詩人と世間 谷川俊太郎の自由と日本の社会
昨夜、谷川俊太郎さんのドキュメンタリーを見た。
子どものころ、学校は、「地獄」だったとおっしゃった。
お父様が哲学者で、特別な環境で育たれたこともあると思う。だが、そこまで強い言葉をおっしゃるとは。
詩人は自由だ。考え方が自由。そうしなければならないなんて括りがない。
彼は立派な詩人として見いだされ、その生涯を全うできたが、彼のような幸運がなく、生涯繊細で自由な感性を持つが故に苦しんでいる子供、若者、大人が多くいると思う。
日本が、もっともっと自由な考え方を許容できる国になってほしい。教室も、世間も、何かと口うるさい。なにか細かいことで、仲間外れにされ、いじめられる子が多い。自分らと違う子がいてもいい、そう思えるような、多様性のある国になってほしい。
外国人が増えるといいと思うのは、そのせいだ。習慣も、考え方も違うが、仲良く生きてゆこうとしている。