニカル柄は、リアルなタッチの柄であれば似合う。
そういえば、旅行先のトルコで、うっかり服が足りなくなったので買った青いボタニカル柄のブラウスを着ているとよく褒められる。
自分の中では、普段の自分なら絶対に選ばない、旅行先で疲れていたからこそ買ったデザインなのだが、パーソナルデザイン診断的には似合っているということなのだと思う。
また、似合う柄であれば、柄×柄の組み合わせにも耐えうる。
素材 キーワードは「フラット」
フラットな素材であればなんでも似合い、フラットでない素材はだいたい似合わない。厚い薄いは関係ない。
フラットでない素材とは、触ったときにでこぼこしている素材。ツイード、スエード、ベロアなど。ツルッとした触り心地でないもの。
基本的に目の細かいものが似合う。ニットはハイゲージで体に沿うものが似合う。ざっくりローゲージは似合わない。
襟 キーワードは「極端」
極端な襟が似合う。長いか短いか。首を隠すデザインか、胸元まで切り込むデザイン。
首が長めなので、タートルネックがいちばん映える。ハイネックも似合う。
逆に、Vネックも似合う。シャツやブラウスはVネックがよい。
Tシャツなら鎖骨が隠れるボートネックもよい。
似合わないのはUネック。鎖骨が一部出るような襟は似合わない。太って見える。
シルエット キーワードは「タイト」
トップスとボトムスのどちらかはタイトでないと太って見える。Aシルエット、Yシルエットが似合う。
自分としては、Aシルエットがよく似合うなと思っている。夏場にコンパクトなニットTシャツと、ユニクロのワイドパンツの組み合わせがよく似合っていた。とても脚が長く見えた。
背が高いのでわワイドパンツも映えるが、スキニーもよく似合うらしい。私はスキニーを持っていないので、ユニクロかどこかで早速買ってみようと思う。
ふんわり広がるエアリーなスカートは似合わない。
ゆったりしたワンピースをそのまま着るとマタニティーウェアのようになるので、ベルトでウエストマーク必須。
昨今トレンドのオーバーサイズは全く似合わない。
小物 キーワードは「スクエア」
何を選ぶにしても、四角いものを選んだほうが良い。
メガネはスクエア型が似合う。顔のパーツが顔の真ん中に寄っており、顔がキュッと小さい印象(やったね)なので、メガネもキュッとしたもののほうが似合う。大きな丸メガネが最も似合わない。
財布、バッグも四角いものが似合う。具体的には、床に置いたときに自立するバッグ。
イメージとしてはエルメスのバーキンやケリー・バッグ。
靴もスクエア。もしくはポインテッドトゥー。ラウンドトゥーのパンプスは似合わない。こちらも服と同じく比較的つるりとした素材、スマートな色柄形のものが似合う。シンプルでもよいが、バックルなどのデザインが付いているもののほうがより似合う。
得意な靴はローファー、パンプス、細いストラップのサンダル、革のロングブーツ。
ムートンブームや厚底など、嵩のあるものは似合わない。
腕時計も、スクエアか、オーバルが似合う。縦長の形。
カルティエの腕時計と相性がいい。なんと昨年清水の舞台から飛び降りる気持ちでカルティエのタンクを買ったばかりで、あれは診断的に大正解だったということだ。嬉しい。
円形の腕時計は、小ぶりであればまだ似合う。大ぶりだと似合わない。
アクセサリーは、エッジが効いている、ちょっとかっこいい印象のが似合う。タサキのパールネックレスがとてもよく似合うらしい(持ってないけど)。
なお、ネックレスも、襟と同じく、極端な長さが似合う。チョーカーかロングか。
髪型 キーワードは「輪郭」
輪郭が卵形なので、輪郭を見せたほうがいい、隠さない髪型のほうがいい。
まず、長いほうが似合う。
いちばん似合わないのはボブ。ボブにするくらいならもっと短くしたほうが良いとのこと。輪郭が卵形なので、輪郭を誤魔化してしまうボブは似合わない。
前髪も同じ理由で作らないほうがよい。額を出す。
ストンとしたストレートよりも、大きめのウェーブがかかった動きのあるデザインが似合う。これも輪郭を見せるため。
頬が骨っぽくシュッとしているので、耳掛けも似合う。
参考にできる芸能人
小雪、森泉、新木優子。
印象としては上品だけど、ゴージャスで迫力のある人たち。
似合いやすいブランド
ZARA
GAP
Banana Republic
PLST
URBAN RESEARCH
ユナイテッドアローズ
診断を受けた感想
パーソナルカラー診断よりもかなり信頼できる。納得感のある結果が出てきたと思う。
あと、キーワードで教えてもらえたのがよかった。「あなたに似合う襟は、タートルネックとハイネックとVネックとボートネックと〜」と言われても覚えられないが、「襟はね!!極端なやつ!!首が完全に隠れるか、鎖骨が完全に出るやつ!!」と言われたので覚えやすかった。
私は服にあまりこだわりがないので、家族や友達から「似合うね」と言われた服を、ああこれが自分に似合うのか、と思い、買っている。
スタイリストさんに普段の服装を伝えたところ、「ちゃんと自分で似合うものがわかっていますね。ハズレがない」と言われたが、私が私のことをよくわかっているというよりも、私の周りの人が私のことをよくわかっていて私がそれに従っていると言ったほうが正確だ。トルコで買った浮かれボタニカル柄然り、似合うと褒められるものは理論的にも似合うんだなということがわかって楽しかった。
パーソナルデザイン診断を受けようと思ったきっかけの一つに、友達が「パーソナルデザイン診断で、ヤバい柄も似合うことを知って、それまでは買おうと思わなかったヤバい柄の服買った」と言っていたことがある。私もヤバい柄の服着たい!と思った。パーソナルデザイングレースということで、残念ながらヤバい柄はあんまり似合わないことが判明したが、千鳥格子やモノグラムはむしろ私には似合わないだろうと思って避けていた柄なので、それが似合うというのは新しい発見だった。今年の冬は千鳥格子のコートを買いたいと思う。
私の考えでは、服は「似合っている」と褒められてこそだと思う。「その服かわいいね」は、言われて悪い気持ちはしないが、それは服に対する褒めであって私が褒められているわけではない。
服と私がいるとき、当然ながら私が主である。服が主になることがあってはいけない。それは「服に着られている」というやつだ。あくまで人が本体、服は本体に添加される装いでしかない。
パーソナルデザイン診断では、素敵な服を教えてもらえるのではなく、似合う服を押さえてもらえるのがいいと思う。ファッション誌を読んでも、ゾゾタウンを眺めていても、素敵な服は教えてもらえるが、似合う服は教えてもらえない。服は似合ってこそなのに。
今後の抱負
柄物を増やす。早速千鳥格子のコートを買おうとしている。