ピラミッドストラクチャー

■ピラミッドストラクチャーとは
ある主張に対して、それはなぜなのかの根拠を組み立ててピラミッド型の理論構造を作ること。

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■何のために使うのか?
自分の理解を深めるため
説得力を増すため

■作り方 いきなりピラミッドストラクチャーを作らない
1.イシューを特定する
何が問題なのかを明確にする。イシューはとらえる人によって間違って捉えてしまったり検討過程でズレてしまいやすいので注意が必要。疑問文でつくることでズレが起きにくい。
「この商品の利益を上げるためにはどうしたらいいか?」
「アジア市場に進出すべきか?」

2.枠組みを決める
どんな枠組みでイシューに対する答えを出せばいいかを決める。
有名なフレームワークに3C(自社、他社、市場)などがあるが、具体的な疑問文で枠組みを決める。
漏れや抜けがないことが最も重要だが、判断する人の疑問を想像することもポイントのひとつ。
「市場のニーズはなにか?」「自社の商品はニーズに合っているか?」
「他社の商品はニーズに合っているか?」

3.枠組みに対しての仮説の結論を立てる

4.情報を元に枠組みに対する仮説が正しいか検証する
ピラミッドの最下部である情報から組み立てる。
情報は一般論(ルール)と観察事項に分けられる。
一般論とは「電子機器のトレンドは年々高機能化している」など。間違っている場合があるので注意が必要。
観察事項とは「市場調査にしたところユーザーは機能の違いで購入していた」など。
仮説が「ユーザーが必要とする新機能をつける」
一般論と観察事項から仮説が導き出せるならOK(演繹法)
一般論はすでにあるルールでもいいが、いくつかの観察事項から一般論化することもできる(帰納法)

5.主張を導き出す
仮説が正しければ、それをキーメッセージとして、主張を導き出す。

6.キーメッセージ、根拠を再確認する(なぜなぜ)
今度はピラミッドの上から、理論的に成り立っているか、漏れや抜けがないかを再確認する。
理論に穴があれば再度構築し直す。

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