LETO / れと

「外国と日本を行ったり来たりする生活をしたい」という願望に従って、今までにヨーロッパ、アメリカ、バルカン半島の3か国で仕事をしていました。今まで30か国を仕事だとか旅行等で訪れています。今はボストン在住。ブログも是非ご覧ください☆https://letolog.com/

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「外国と日本を行ったり来たりする生活をしたい」という願望に従って、今までにヨーロッパ、アメリカ、バルカン半島の3か国で仕事をしていました。今まで30か国を仕事だとか旅行等で訪れています。今はボストン在住。ブログも是非ご覧ください☆https://letolog.com/

最近の記事

Bosnia and Herzegovina-ボスニア・ヘルツェゴビナ

サラエボには、バシュチャルシアという名前の旧市街がある。 旧市街には、相当昔からあっただろう白い石畳が敷き詰められ、歴史を感じさせる古い建物が立ち並ぶ。旧市街は、歩行者天国になっている一つの通りを中心に広がるように作られていた。 旧市街は、二つの部分によって構成されている。 半分は、トルコを小さくして切り取ったような風景だった。モスクやミナレットの特徴的な屋根や塔が空に突き出し、低い階層の重厚感のある木造の建物が隣り合わせに長屋のように、びっしりと建てられている。 通

    • Bulgaria-ブルガリア

      「ブルガリアって、どんなイメージ持ってる?」 その友人は、当時仕事でブルガリアに住んでいて、私のいる街を訪れていた。 「うーん…やっぱりヨーグルトだよね。」 「そうだよね。ブルガリアと言ったら、ヨーグルトだよね笑。でもね、聞いて、凄いの。もうね、ブルガリアはびっくりな国だから。」 「そうなの?」 「まずね、家。素敵なアパートが見つかったからね、すぐにアパート契約したわけ。それで引越荷物運び入れて、手を洗おうと思って、キッチンの蛇口捻ったの。そしたらね、キッチンの下か

      • 香港・澳門-ホンコン・マカオ

        ※この話は、2009年の旅行を元に書いています。今は改装されている場所や、既に無い場所も含まれているかもしれません。 ★ 「香港とマカオに行ってみたいんだよね、興味ある?」と実家でつぶやいた。「えっ、行きたいっ。お父さんに話してみる!!」と、顔をぱっと上げた母の顔は、父に何を言われようと既に行くことを決めている、きらきらした顔だった。 この時、私はその直前まで外国に住んでいて、2年ぶりに東京に住んでいた。海外にいる時間が増えると、家族に会える時間は自ずと限られてしまう。

        • 夢を見た。

          後ろを振り返ると、10メートル後ろでレオナルド・ディカプリオがすごい形相で追いかけて来るのが見えた。そこでは、彼はカイルという名前だった。 ーなんで追いかけられているの? 誰かに聞きたいけど、聞く暇もない。 分かっているのは、捕まったら死を覚悟しなければならないということ。 私のすぐ後ろには、30歳くらいの頃の弟のイツキが、前のめりになって走っている。 回転ドアに入り込み、早く回そうと、顔をしかめながらがんがんガラスを叩く。 回転ドアを出ると、そこはアメリカのワシ

          Salamanca-サラマンカ/スペイン

          "Me gustaria ir a Salamanca, un boleto por favor." ”Si, aqui lo tiene." スペインのマドリッド駅で、サラマンカ行きのチケットを購入する。 この夏は、仕事的には比較的落ち着いた夏だった。休暇が取れるなら、スペインに行って語学学校に通いたいと思っていた。 私はその時初級のスペイン語を習い始めたところで、モチベーションをあげるために現地で勉強する機会を得たかったのだ。 ネットで夏季に一週間だけ入学可能な

          Salamanca-サラマンカ/スペイン

          Bandar Seri Begawan-バンダル スリ ブガワン/ブルネイ

          空港のロビーから外に出た瞬間、ふゎっとした湿気を感じた。空気は日本と大して変わらない。空は低くて、分厚い雲が流れていて、時折雨がぱらぱらと降っていた。 空港を出ると、あっという間に市街地に到着した。車中から見ると高い建物はほとんど無くて、数個だけの高層ホテルがまばらに建っているのが見えた。不思議な光景だった。なんというか、まっさらだった地上に、少しの建物と大き目のホテルだけを転々と並べたような風景。 チェックインしたホテルの部屋は、それなりに高い場所に位置していた。部屋か

          Bandar Seri Begawan-バンダル スリ ブガワン/ブルネイ

          Brugge-ブルージュ/ベルギー

          「ブルージュに行ってみたい。」と思ったのは、とある一枚の写真をネット上で目にしたからだった。 古城を思わせる中世に建てられたレンガ作りの美しい建物が立ち並ぶそのすぐ横を、その風景を真っ逆さまに、しかし写真のように映し出す黒くて美しい川が流れている。 ベルギーの首都ブリュッセルは、私の住む街からは飛行機でたった数時間だったし、ブリュッセルからブルージュへは色々な交通機関があるようだった。 10月のある週末なら2日休暇を足すことができそうだったので、休暇申請をして、その日に

          Brugge-ブルージュ/ベルギー