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【銭湯めぐり112 富士見湯@三軒茶屋】開店時刻が曖昧だが、老若に人気のサウナ付き銭湯

【銭湯めぐり112 富士見湯@三軒茶屋】

先週後半から原因不明の左ふくらはぎ痛。日曜になり少しましになったので、病気ではないと判断したが、長距離ランは控えて、近場で未訪問の #富士見湯 へ行くことに。

定番ランコースとしている暗渠跡の烏山川緑道を走り、茶沢通りという三軒茶屋と下北沢を結ぶ通りでフィニッシュ。車通りも多い通りだが、いつもは横切るだけで目的地として歩くのは初めて。

銭湯は15時開店予定となっていて、まだ若干時間があったので、小腹を満たすため、たこ焼き屋 #どないや三軒茶屋店 へ。大阪出身者として、東京でこれはと思うたこ焼き屋に出会うことは少ないが、ここはかなり懐かしい感じのトロッと系。自分で焼くたこ焼きの方が圧倒的によく食べるので、本場大阪の味を謳うこういう店は貴重。持ち帰りのほか、店の周りの狭いスペースで、立ち食いかビール瓶ケースとかに座って食べられるようにもなっており、風除けビニールに囲まれた飲食スペースで、ジンジャーエールと共にいただく。ポン酢味にしたが、後で近所の方に聞いたところ塩味も美味しいらしい。

大阪弁丸出し店主が腕を振るう
辛めのジンジャーによく合う


そこから富士見湯に向かい、ちょうど15時になったが、並んでいる方が3名ほど。しばらく立っていてもシャッターが開かない。自分の前の方が先頭の方に聞いたところ、一応15時開店になっているが、実際は15:15とか15:30とか不定期とのこと。なんじゃそりゃと思いながら、少々汗をかいていてそこで当てもなく待つのも寒いので、茶沢通りから銭湯までの間で見つけていた立ち飲みができる惣菜屋に戻ることに。

エビアンっていうとお水ですけど


揚げたてを入れてもらう


その名も #宇田川給水所ebian 。ここは烏山川跡やけどなと思いつつ、表のテントの店名「天政」との違いは何なんだろうと疑問符が。6名ほど入ると一杯になる横のカウンター的スペースに、すでにいた客に少し詰めていただき、入れてもらう。中は揚げ物をしていることもあり、結構暖かい。生ビールと揚げたてのメンチカツをいただき、他の客とご近所情報交換、東西たこ焼き論議を一通りやった上で、一旦退店。この店は、50年以上営業していた天政という揚げ物屋さんが閉店し、空き店舗になっていたところを、昨年4月から居抜きで新メンバーでやっているそう。なかなかの人気店になっていて、三茶の客吸引力の強さに驚き。

なかなか立派な姿


銭湯に戻ると15:30ごろで、すでに開店済み。中は休憩所も広く、お風呂自体もビル銭湯でありながら天井の高い贅沢な造りにまず目が行く。店に入る前の道に、旧店舗と思われる宮造りの立派な富士見湯のレリーフがいくつも埋め込んであり、往時を偲ばせる。シャンプー等も完備で、サウナ、水風呂もあったが、この日はパスし、薬湯、バイブラなど普通の湯にしばらく浸かって、ふくらはぎの血行を促進。それほど熱くなく、ちょうどいいお湯でした。風呂上がりに受付でスタンプラリーのQRコードを出してもらうが、男性は少しコクリコクリとしていて、ちょっとお疲れ気味。開店時刻がバラバラなのと関係があるのかないのか。

先ほどのebianに戻ると、おかえりなさいの声に、つい再入店。また客は増えていたが、ギリギリ滑り込む。今度は、唐揚げ、ハムカツ、コロッケの順に、ハイボール、自家製レモンサワーと共にいただく。揚げたてのものも多く、安くて美味い。600円台の飲み物が若干高く感じるくらい。自分の後にも常連さんらしき客が入店。なんでも、なぜかふらりと来てしまう店らしい。ちょっと理解。しかし先ほどのたこ焼き屋といい、ここといい、この辺りはちょっとした立ち飲みが流行りの模様。また別の機会に来てみよう。

唐揚げ&ハイボールの最強タッグ


今日はほとんど読めなかったが、お供にしたのは、真木悠介氏の「気流の鳴る音 交響するコミューン」。社会学者見田宗介氏が、比較的初期の段階に筆名で出した本。ある人類学者とインディオとのやりとりの中から、近代文明と非近代文明との関係を対立、並列の構造で描くのではなく、それらを超え、動植物とのやりとりも含めて、世界を連続的に感じ取れる人間の視座を追い求めているように受け止めた。島国日本にいると社会間、文化間の比較が苦手になりがちだが、様々な先人の経験を追体験することも中和剤として重要かもしれない。

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