見出し画像

【銭湯めぐり94 熱海駅前温泉浴場@熱海市】源泉73度掛け流しの駅前ミニマリスト銭湯

【銭湯めぐり94 熱海駅前温泉浴場@熱海市】

3連休の中日は、熱海にてオープンウォータースイムレース。それに合わせて、この大温泉地に立地する #熱海駅前温泉浴場 という熱海駅すぐそばの銭湯にお邪魔しようというプラン。

熱海OWSは、6年前に職場に全国から派遣されている仲間と一緒にゲストハウスに泊まってリレーで出たことがあるが、それ以来の参加。もう6年かと思うと、ウルッとくる。場所が熱海サンビーチから、 #長浜海水浴場 に変わっていて、街中からは離れているものの、駅からのアクセスも良く、屋根付き休憩所やコインシャワーも完備で、結果的にとても良い大会。

天気は良いが、9月にしては暑過ぎ


大会には400名ほどの参加者がいて、なかなかの盛況。OWSってかなりマイナーな競技だが、トライアスロンの最初のパートだけを競技にしたものと言うと理解いただける。台風はかなり南西に向かっていたので影響はないかと思っていたら、海岸近くの急斜面の影響で少し沖の風が強く、ブイをあまり沖合に出せずに、1周1.5キロ2周の3キロのレースの予定が1周1キロ2周の2キロに。まあ大して長い距離の練習ができていない自分にとってはホッとする変更だったが、若い方々の中には、何で3周にしないのか、(トライアスロンの)練習にならないじゃん、などと言う声も。

結果は約2キロで41:23、男子完泳85人中56位といつもながら冴えない感じで終わったが、50歳を過ぎた自分などまだまだ若い感じがするのがOWSに出ている猛者の方々。来シーズンも無事泳げるよう精進したい。せめて100m2分ペースを切らないとね。今年は猛暑過ぎて、冬シーズンのランに切り替えるのがこの時期になったのは不幸中の幸いか。

スイム後のご褒美


会場はOWSに合わせて、ちょっとしたイベントになっていて、出し物や出店も。フリースタイルフットボールという、柔らかめのサッカーボールを使って音楽に合わせてリフティングなどの難易度の高い技で楽しませるという競技(?)の世界チャンピオンだったという若者のショーもあり、レース後に生ビールと揚げ餃子をかき込みながら、しばし観光客気分。

これに乗りたかった


会場を後にし、急坂を登って、伊豆急の伊豆多賀駅でサフィール踊り子に対面した後、2駅移動して熱海駅へ。駅南すぐの熱海駅前温泉浴場は、熱海駅前振興会館というビルの中にある小規模銭湯だが、OWSを終わった選手たちも続々と来店。カラン5〜6箇所に小さめの浴槽1つとミニマリストな感じではあるが、ここは何と言っても、源泉73度掛け流しで濃い温泉が味わえて、水を適宜加えるのは客が自分でやるという点が最高。自分が入った時も45度はある感じ。熱海の地名は高温の温泉が噴出して海が熱かったため付けられたもので、江戸の将軍にも籠で温泉が運ばれたという話を聞いたことがあるが、まさに実感できるあつ湯でした。

良い湯でした


浴後は、駅前の商店街をぶらぶら。6年前に来た時も熱海人気の復活を感じていたが、今回は3連休ということもあり、すさまじい人流。歩きながら食べられる練り物のスタンドなどは大行列に。これサービスエリアとかでも食べられるけどなと思いつつ、どの店も行列なので、商店街のアーケードを少し離れたところまで歩き、干物屋で炙ってもらった干物を肴に立ち飲みを営業している #東海ひもの を発見し、端のスペースを確保。缶ビール、缶ハイボールに、ばあば自慢のらっきょうと、味醂ダレに漬けた鯖の干物の炙りを頂く。専門店だけに旨い。店の切り盛りをするお母さんと娘さんと思しき2人のテキパキ具合が半端なく、見ていて気持ち良い。

お土産屋機能よりも立ち飲みで稼ぐ感じ
歴史を感じる
ぬるくなりにくいグラスなど、配慮も
ばあばが気になる。娘さんによる豪快な氷の扱いも。


旅のお供は、中田薫氏の「日本法制史講義公法篇」。大正〜昭和期の東京帝大での講義の非公式講義プリントや学生の自筆ノートなどを基に最近再編集されたもの。大化前代から近世までカバーされている貴重な講義録。現代の学術水準との比較をする能力はないが、本郷での通称シケプリの歴史の古さを実感できると共に、中央官制と地方制度がその時代からセットで説明されている点に注目したところ。600頁ほどもある文庫本だが、100年ほど前の講義を受けている気分に浸りたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?