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【銭湯めぐり93 地蔵湯@名古屋市太閤通】創業120年を誇る名古屋屈指のレトロ銭湯

【銭湯めぐり93 地蔵湯@名古屋市太閤通】

この週末は、昨年から参加している、とある学会の研究総会が名古屋開催だったので、丸々名古屋に。前回別の学会で来た時と同じ名古屋市立大学が会場だが、今回の銭湯は名駅西の #地蔵湯 へ。

9月でも酷暑の名古屋


土曜の午前中から学会での議論を聴き、2階建ての飲み会を経て宿泊場所へ。泊まりは、愛知勤務を7年前に終えてから名古屋での定宿となっている円頓寺(えんどうじ)商店街のカフェ兼ゲストハウス。たまごサンドが有名だった喫茶店「西アサヒ」 から経営者が変わり、業態拡大した #なごのや で、前回同様annexに泊まる。名古屋でもやはりインバウンド客は多くなっている感じで、気がつく限りアジア系・欧米系の客が利用。

お洒落なゲストハウス


朝食は、名古屋在住の知人のお勧めで、そこから徒歩1分、四間道(しけみち)沿いにある #ニューポピー のモーニングに。50年近く前に近くで創業し、いったん廃業していた「ポピー」を再開発でリニューアル復活させた形のよう。8時オープンだが、5分前に行くとすでに10名以上の列が。インバウンド客もいる。何とか1巡目での席を確保でき、厚切りの半切りパン2枚やサラダ、茹で卵がドリンクプラス300円で付いてくるモーニングをいただく。計950円なので、モーニングにしては安くはないが、ボリューム満点。パンは餡、ジャム、バターの3種から2種をチョイス。もちろん餡とバターに。隣のお姉さんも同じチョイスだ。満足度かなり高めの朝食を終えて、さっさと今回の小旅行の目的である学会の2日目へ。

周辺もいろいろ揃う
レトロなのに新しい感じ
満足度大


午後3時過ぎに会場を出て、午後4時スタートの地蔵湯へ移動。名古屋駅の西側に立地するこの銭湯は、何と明治中期創業で、120年以上の歴史を誇る。芸能人の色紙も、広めの脱衣所を飾っている。浴室は天井は低めだが、蒸気を抜く換気口が男風呂と女風呂の真ん中に高く設置されていて、すっきりした印象。靴入れやロッカーもなかなか見ないタイプの錠で、横からパチンと押さなくても上に引っ張れば鍵が掛かるタイプ。お風呂も普通のあつ湯、バイブラに電気風呂の3種が稼働(もう一つの浴槽は空)。楕円形で浴室の真ん中に位置するあつ湯は、形状からして落ち着く感じ。電気風呂は最近にない強さで、半身浴にとどめた。浴後は、200ccほどのコーラ、ジンジャーエールのオリジナルボトル自販機があったので、ジンジャーエールをいただいたが、脱衣所の中だったので写真は撮れず。いずれにしても、ここは名古屋でぜひ訪問していただきたい老舗銭湯。

ライブか何かで名駅周辺の土産物屋が長蛇の列
和菓子屋自販機が役に立つ


旅のお供は、斉藤敏幸さんの「限界集落の経営学」。地域再生マネージャーとして長く各地のプロジェクトを見てきた方が、一念発起、博士号を取得して、その論文のエッセンスを本にまとめたもの。人口減少地域における粗放型農業(特に乳用牛・肉用牛の放牧)の可能性に光を当てている。以前、イタリアやフランスのチーズ作りに影響を受けた日本の放牧牛によるチーズ作りの話を聞いたことがあったが、それに近い話か。まだ読了していないが、こういう仮説に可能性を感じて、人材、地域での合意形成、財源など様々なハードルをクリアし、チャレンジする若者の姿を見てみたいと感じたところ。

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