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「私に従ってきなさい」の隠れたメリット

家庭での日々の聖文研究のプログラムである「私に従ってきなさい」、各ご家庭でどのように取り組んでいますでしょうか。

このプログラムはパンデミックによる教会に集えない期間に合わせたかのように、事前に預言者を通して与えられたプログラムであり、その意味では非常に重要な役割を果たしました。

パンデミックが明けて、教会での集会が開けるようになってからも、このプログラムによる聖典学習、研究の恩恵は大きなものになっています。

さて、今回は、この「私に従ってきなさい」の隠れた恩恵、メリットについて、筆者が感じていることを分かち合っていけたらと思います。


人生における「家庭での会話、対話、雑談」の効能

親子の間のコミュニケーションには様々な機会や方法がありますが、特に重要なものが「会話」です。

子育てや子どもの成長にとって、親との会話は非常に大きな意味を持っています。親が子供にどのような声をかけるかによって、子供の思考パターンが形作られていき、声のかけ方次第では子供の心を豊かにもし、または子供の心にマイナスの影響を及ぼしてしまうことさえあります。

賢明な親であれば、子供にどんな言葉をかけるかは、非常に気を使っているのではないかと思います。

この声をかけることと並行して、とても重要なものが親子間での「意味のない会話」、いわゆる「雑談」です。

この雑談も、子どもの内面を広げ、子供が他者とのコミュニケーションの方法を学ぶ上で、非常に大きな意味を持っていると言われています。

親から何気なくかけてもらえる言葉、損得やしつけや指示などとは無関係の内容のない会話、気楽な言葉のやり取りほど、子供を安心させ、また他者との良好な関係性や築くために、距離感を理解するためにありがたいものはないのではないかと感じています。

神様との関係も、この世の親子関係と同じです。
祈りによる父なる神様(私たちの霊の父)との会話は、神様との関係性を築き、また私たちの霊を慰め、強め、希望を灯す上で、とても大切なことです。

「私に従ってきなさい」で親子の会話が増える!

そんな中で、毎日の「私に従ってきなさい」のプログラムは、親子の会話を促進させる非常に優れた機会になると思います。

親子の会話で大事なのは、親からの一方通行的な話ではなく、対話、すなわち子供の方からも話す言葉のキャッチボールだと思います。

その際に、親は子供にとって安心して話せる相手であると、非常に子供の心の安定を生みます。また、他者とのコミュニケーションにおいても、良好なものを築く備えとなります。

そうした対話が自然に生まれる一つの機会が、この「私に従ってきなさい」です。

とくに、聖句やその背景、内容などに対して、霊感を招く質問を親子で分かち合う時に、そこにはごくごく自然な、肩肘張らない、雑談、対話が生まれます。

親子間の話題は、一致したものを探すのはなかなか難しいですが、「私に従ってきなさい」のレッスンをきっかけに話が広がっていけば、自然と胸中の話題や子供が日々思っていること、感じていることを安心して分かち合うとてもいい機会になると思います。

他者とのコミュニケーション、会話は、どこかで緊張するものです。完全に心を許せる相手となると、本当にごく限られた人数になります。

しかし、親は、子供にとって最も身近な完全に心を許せる相手となれる存在の一人です。しかも、福音を知っている親となると、子供にとってコミュニケーションを学ぶ相手としてこれ以上ないくらいの最高の相手なのです。

もし何か親子間で問題を抱える場合は、この親子の会話はその問題を乗り越えるための大きな助けになると思います。そうした時に、変わらなければならないのは子供の方ではなく、往々にして親の方です。

筆者自身も含めて、親自身の考え方や他者に対する思いに、改善しなければならないものがあるかどうか、親は内省することがポイントになると思います。

親が変わろうとすれば、それは子供との会話、コミュニケーションに現れます。そうした小さな変化から、良好な親子関係が築かれていくのではないかと思います。

繰り返しますが、安心して会話できる相手とのコミュニケーションは、健全な人間関係を構築するための最も重要な機会です。
その1つの方法として、「私に従ってきなさい」は、得難い機会を家族、親子に与えてくれるものなのです。

筆者は正直、知らない人との雑談がすごく苦手です。何を話していいのか悩みます。

でも、「私に従ってきなさい」でディスカッションすれば、子供と気兼ねなく、親子の会話をすることができます。

その意味でも、ぜひこの「私に従ってきなさい」のプログラムに取り組んでいきたいと思います。

毎日が難しければ、週一でもいいと思います。できるところから、始めてみるといいのではないかと思います。

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