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【銭湯めぐり106 改正湯@蒲田】黒湯に加え金魚水槽も迎えてくれるコラボに前向きな面白銭湯
【銭湯めぐり106 改正湯@蒲田】
ラン日和の週末、日曜午後に蒲田まで14キロ強のペース走。今シーズンに入って、フル出場後、身体が軽くなっている感じがしていて、丁度いい気温・天候の中、暗渠部分を含め、主に呑川沿いを下るルートも心地良い。この日の目的地は、先週から #改正湯 で期間限定で某エンターテイメント系企業とのコラボ企画として行われている「脳汁銭湯」。自分は滅多にパチンコ、パチスロをやらないので、あまり脳汁ドバドバした経験はないが、分かる人には分かるんだろう。
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開店時刻の15時少し前に着いたが、すでに2階の入口から階段と横の通路まで長蛇の列。行く予定のある方は、日時をよく考えた方が良さそう。女性客の方が少なかったので、女性は当初ほぼ待ち時間なしで入れたが、自分は結局30分強待って、入場。入湯自体はいつも通り550円(回数券だと500円)だが、いろいろ特別グッズ販売もあり、なかなかの売れ行き。音、光、クイズをテーマにした湯があり、詳しい様子は、行ってからのお楽しみ。クイズに当たったり、写真を撮ったりすると、脳汁ステッカーがもらえる。自分は黄色のケロリンメガネとぐんまちゃんが描かれたぐんまマラソンTシャツという出で立ちだったため、脳汁銭湯半被も着せてもらい、怪しさ十分(これはお見せできません笑)。
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イベントとは関係なくても、水風呂、炭酸湯含めた黒湯3種、ジェット湯、シルキー湯があり、コンパクトながら、かなりいい感じ。特筆すべきは浴槽奥の金魚水槽だろう。子供達のみならず、大人も癒される。酸素が少ないのか、斜め上を向いて泳いでいる金魚が多かったのが少しだけ気になった。この後行った立ち飲みにも何故か金魚水槽があり、蒲田の流行りなのか謎は深まる。浴後は、脳汁牛乳を注文し、気持ちいつもより濃い感じの牛乳でさっぱりと楽しい時間を終える。
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すでに16時過ぎになっていたため、この日はあと一軒だけ、蒲田駅まで行く途中で見つけた立ち飲み #魚寅食堂蒲田店 に吸い込まれる。走ってきて、さらに30分以上立って待っていたので、座りたい気持ちはやまやまだったが、それよりもこの立ち飲みを試したいという気持ちが上回ってしまった。総合的判断っていうやつかも。
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魚推しのお店ということで、いとよりの刺身、アジフライ、さつま揚げを最初いただき、追加で水だこポン酢をもらう。蒲田といえば、バイスサワー(梅酢)が有名だが、いつもの黒ホッピーをいただいてしまう。16時台でも周りはほぼ満席。アジフライはサクフワ、水だこも切り方やポン酢との合わせ方が良かった。これならちょっとした時に再訪したい。脚がそれ以上疲れないタイミングで早々に退店。
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この日のお供は、法制史が専門の瀧井一博氏による「増補 文明史のなかの明治憲法」。角川財団学芸賞、大佛次郎論壇賞W受賞作。硬そうなタイトルだが、中身はそうでもない。まだ読み始めたばかりだが、岩倉使節団の珍道中などが面白く綴られており、これは読み進めるのが楽しみ。世界における日本人の振る舞い方が、いかに(大きくは)変わっていないか、改めて考える機会にしたい。