「いじめてないですよ」って言う、県の担当者との協議
去年とまったく同じイベントを、
去年とまったく同じ書類を揃えて提出したのに、
「これでは許可ができない」と言う県の担当者。
「なぜですか?去年と今年の違いはなんですか?」
できない理由を問うているのに、
明確な答えはない県の担当者。
「一筆書いてもらえば・・・」
「一筆ってなんですか?書く目的がわからなければ何を書いていいのか、わかりません。その書く目的を、何に沿うように書けばいいのか、文書で教えてください」
「そんなの言えるのかな・・・」
今から行きます!
ということで、雷雨のなか、
県の出先機関に、他の職員とともに出向きました。
県の担当者2人のうち、
黒幕の方は、名刺すらくれません。
目も合いません。
これは、結構な戦闘モードですね。
黒幕担当者に言わされる上司、開口一番、
「いじめてるわけじゃないんです」
なんだと、クォラァ??(あら下品w)
それは、いじめてるヤツが言うセリフやん。
めちゃめちゃ久しぶりに聞いたわ。
「え?いじめられてるんですか?」
と、面白いから聞き直したら、
「だから、いじめてるわけじゃないんです」とおっしゃる。
「これは虐待じゃなく、躾だ、この子のためにやってる」
と言いながら、殴りまくる大人みたい。
「去年までの手続きが整理できてなかったので」
というのが、
前回許可できたことが、
今回許可できない理由だと言うのです。
毎年、そういうことを言われて、その都度、
県がおっしゃる条件に合わせて書類を作成してきた我々。
またかよ💢
(私は1年目なので初めてですが)
君たち、いったいいつになったら整理できるんや?
無能か?
もう10年、毎年やってるで。
許可する君たちに、問題はないんか?
まずは君たちが謝らなあかんのちゃうんか?
あん?(やだ、下品w)
とにかく、その許可がないとイベントができないので、
なんとか県の担当者のおっしゃるとおりに、
今年の申請書類を整えることが第一ミッション。
もし万一イベントができなかったとき、
損害賠償を回避するように、
全力で努力した跡を残すことは、
私たちの今回の最低限ミッション。
それは行きの車の中で確認しました。
あの、人を馬鹿にした態度は、久々に見る、
いじめドラマみたいでした。
それでも、市の私たち職員は、
怒りの気持ち(去年許可を受けたやり方で何がだめなのか!)
をぐっと我慢しながら、
県からの事情聴取に答えるわけです。
とはいえ、
県だってそのイベントが開催できないとなると、
自分たちがその理由を説明しなければならないわけで、
それをわかってて、覚悟もできてる私ときたら、
強いもんです。
だって、
去年できた許可が
今年できない理由を、
行政機関として公表できる理由が、ないのですから。
県の担当者が、
これはできるか?あればできるか?と
聞いてくる質問すべてに、
「ああ、それはできませんね、なぜなら・・・」
「ああ、無理ですね、なぜなら・・・」
すべてNO回答な私(笑)
県が許可しないんだったら、それでええやん、
許可しないという判断ができるもんならやってみぃ
という、私の心の中。
必要な文書が何になるか、
結局文書を作らされるだろうから、
確実にメモをとるため、こっそり録音してたんですが、
私はイキがいい。
(「攻めてる」「冷静に切れてる」と後で言われました)
もしかしたら、弱った子犬のように、背中を丸め、
困り果てて泣きそうになる市役所職員の姿を見たくて、
期待してたのかもね。
そんなことには、ならないですよ~。
だって、相手は私です(笑)。
議員や市民団体や自治会とガチで
にこやかにやりあってきた市役所職員としての自信が
背中をまっすぐにします。
この件について、
説明しなければならない、
判断しなければならないのは、県ですから。
許可しないという判断、してみろよ。(やだ下品)
だんだん、県からの質問がなくなって、
焦って、譲歩しようとする県の担当者。
言葉がだんだん弱くなってきます。
苦し紛れの提案があり、
「ああ、それならできます!」(笑顔)
そろそろ折れてやらないと。
手打ちの案ができ、
なんとか許可はいただけそうです。
どうせ、「許可しない」なんて判断、
できなかったくせにね(笑)
その協議の間、
「いじめているわけじゃない」と何度も言う県の担当者。
その表情、態度。
いじめている人が言うセリフに、
思わず、吹き出す私。
それを言うたびに、
「ああ、そうでしょうね」(笑顔)
と答えてた私。
いじめてる人は、そう言うでしょうね、と言う意味です。
わかってるかな?
最後は、おかしくて、声を出して笑っちゃいました。
他に、いろいろいや~な指摘をされました。
言葉遣いだとか、態度だとか。
まずは謝り、理由を説明し(ここで言い返す)、
「でも気分を悪くされたのなら申し訳ない」で締める
三段構成で対応しました。
こんなの簡単なものです。
むしろ、県職員だからやりやすい。
「私は謝ってますけど?」が通じる。
特に市民にはなかなか通じない。
「税金払ってる」発言されたら、
どこを落としどころにするのか、その人によるので、
落としどころに窮するものがあります。
(数をかぞえながら沈黙することをオススメします。困らせたいだけなので、とりあえず困っておきましょう。あとは時間です。)
「○○(ことり)さんが、冷静に言い返してくれたので、
救われました。」
と同席した職員が言ってくれました。
県との窓口になり、走り回ってくれた彼は、
本当に我慢強く、交渉してくれました。
私たちは4人で、それぞれの長所をいかして
県の職員と対峙したと思います。
チームワークだな~と。
ああ、しんどかった。
でも終わったわけではなく、
これからも彼のいじめは続くでしょう。
途中、
「あら、県の皆さんは、
県民が挨拶に来たときに、
自分のところに来なかったと言って、
ご気分を害されるんですね。
私たち市の職員は、
市民が市役所のどこかに来て挨拶されたら、
自分も挨拶してもらったと思うし、
来てたよって連絡もするんですよ。
横のつながりがあって、仲がいいので。」
と言ったら、うつむいて沈黙したので
どうしたのかな?と思ったら、
どうやらその担当者は職場でも、
浮いている存在らしいです。
ちょっと心にショックだったかしら?
で、
挨拶ってなんやねん、
そんなん行政手続きに必要なのか?
聞いたことないし、考えたこともないわ。
そういうのを「いじめてる」って言うんじゃないの?
イベントが終わったら、
この許可判断基準、過程を記録されるんですか?
と尋ねておきます。
そして、間を置いてから、
県民として、
○○県公文書の管理に関する条例第4条に基づく
行政処分に関する意思決定過程が記録された
公文書の開示請求をします。
この県条例には、
行政処分という意思決定に至った過程を記録し、
判断を後々検証できるように、
県のすべての機関は
文書を作成することになっています。
そして、今年、
これで許可できた理由を手元に置いておきます。
来年こそ、同じようなことにならないように。
もちろん、
去年の分も請求します。
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