水曜日のアイコトバ「あらこんなところに」
「あらこんなところに」
僕らはやってきました
ここは
大都市のど真ん中だけど
オアシスが作られて
僕らは暮らしています
ここで
故郷を離れて
日々淡々と
伸びた毛を刈ってもらい
暑い日は木陰で横になり
だから
脅かさないでください
この静かな営みを
決して希望したわけでないんです
いつの間にか
流れ流れて
こうしているだけなんです
それでも続いていきます
毎日ってそういうものでしょう?
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私は羊毛とは長年お付き合いがありますから、羊への思いは格別です。羊たちはおとなしく、羊毛を人間に差し出し、身も差し出し、人々の生活を支えつづてきました。ありがたい存在です。
最近では、再開発ってすごく叫ばれていますよね。イギリスでは、再開発、といっても、工場や会社として使われていた建物をそのまま使って、おしゃれな地域に変身させる、というのが主流なのだとこの街を見てしみじみ感じます。再開発は破壊から生まれるものではなくて、どれだけそのままを美しく見せるかという方向を世界中が見失わないでほしいななんて大規模な気持ちを抱きました。それはそれほど難しいことじゃなくて、ただ、自分の置かれた場所の歴史に敬意を払って愛するって言うことなのかもしれません。私も自分を囲んでいるものに愛情を持っていたいものです。
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イギリス北東部を中心に
歩いたあちらこちらで
私(Iアイ)の目(eyeアイ)を通して
i(アイ)phoneで撮った写真に
ささやかで小さな届けたい言葉と
愛(アイ)を添えてお届けします。