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【銭湯めぐり98 中延記念湯@旗の台】風呂のバラエティ豊富で日光を上手く取り入れた人気銭湯

【銭湯めぐり98 中延記念湯@旗の台】

快晴が続いた三連休。最終日はスポーツの日でもあり、ぐんまマラソンの3週間前。本来ならこのタイミングで30キロ走がオススメなのだが、暑すぎる夏はスイムのみで全く走らなかったため脚も出来ておらず、同級生ラン仲間からの20キロ走のお誘いに、即OK。日差しは強かったが、少しでも雲がかかったり、風が吹いたりすると、涼しさを感じる気温。皆自分より圧倒的に走力があるのだが、護送船団的にゆっくり目に走ってもらい、ありがたく丁度いい練習に。

ラン後は、 #cocofuroますの湯 で汗を流し、近くの #久が原食房 でビール&ハイボール&もろもろ中華で、アルコールと栄養のチャージ。黒酢あんかけの酢豚が疲れた胃に沁みる。ますの湯はいつもながらの快適さで、特に黒湯が疲労を癒してくれる。

限られた区域にお店がみっしり
木になるリニューアル


そこから、皆を見送って、旗の台で途中下車。東急池上線と大井町線が交差し、商店が集中する人気の街。目を付けていた #蕎麦荘蔵 という比較的新しい店に突入。お昼は14時までの営業で1時間足らずしかなかったこともあってか、2階に通され、1人悠々と過ごしていると、すぐにカップル2組が入店。

ちょっと高級そうな店構え


蕎麦屋では、普段蕎麦前&日本酒で引っ張ってから蕎麦をいただくようにしているが、今回時間がなかったことと、それなりに食べた直後ということもあり、「おまかせ蕎麦前五品盛り」という呑兵衛には夢のようなセットを頼んだら、何かそれで満足してしまい、退店時に大将から、次はお蕎麦もお願いします!などと言われる始末。いずれにしても、五品盛りと亀齢(広島)&真野鶴(佐渡)で大満足。

落ち着く2階
この5点盛り!


銭湯までは少し歩くが、酔い覚ましに丁度いい。 #中延記念湯 は、住宅街にあるが、いろいろ工夫がなされていて、人気の高さがうなづける。まず採光に工夫。浴室と脱衣所の間がガラス戸なのは普通だが、ここはそれに加えて、脱衣所&番台側の上に採光窓が広く取られていて、そこからの日光が浴室にも差し込み、少々幻想的な雰囲気に。それに何と言っても、風呂の種類が多い。ボタンでジェットが出るタイプの風呂が何種類もあり、電気風呂や水風呂、脱衣所から反対側に行った場所に設置された露天風呂も。

たい焼き屋さん


最後は、駅前の #MEDETAIYA旗の台店 へ。栗餡のたい焼きと何か飲み物を思ったが、飲み物メニューが売り切れていて、下関出身で若干押し出し強めの女性店主が今から買いに行くから店番お願い、と隣の常連さんに。店外でゲットしてもらったアイスティを追加でいただきながら、以前店に手伝いに来てくれた近所の子供の話題に。どうやらものすごく気が利く子らしく、一回聞いたことはすぐ覚えて、応用できるらしい。おそらく会うこともない子供だが、きっと活躍できるフィールドを見つけられるんだろうなと想像しつつ退店。

たい焼き
買いに行ってもらったアイスティ


今日のお供は、和歌森太郎氏の「酒が語る日本史」。単行本としては1971年に出版され、その後文庫化された本だが、京都で訪問した酒蔵の図書コーナーに置いてあったのを見て購入したもの。著者は歴史学者・民俗学者であるだけに、個々の歴史上の人物やエピソードと酒との関係の掘り下げ方が、かなり周到。現代社会においても、外交や政治はもとより、重要な人間関係の形成や破綻の過程における酒や酒宴の役割は過小評価すべきでない。酒は飲んでも飲まれるなという言葉ほど実効性のないものはないとの自戒も込めつつ。

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