【銭湯めぐり50 白鷺の湯@下呂温泉】歴史ある温泉地の共同浴場
【銭湯めぐり50 白鷺の湯@下呂温泉】
記念すべき(?)50湯目は、何と下呂温泉の共同浴場 #白鷺の湯 。岐阜県公衆浴場業生活衛生同業組合のホームページ「岐阜のお風呂屋さん」にも掲載されているのでおそらく一般公衆浴場(銭湯)。岐阜県の入浴料金統制額が500円のところ、ここは430円。白鷺が見つけたと言う伝説の温泉地から付けられた名称とは近くの温泉博物館の受付の男性の弁。
今回の旅は、コロナで喜寿のお祝いもできなかった大阪在住の母の80歳のお祝いを兼ねたもの。自分は名古屋に4年もいたのに初訪問。銭湯めぐりする前であれば温泉旅館に泊まるのに、共同浴場に行くことはなかっただろうな。
名古屋から特急ひだに乗って下呂駅へ。お昼近くだったため、まずは駅前の蕎麦屋 #明治屋蕎麦店 へ。飛騨牛時雨煮に下呂の地酒天領を合わせていただく。田舎そばは質量共になかなかの食べ応え。駅そばでバリアフリーにも対応できている広めのお店。実際に身障者連れのお客さんが入っていた。観光地には大切な視点。
そこからタクシーで #下呂温泉合掌村 へ。運転手にお泊まりは?と聞かれ、#湯之島館 と答えると、途中の坂道の紅葉が素晴らしいのと、チェックイン前だが荷物を預けた方がいいから、との助言を得て旅館経由で向かうことに。単に遠回りしたかったんちゃうかなどと勘繰るも、結果的には正解。合掌村での荷物預かりは有料だったのと、その後も手ぶらで街歩きできたので。
それはさておき、地域によって紅葉の具合は異なるものの、下呂は天気も含め、訪問すべきドンピシャのタイミングであった。合掌村は白川郷から合掌造りの民家を移築した施設で、メインの大戸家住宅(住人を模した人形がいくつもあり、夜独りで入るのはかなり怖そうだが、昔の暮らしぶりが理解できる素晴らしい展示)は、某代議士の生家とのこと。茅葺き屋根の表面の緑ともみじの紅葉とのコントラストが素晴らしい。別棟で舞妓さんの舞も観ることができたが、おひねりもねだられる笑
そこから丘を下りて、白鷺の湯へ。やたら洋風の佇まいだが、旅館に昔の白鷺の湯の写真があり、それを模して再建したものと想像。それと日本三名泉発祥の地との石碑が。三大なんちゃらは、日本中に無数にあるが、「??」となることも多い。お風呂は、高校生と見られるグループ以外はおらず、ゆったり入ることができた。無臭透明な湯だが、ちょうどいい湯加減でしっかり芯から温まる。2階に脱衣所、くつろぎスペースがあり、お風呂自体は1階に降りて入る形。手ぶらで伺ったが、こういう所で買うタオルは、使い心地が良いので、帰京後も重宝するはず。
そこから近くの #下呂発温泉博物館 へ。全国の温泉情報がコンパクトに詰まったユニークな博物館。公式統計情報も張り出してあり(三名泉、三古湯の違いも!)、コロナ後の温泉旅館のV字回復は首都圏周辺(神奈川県、静岡県)が中心であったことを理解。
湯之島館は、昭和6年開業で、本館はほぼその時の建物がそのまま残っている当地随一の老舗温泉旅館。昭和期に天皇皇后両陛下もお泊まりになった由緒ある宿。栗酒から始まったお料理も、おそらくは年齢が高めの層の好みを考えて、とても工夫されている。岩魚の骨酒と、地酒飲み比べなどをいただき、ブラウエダ特別編を終了。
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