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結婚できる人は「家族歴史をがんばった人!」

筆者が所属している末日聖徒イエス・キリスト教会では、人は死んでも終わりではなく、肉体は死んでも霊の状態で死後も存在し続け、然るべき時に完全な肉体とともに復活すると信じています。

そのため、教会では亡くなった自分の先祖の人たちがイエス・キリストの福音を知り、改宗し、救いに必要な儀式を受けられるように、先祖の情報を集めて先祖の代わりに代理で儀式を受ける家族歴史、神殿活動というものがあります。

今回は、そんな家族歴史にまつわる筆者の経験と、この業に対する極めて大いなる祝福についてご紹介したいと思います。


ある神権会のレッスンで指導者が言った、筆者の人生を変えた言葉

2000年代の初期の頃だったと思います。
その日、筆者はある指導者から人生を大きく変える言葉を聞くことになりました。

その日曜日に筆者は、自分が集う地元のワードの神権会のレッスンに参加していました。その日のレッスンのテーマは神殿結婚だったと思います。
で、話し合いの時間が始まった時に、筆者と同じグループでディスカッションをしていた地方部の指導者はこんなことを言い出しました。

「どんな人が結婚できるか知っていますか?」

当時筆者は世間で結婚適齢期と言われる年齢にあり、神殿で結婚したいなあ、いや神殿で結婚するゾ! と強く決意していた矢先だったので、とても興味を惹かれてその話を聞いていました。

「結婚できる人には2種類あって、まず一つは『SA(独身会員)の活動をがんばった人』」

とその指導者はいいました。
なるほど、たしかに教会の独身会員の活動をがんばれば、出会いも多くなり、互いを知り合う機会も増えて結婚につながるだろうな、と納得しました。

じゃあ、もう一つはどんな人が結婚できるのだろうか。やっぱり伝道に出た人かなあ……と思っていたら、その指導者は意外にもこういったのです。

「もう一つは『系図をがんばった人』」 

(注:昔は家族歴史は系図と呼ばれていました)

それを聞いて筆者はとても驚きました。系図ッ!? なんで?
なんで系図(家族歴史)をがんばった人が結婚できるの??
筆者の頭の上では、はてなマークのラインダンスが始まっていたのですが、確かにその指導者は言ったのです、結婚できるのは系図(家族歴史)をがんばった人だと。

私は、その時なぜかその言葉が強く印象に残り、よし、じゃあちょっと系図やってみるか! といって家族歴史活動を始めたのです。

系図を調べたら、結婚した!!

もともと家族歴史は4代前の一系統の先祖までは調べていたのですが、それで終わりではなく、ワードで家族歴史に詳しい人に話を聞くと、調べられるところまでまずやってみましょう、ということでした。

その日から、筆者は家族歴史を探求し、先祖の情報を集めては神殿の儀式のための用紙に書き込む日々が始まったのです(なんと当時は家族歴史は“手書き”だったのです。恐ろしや……)。

で、その結果どうなったのかというと、まず家族歴史を本格的に始めたあたりにある女性に交際を申し込み、その時点で見つかったご先祖の死者のバプテスマの儀式が終わったあたりで、結婚が決まりました。

もちろんその間いろいろあって、必ずしも順調にいったわけではなかったのですが、それでも何とかその女性と愛を深め、今は家に変えるとその女性、妻が「おかえり」と言ってくれます。

まさに、「結婚できるのは家族歴史をがんばった人」になってしまったのです。

その後いろいろな人に話を聞くと、実際に家族歴史をがんばったら結婚できたという人がとても多くいらっしゃって、驚きました。私の系図の師匠の一人もそうだったのです。

人生の岐路に立った時に、家族歴史を通じて先祖が助けてくれる!

その後も、就職、転職など、人生の重要な転換点では家族歴史をがんばり、その都度、驚くような大きな祝福を受けてきました。
逆境、人生のチャレンジに遭った時も、収入が低くて非常に惨めな思いをして打ちのめされた時にも(今も少ない)、家族歴史に取り組むと不思議と人生がうまくいきだすのです。

もし、いま結婚を望まれている方や人生のチャレンジに遭っている方、人生の岐路に立っている方がいらっしゃったら、ぜひ家族歴史の業を行われることをオススメします。

何をどこから、どう始めればいいのかわからないという方は(筆者もそうでした)、必ずどこのワード、支部、ステーク、地方部にも家族歴史に詳しいスペシャルな方がいらっしゃいます。その方を紹介してもらえるよう、ビショップや支部会長さんに相談してみてください(毎週ZOOMでの有志による相談会も開催されています)。

また、もし家族歴史は親がやって終わっているよ、という二世、三世の方、じつは家族歴史には終わりがないのです。終わったと思っても、探すと不思議と新しく先祖の情報が見つかるのです。
なので、ぜひ取り組んでみてください。
青少年の方々だったら、進学に大きな祝福があると思います。

きっと皆さんの人生が大きく変わります!

家族歴史に関する指導者の言葉

筆者の中で本当に不思議で驚くべき家族歴史の業に関して、預言者や指導者、主ご自身の言葉を最後に紹介したいと思います。

「さて,わたしの親愛なる兄弟姉妹たち,わたしはあなたがたに断言します。これらは死者と生者に関する原則であり,わたしたちの救いに関して軽々しく見過ごすことのできないものです。彼らの救いはわたしたちの救いにとって必要であり,不可欠だからです。それは,パウロが先祖について,わたしたちなしには彼らが完全な者とされることはないと言っているように,わたしたちの死者なしには,わたしたちも完全な者とされることはないのです」

教義と聖約128章15節 ジョセフ・スミス

「私たちがこの世で神から受けている最も大きな責任は、死者を探し求めることです」

デビッド・A・べドナー長老

「わたしは証します。皆さんの生活が現在どれほどすばらしくても、あるいはどれほど厳しく悲惨であっても、神殿・家族歴史活動に携われば、それは良くなります。
……わたしは証します。先祖を助けることに真剣に取り組んでいる姿を主に示すとき、天は開かれ、必要なものがすべて与えられることでしょう」

ウェンディ・W・ネルソン姉妹

「この業に全力を尽くす人は、ただ系図を集めるだけでなく、幕のかなたから助けを受けることができると、わたしは感じています。幕のかなたにいる人々を助けようとする人は、だれでも、代わりに、人生の諸事全般について助けを得られます。
……幕のかなたへ去った人々に助けを与えるとき、幕のかなたから、わたしたちに助けが与えられます」

ジョン・A・ウィッツォー長老

「見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。
彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる。これはわたしが来て、のろいをもってこの国を撃つことのないようにするためである」

マラキ書4章5-6

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