【銭湯めぐり67 観音湯@幡ヶ谷】北欧サウナ、露天付きの落ち着いた都心銭湯
【銭湯めぐり67 観音湯@幡ヶ谷】
昨日は小雨模様だったため、ランは日曜回しにして、近場銭湯へ。目的地は、前から目を付けていた幡ヶ谷の #観音湯 。
しばらくランから銭湯へ直行していたため、銭湯前に飲食するのは久しぶりだが、Google mapを見ながらピンと来たのが、都営住宅内と言う絶妙な位置に立地するザ・町中華 #一番 。都市部にある団地も、高齢化や空き部屋の増加による購買力の低下で、以前は繁盛していたと思われる店舗がなくなっていたりすることが多いが、ここは違いそう。周辺も渋谷区にしては庶民的な雰囲気のする地域で、敷居が低そう。
実際13時頃に入ってみると、カウンター1席以外は満席。なかなかの人気だ。ご夫婦と思われる二人が切り盛り。調理担当の大将もフロア担当の女将さんも動きに全く無駄がない。町中華定番の瓶ビールと思ったが、ここには更に上位(下位?)変換された缶の金麦とやチューハイがあった。郷に入りては、ということで、それらを餃子、上海焼きそばと共にいただく。
缶なので一瞬で出てくるが、調理が終わるまでの少しの時間を持たせてくれるちょっとしたつまみ(1杯目大根煮、2杯目QBBチーズ!)を、ドリンクの後にすかさず持ってきてくれる感じが、小気味良い。客もひっきりなしに入ってきて、一体ここは何回転できているのかと思うほど。
餃子も焼きそばも美味しくいただき、14時オープンの観音湯へ。大通りから少し外れただけで、かなり普通の住宅街の中にポツンと存在。自分は風呂だけだが、サウナーには北欧サウナの看板が嬉しいはず。受付の男性も愛想よく、全般的に清潔感あり、機能性高く、いいお風呂。湯温はおそらく42度台位で、熱めが好きな方には若干物足りないかもしれないが、まあイマドキではちょうどいい感じ。露天も開口部が結構あり、寛げる。サウナーだらけかと思いきや、そうでもなく、地元の方にも愛されて、落ち着いて入れる銭湯。
お昼普通に飲み食いした割には、浴後も食欲あり。軽めにもう一軒。がっつりではなく量を調節できそうな、 #串かつ名代 へ。実家に比較的近い大阪市平野区で昭和27年に創業したお店の支店のよう。自由が丘にも系列店があるようだ。これが入ってみるとなかなか面白い。ほぼバーのような佇まいの狭め空間で、カウンター5席に小さなテーブル2つ。以上。15時オープンだったが、30分で満席。
何よりも気になったのは音楽。ビデオとBoseスピーカーで、なぜかZZ TopやDoors、Chuck Berryとかがガンガンにかかる。中高時代が懐かしい。こんな店あんまないよなと思いつつ、串かつ諸々、ポテサラを、生ビールやこの店発祥と言うぽん酢サワーなどで流し込む。ぽん酢サワーは、自分は普通のにしたが、大だとあの黄色いぽん酢の小瓶と焼酎と氷の入ったジョッキが出てくる。なかなかな光景だ。
自分は頼まなかったので、後からちょっと損したなと思ったのが、夕方までのハッピーセット(好きなドリンクと串3本で、550円)。これは激安。こんな時間からお店がすぐ満席になるわけだ。ここはこの時間に来れればかなりいい店。
旅のお供は、國分功一郎さんのスピノザ。従来から使われていた単語を、独特の意味で使い、幾つもの定義や公理を述べた上で論述すると言う、とても用意周到なタイプの哲学者。しかも、ところどころ読者が容易に理解し難いと思われる箇所も明示したり、迫害を恐れ、匿名で出版し、常に警戒心を怠らないようにするなど、スピノザの人間性も垣間見える本。少し厚めの新書だが、著者の想いの強さが顕れ、読み易い良書。
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