子供を欲しいと思ったキッカケは恐怖をベースにしていたことに気がつけたことだった。

私が子供欲しいなぁと思ったのは、37の時、すでに結婚8年目。
それまで夫婦共に子供のことを真剣に考えたことはありませんでした。

何がかわったのかと言うと、それまで私が考えていた事の根底が否定的なもの、恐怖をベースにしていたことだと気がついたからです。
人生ってこんなに大変なのに、この世に産み落として大変なことを体験させる意味がわからない。とか、
こんな混沌とした世の中なのに、とか
子供を育てるって言ったって、一生責任をせおって生きないといけない、とか
シンプルに大変じゃん!人生が終わってしまう!などなど、ありとあらゆる子供がいない人生を選択する理由ばかりを考えていました。

でも、いろいろなことがあり、
生命が巡ることを、生死というものが存在することを受け入れることができるようになってから、子供を持つことへの気持ちが変わっていきました。

第一に世界は悪い方にだけ向かっているのではないということ。
それは技術や医療の進歩で考えると一目瞭然で、出産時の死亡率なんて爆下がりしているではないですか!
食べ物が常にあって、暖を取れるところがあるなんて!きれいな水がどこにでもあるなんて!
慣れすぎてしまっているけれど、これが普通じゃない時代はそんなに昔じゃないし、今だって世界中を見てみると、自分が恵まれていることがわかると思います。
多様性なんていってもらえる時代でもあり、
いろいろな働き方も選択出来る時代。
悪いところを数えていただけだということに気が付きました。

そして、自分がコントロール出来ることなんてほとんどないんだ、といろいろなことを受け入れることができるようになったことも大きな要因なきがします。
子供を欲しい理由が見つかった、というよりは、私の心の準備が整った、という感じでした。
それは他の人よりもだいぶ遅かったけれど、私にとってはこのタイミングしかなかったと思います。

子供が欲しいかわからないと思っている誰かに届きますように。そしてその人たちにも良きタイミングが訪れますように。

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