花から始まる生活
なにがきっかけだったのだろう。
東京で大学生活を送りながら、大阪の実家に花を毎月送っていた。
自分で買って送っていたわけではない。サブスクだ。
毎月ポストに投函されるらしい(母親談)。
バイト生活の大学生でもできたので、興味がある人はおすすめです。
さあ、実家に帰ってきてそのサブスクも止めてしまった。
もともと植物好きな母親ではあるが、花瓶に生ける花ではなく、
鉢植えで育てている。もちろんそれも綺麗だけれど、花瓶に生けられた花にしかない美しさがやはりあるように思う。
先日、京都に行った際にふらっと立ち寄ったお店で「一輪差し」を買った。
そうだ、一輪だけでも花がある生活っていいじゃないか。
花屋さんでその時期の花を選ぶ、その花を鞄に入れず持ち歩いて帰る。
それだけで「生活の勝者」になれる気がする。
そこから始まる生活もあるのだ。