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地方自治体の仕事の進め方は、「デジタルで変革」しかないってお気づきのことと拝察します。

市役所で企画、情報、行政改革を担当しています。

コロナ禍を経験し、
特に地方自治体の仕事の進め方、という点から
DXに感じることをnoteしようと思います。

①市や町によって手続きにこんなに違いがあるとは

②国は市や町を競わせようとしているよね

③行政はいまだに紙、電話、そしてまだ現金かよ

④行政は成功体験を持つ高齢者が動かしている・・・😣


①市や町によって手続きにこんなに違いがあるとは

ワクチン接種、給付金振込、抗原キット、学校行事…
住所の○○市や○○町によってルールが違う、時期が違う、なんて、コロナ禍がやってくるまで、ご存知でした?

市によって違うから、市役所も自分の市の進め方しか知らない。。。

ワクチン接種や給付金の手続きに、お手伝いが必要な家族がいて、
いろんな自治体に別れて住んでいたら、
各自治体のルールをそれぞれ調べて手続きしなくてはいけませんでした。
親切な娘さん息子さんが全国にたくさんいて、お困りだったと知っています。
そこで、各自治体のルール説明がわかりやすいか?と言ったら、
これが全然わかりやすいわけもなく、
詳しくは電話で問い合せって、いったいどういうこと?
…です。

②国は市や町を競わせようとしているよね

お気づきかもしれません。
マイナンバーカード取得も、接種率も、給付金交付状況も、人口減少率も、学力も、国は自治体毎に数値を発表して、国からの補助金額も競わせるようにあおってきます。

こんな状況で、広域連携なんて、市どうしの連携、助け合いなんてできると本気で考えているのだとしたら、頭の中お花畑ですよね…
複数の市で協力する広域連携って、私は必要だと思うんです。

小さい自治体が独自の仕事のやり方をしていて、
いいのかどうか。持続可能なのか。

基礎的な自治体共通の仕事は、
みんなで同じやり方をするのがよいこともあるよね。

それができるように調整するのが広域連携なんだけど。
職員の人材確保が課題になるその前に、
広域連携をして定型仕事はシンプルにしておいた方が、
持続可能なんだけど・・・

③行政はいまだに紙、電話、そしてまだ現金かよ

市役所で何か手続きしようと思ったら、
未だに、市役所に電話して、尋ねて、訪ねて、
紙に書いて、免許証見せて、コインや紙幣というお金を扱って、
紙をいっぱいもらって…というやり方です。

職員から言うなら、
電話が職場にかかってきて、手元の仕事を中断して、
話を聞き出して、説明して、
その最中に実際に窓口に人がやってきて、応対して、
紙に書いてもらった内容を打ちこんで、
預かった現金を銀行窓口に持参して納めたら、
報告書つくってますからね(笑)

これ、本当に
そんな手間をかけなくちゃいけないところなの?
と思うわけです。

④行政は成功体験を持つ高齢者が動かしているって😣

これ、なんとかしよう!と思っても、
決めるのは課題意識のない高齢者だったりしませんか?

昔はそれでやってきたのにおかしい、
むしろ、今は人口が減って、取り扱い件数が減って、
わしらの頃より楽になってるはず!
…みたいな目でこちらを見て、
最近の子らはか弱いなぁ、みたいに言う。

挙げ句に、
デジタルに対応できない人はどうするねん💢と
威張るように指摘してくる。
まるで鬼の首をとったように。

時代に合わせて変えようとやる気のある職員をいじめる、
意地悪発言とはつゆとも思わず。

できなければ、できるように個別にサポートすればいいし、
できる人の方が多いし、時代と共に多くなるんだから…

自分がわからなくても、
時代がそうだと気づいて欲しい。
気づかないなら、ビジネスパーソンとして
・・・終わってるよ😣


そのうち、
「いまどき紙かよ」
「まだ書かすんかい」
「キャッシュレス支払いがないってまじかよ」
と心の中で思って、
黙ってがっかりしている人たちが
離れて行っちゃうよね。

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