⑲退院日
退院日当日は、朝食を済ませると、次々に人々がやってきました。クリニックの先生や、手術に立ち会った若い先生方、薬剤師さん等々。
看護師さんからは、今後1~2か月の過ごし方指導を受け、祖父似の先生とは、次の診察日の予約をしました。退院後、ちょうど二週間後の診察です。
次の診察日までは、運転はもちろん出来ないし、なるべく安静にすることと、大量の出血や激しい痛みなどがあったら、早めに外来に来てほしいと言われました。つまりは、そういうこともある、ということですよね。退院したからと言って、全ての問題が一切合切クリア、というわけではないのは承知ですが、改めて緊張します。
時間になると、夫が迎えに来てくれました。お世話になった看護師さんたちに見送られ、ようやくロックされた病棟の外に出ます。
それにしても、20名程度の看護師さんたちに、次から次へとお世話になりました。お医者さんもさることながら、彼女たちがいなければ、私は一日も生きていられなかったと思います。看護師さんたちに、心から大感謝です!
夫に荷物を持ってもらいながら、よろよろとロビーへと進みます。治療費の支払いやテレビカードの清算など、とぼとぼ歩きで頑張ります。
なお、気になる入院治療費ですが、私の場合は、70歳未満3割負担で、高額療養費制度を用い、個室代・食事代・病衣代・薬代込みで、約18万円でした。高額療養費制度とは本当にありがたい共助システムなんだなぁ、と思いました。
車に乗せてもらうと、なんてことはない段差でお腹が響き、うぉ~、という感じ。これではまだ自分で運転なんて到底できません。
自宅に着くと、親がたいそう喜んでくれました^^心配してくださった近所の方にも挨拶でき、本当にこの日を迎えられて、ありがたいなぁ・・・と思いました。
また、手術という体験を通して、様々なことを学べたような気がしています。今後の人生の方針にも、少なからず影響を与えた経験だったと言えます。
手術は、終了したからと言って、はい元通り、というわけにはいかないものです。今後も通院しながら、徐々に身体を治していきたいと思います。