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「プレレッスン」をしてみよう!

レッスンを準備する際に意外にも役立つのが「プレレッスン」です。

プレレッスンとは、本番のレッスンの前に「模擬練習」を行うことで、あまり実践してる人はいないと思いますが、すごく効果的なレッスン準備のプロセスです。

そんな「プレレッスン」について、その効果とポイントについて、今回は考えてみたいと思います。


プレレッスンのやり方

プレレッスンのやり方は自由で、どんなやり方でも大丈夫です。

自分以外に最低1人、または2~3人の協力者を集めて、その人(たち)の前で模擬レッスンを行います。

頭の中でレッスンの流れをシュミレートするのは多くの人が行っていると思いますが、実際に人を前にしてやってみて初めて気づくことが多くあります。論より証拠、机上の空論、案ずるより産むが易しという言葉を理解する瞬間です。

助言をもらう際のポイント

プレレッスンをしたら、ぜひ参加者から助言をもらうようにしてください。
自分でも上手くいった点、そうでなかった点はある程度分かるのですが、実際にレッスンを受けた側としての、自分では気づかなかった点まで意見をもらうことができます。

意見をもらう際は、まずレッスン全般について以下のような点について助言してもらいましょう。

・レッスンを受けた感想
・レッスンの各パートの所要時間、時間配分の流れ
・上手くいっていると感じたところ
・上手くいっていないと感じたところ、改善したほうがいい点
・詰め込みすぎてないか
・分かりやすさ。どの辺が分かりやすかったか、どの辺がわかりにくかったか
・質問の数と種類は適当だったか。多すぎなかったか、少なすぎなかったか
・イエス・キリストのことを学べたか

とくに気をつけたいのは、イエス・キリストのことを学ぶところがあったかどうか、です。

イエス・キリストのことを特段学ばないテーマのレッスンであっても、レッスンはイエス・キリストのような人物になるための方法を学ぶものであり、イエス・キリストの福音をどう生活に応用するかを学ぶ機会です。

だから、どんなテーマでもイエス・キリストに結びつけて、イエス・キリストのことを学べる部分があるかどうかを助言してもらってください。

また、レッスンのメインワークの活動について、またそこで問いかける「霊感を招く質問」についても、以下のような点を助言してもらいましょう。

・霊感を招く質問をどう感じたか
・質問の言葉はどうだったか、分かりやすかったか、分かりづらかったか。どの辺がそう思ったか
・話し合いを促す質問だったか
・特定の答えを誘導するような質問ではなかったか
・決まりきったことを問うような質問になってなかったか
・論争を巻き起こすような質問になってなかったか
・複雑な質問(難しい言葉、概念、「入れ子質問」など)になっていなかったか
・質問のシンプルさはどうだったか、シンプルな質問になっていたか
・質問はポジティブなものだったか、ネガティブすぎてないか

または、プレレッスンの時間が取れない時もあります。
その際は、「霊感を招く質問」についてだけでも、助言をもらうといいと思います。もう少し時間があるなら、メインワークだけでも行ってみるのも方法の一つです。

プレレッスンで分かることは、自分にとってもしかしたらダメージを負うようなことかもしれません。しかし、それが改善できれば、あなたのレッスンは格段に良くなると思います。

そのためには、まず自分のクセ、レッスン実践のパターンを見極め、改善すべき点は素直に改善してみましょう。

自ら進んでへりくだれる一つの機会です。

プレレッスンに出る側として

筆者の伝道部では、宣教師を助ける一つの手段として会員参加による「模擬レッスン(いわゆるプレレッスン)」がたくさん行われてきました。筆者も、何回も参加しています。

あなたのプレレッスンに参加して助言してくれる協力者は、別の機会では教師側になるかもしれませんし、その際は、今度はあなたがプレレッスンに参加する側になるかもしれません。

そこで助言を求められた際には、良かった点と、そうでなかった点の両方を伝えるようにしましょう。良かった点だけしかなかったらそれを伝え、そうでなかった点だけしか伝えないことのないようにしてください。良くない点だけだと、教師はレッスン全体が失敗だったと勘違いしてしまうからです。

なので「全体はすごく良かったが、ここを改善するとさらによくなるよ」と助言してあげてください。

霊感を招く質問については率直に、とくに質問の言葉づかいや難しすぎてないかについて、そこは教師だけでは分からないことが多いので(言葉が難しすぎても教師にとっては簡単な言葉だったりします)、助言を伝えるようにしましょう。

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