【銭湯めぐり89 弁天湯@東新宿】電飾などエンタメ要素も大きい広々とした都心型銭湯
【銭湯めぐり89 弁天湯@東新宿】
お盆休み前半の三連休中日は、いつもの東京体育館のプールも比較的空いており快適。そこから副都心線で近距離の東新宿駅へ。
ランチ候補は、ホルモン焼屋か蕎麦屋だったが、猛暑ということもあり、何となく久しぶりに後者に。 #弁天湯 近辺は、東新宿駅から少し東に向かった余丁町・富久町という地域で、新宿の周縁部の中でも住宅・オフィスが多く、飲食店はあまりない。東新宿駅から西に行けば、新大久保方面でまたガラッと変わるが。
蕎麦屋は、その名も #余丁町砂場 。ハシゴしにくい場所なので、最初から蕎麦前で少々引っ張る計画。最初は、エビスの中瓶と味噌田楽。この真夏に田楽かという感じもあるが、少し前に江戸末期の下級武士の絵日記を読んでから、どうも江戸気分が抜けない。甘めの味噌が、スイム疲れを癒す。続いて、八海山と板わさでタンパク質補給。最後に、菊正宗の冷樽酒とせいろをいただく。蕎麦は白く細めでやや柔らかめなので好みは分かれるかもしれないが、しっかり冷房の効く中でゆったりとできたので、満足。
まだ14時半の銭湯開店時刻までは若干時間があったため、少し南下して、コーヒーでも飲もうとある店に行ったら、ほぼ満席。隣を見るとそこもカフェ。いずれも席数が限られているので、この立地は相乗効果を狙ったものなのだろうか。入ったのは、元気な姉妹が営む #mikiscafe というクッキーが美味しいカフェ。インテリアや食器もなかなか。コーヒーにチョコチップクッキーを合わせて、しばし読書タイム。
その後、いよいよ弁天湯に向かったが、この地域は意外にも銭湯が複数残っており、競争環境もあってか、弁天湯も集客のための様々な努力の跡が伺える。浴室も脱衣所も広めで、サウナ、露天風呂もある。脱衣所のロッカーには中に個別の充電用のコンセントが付いていて驚く。お風呂は、洗い場のカランの数が多く、広い。浴槽の周りには、夜だときっと綺麗なカラフルな電飾があり、小さなお子さん連れへの配慮も感じる。ジェットもボタンに触れると動くタイプが複数タイプ存在し、飽きさせない。薬湯は朝鮮人参など生薬っぽいものが入った本格的な薬湯。露天は流石に開口部は少ないが、気分を変えるには十分。浴後のドリンクは、牛乳に特徴があり、複数種類置いてある。タカナシ乳業の足柄うまれのきんたろう牛乳という神奈川県産生乳100%の牛乳をいただき、今日の短めのブラウエダを終了。
今日持参したのは、C・ライト・ミルズの「社会学的想像力」。まだ読み始めたところだが、他の著名な社会学者の方法論や研究内容に関して、かなり辛辣な批評を加えた上で、筆者の考えるあるべき社会学を論じるスタイルのよう。ただ、他人の堅い文章を平易な文章にわざと「翻訳」してみるなど、一般向けに面白く読めるような工夫も施されている点は好印象。