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「個人の聖典学習」と「レッスン」で学ぶことの違いとは?
聖文や福音を学ぶ場合、
「別にレッスンで学ばなくても個人で学べるじゃないか、なんで教会で家庭でレッスンで学ばなければならないの?」
そんな疑問が頭に浮かんだ方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、「個人で学ぶ」ことと「レッスンで学ぶ」ことの違いについて考えてることで、レッスンで学ぶ意味を探ってみたいと思います。
個人学習の祝福、レッスンで学ぶ祝福
確かに個人の聖典学習は非常に重要であり、人生を変えるほどの学びを度々見出します。個人で聖典を学ぶだけでもいいのではないか、教会のレッスンはとりあえず出ていればいいんじゃないか、そんなふうな思いがよぎることもあるかもしれません。
しかし、聖文には次のような聖句があることもまた、忘れてはなりません。
「また,あなたがたに一つの戒めを与える。あなたがたは互いに王国の教義を教え合わなければならない。
熱心に教えなさい。そうすれば,わたしの恵みがあなたがたに伴うであろう。それは,理論において,原則において,教義において,福音の律法において,あなたがたが理解する必要のある神の王国に関するすべてのことにおいて,あなたがたがさらに完全に教えられるためである」
「それゆえ,説く者と受ける者が互いに理解し合い,両者ともに教化されて,ともに喜ぶのである」
王国の教義を互いに教え合う、そうすれば恵みが伴い、受ける者と説く者がともに教化され喜ぶ、これがレッスンで学ぶ際に約束されている、レッスンならではの祝福です。
この聖句を見ると、レッスンで学ぶことは個人学習にはない利点、祝福があることが分かります。
そこで個人学習とレッスンで学ぶ際のそれぞれの特徴、利点を比較してみましょう。
《個人の聖典学習の特徴と利点》
・学びたい時に、学びたい場所で自由に学べる
・自分のペースで学べる
・自分のやり方で学べる
・自分の必要に応じた聖句について深く学べる
《レッスンで学ぶことの特徴と利点》
・他の人の経験や証が聞ける
・自分にはない視点、観点、視座、自分とは違う年齢、性別、職業、背景を持つ人の意見に触れ、様々な気づき、学びが得られる
・自分が発言することで証することに繋がり、それによって自分の証も強められる
・他の人の答えに自分の祈りの答えが見つかることがある
・誰かの気づき、学びのために役に立つことができる
こうしてみると個人学習とレッスンで学ぶのには、それぞれに利点があることが分かります。とくにレッスンで学ぶ利点は個人学習では得られない祝福があることに気づきます。他の人がいる、他の人と一緒に福音を学べる、他の人の経験と証を聞けるというのは、すごく得難い祝福の機会であることに気づきます。
こうした祝福があるからこそ、前述の聖句にある通り、個人学習だけでなく、レッスンで学ぶことも大切であることを証します。