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髪が伸びてきた所感

髪を切らなかったら伸びた。
私は人生のほとんどをショートヘアまたはボブで過ごしてきた。成人式と大学の卒業式で髪を結うために鎖骨のあたりまで飛ばしたのが過去最長だった。

去年1年間は仕事が忙しくて、仕事が忙しいくせになぜか旅行にも忙しくて、土日に美容院に行く暇があまりなかった。
当たり前なのだが髪は切らなければ伸びる。
今の私の髪は成人式卒業式の髪の長さを超えて、胸の辺りまで伸びている。私の髪がこんなに長かったことはこれまでの人生で一度もない。最近は誰に会っても「髪伸ばしてるの?」と聞かれる。「伸ばしてるんじゃなくて、切らなかったらなんかめっちゃ伸びた」とはヤバすぎてなかなか言えない。

髪を伸ばして思ったことは、想像していたより髪の手入れがめんどくさくないな、ということだ。
髪が長いと、長い分だけ手入れが大変なのだろと思っていた。しかし、この手入れも結局はどこまでこだわるかだ。私はツヤッツヤの美髪を目指しているわけではなく、せめてパサッパサの傷んだ髪には見えないように、のレベルを目指しているので、目指すところがかなり低い。ヘアカラーもしない、ヘアアイロンより持っていない、パパーマを年に一度か二度くらいする程度なので、そもそも私の髪は傷んでいない。美容師さんにも「全然傷んでないですね」とよく言われる。
ショートヘアのときと、髪のためにやっていることは変わらない。夜はシャンプーとトリートメントをする。風呂上がりは髪を乾かすこともあれば乾かさないまま寝る日もある。朝出かける前には髪をとかす。乾燥が気になる日は少しオイルをつけたりもする。
髪を伸ばしたらきっとケアがめんどくさいに違いないと思い込んでいたが、まったくそんなことはなかった。

髪は顔の額縁とはよく言ったもので、同じ顔でもどんな髪型に縁取られているかで印象が変わる。
せっかく髪が伸びたので、最近はヘアアレンジに挑戦するようになった。といっても、ゴムひとつ、クリップひとつでできるような簡単なまとめ髪がほとんどだ。
なるほど、顔はずっと同じ私の顔なのに、髪を下ろしたり、アップにしたり、頭の縁取りの形を変えると印象が変わる変わる。しかもヘアアレンジも、簡単なものを探せばそんなに大変じゃない。

長い髪に不便を感じることもある。
例えばご飯を食べるとき。髪をまとめないとものすごく邪魔だ。カルボナーラを食べようとすると、ソースが髪についた。

あと、トートバッグのハンドルを肩にかけると髪が巻き込まれる。髪が長いと、短かったときには思いもよらなかっだ場所に髪が巻き込まれる。自衛隊員の女性が髪を短くしなければいけないのも納得だ。どこに巻き込まれて危険が及ぶかわかったものではない。

今後の髪型は特に決めていない。伸ばしてもいいし、どこかのタイミングでバッサリ行きたくなってショートに戻るかもしれない。

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