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SP404mk2のオリジナルカスタムスキンを作ったよ!

皆様ごきげんよう。
LLSY music & V ch.のレーシーです。
ローランドの大人気サンプラー、SP404mk2をようやく買いました!
早速配信なんかで使ってみてたのですが

やっぱり見た目が黒いなぁと、、
サンプラーとしては大定番でユーザも多いSP404mk2ですが、ローランド公式からテンプレートが出ていてカスタムスキンに興味がある人も多いのではないでしょうか?

すきなスキンを買ってきて貼り付けるのもいいですが、やっぱり自分オリジナルのデザインとか欲しいなって思っている人は私だけじゃないはず。。

ということで作ってみましたカスタムスキン!!

モデル立ち絵とロゴをあしらったオリジナルデザイン!

めちゃくちゃかわいくなりました!

我ながらサイドのロゴの位置は完璧なんじゃないかと思ってます。
自分の好きなカラーやデザインの見た目になることでますます触りたくなりますね!やっぱり音楽機材においてテンションの上がる見た目なのは一番大事。

もちろん既成のスキンでイメチェンもいいのですが、自分でデザインした自分だけのオリジナルというのはすごく特別感があっていいです。

私はボカロP/VTuberとして活動をしていて、ふだんはボカロ曲を作っているのですが

サンプラーとしてはMPC ONEでLofi-Hiphopの世界にも少し踏み入れてみたこともありました。

https://youtu.be/n8b0mG0b_Is?si=34dO0Cj9UVEKIKjL

MPCはスタンドアロンのサンプラーとしてはかなり完成されていて、とても満足度も高かったのですが、サイズがすこし大きかったりMPC特有のダイナミクスの小さなぺったりした音(あれが"それっぽさ"を生み出してもくれてるのですが)が他の機材と組み合わせて使う時に違和感になったりということがあったので、SP404mk2の購入は以前から考えていました。

ただ登場時は品薄&転売問題全盛期。
在庫が安定してきてもほかの機材を優先したりとなかなかタイミングがなかったのですが、VTuberとしてデビューして活動していく中でオリジナルの機材を作りたいと思うようにもなってきました。

機材ラックの使ってないスロットにブランクパネルを入れることは多いかと思いますが、立ち絵やいただいたFAなんかをデザインしてプリントしたりもしています。

特に私はピンクが好きでデスク周りのカラーも統一しようと頑張っていたので、前々から欲しくてしかも自分のオリジナルデザインにできるかもしれないSP404mk2はなかなかにいい買い物ではと思うようになってきていました。

素の状態でもガンメタみたいな質感の良いアルミでかっこいいです。

ということでSP404mk2を買ってみたのですが、スキンってどこで作ればいいのかわからない、、
テンプレートはあるのだからファイルを作って、コンビニのシール印刷を使ったり印刷会社さんのシール印刷とかでプリントしてカッティングナイフとかで切り出していけばいいのかな。。と悩んでいたのですが、そんな折にこちらのブログ記事を発見!

島村楽器名古屋パルコ店といえばRoland Planetの方がいたり、シンセサイザー好きな方ならYoutubeやブログ等で見たことのある方も多いのではないでしょうか?
私も春先のイベント帰りに一度お邪魔したことがあり、モジュラーが置いてあったりシンセコーナーの充実度に驚いたことがあります。
あの時は結局Aira CompactのJ-6を買って帰った気がします。

ただ私が見た時点で記事の投稿日は2022年(今は更新されています)
いまでもやってるのかな~とおそるおそる電話したらやっていますとのこと。
担当の方につないでいただき制作をお願いすることができました!

実際は担当の方とメールでやり取りしながら進めていったのですが、興味がある方の参考になるようどういうことを準備したり用意したりすればいいのかを少し書いてみようと思います。

テンプレートを使ってオリジナルのデザインを考えよう!

まずRolandさんのサイトからテンプレートをダウンロードしてきます。

ダウンロードしたアウトラインには.aiファイルとpdfファイルが含まれています。
ご自身の使うソフトにあった方で開きましょう。
私はAffinity Designerというソフトを使って.aiファイルを開きました。

オリジナルのデザインを作ります。

オリジナルのデザインを作っていきます。
テンプレートのファイルでは各印字類もカーブ化されているので時間を書ければ自分の好きなフォントで文字を打ち直したりすることもできます。

その後作成したファイルを送ります。
Adobe illustratorが使える方なら.aiファイルがよいでしょう。
私は使用していないのでどのような形式で提出するのがいいだろうかと考えpdfとpngファイルを添付して送りました。
デザイン系ソフトは私も不得手なので詳しいことはよくわからないのですが、CMYKで制作したものを画像データに落とし込む際に色味が変わって見えてしまうことがあるので送信前にしっかりファイルは確認しておきましょう。

その後しばらくすると見積もりと印刷会社さんからのサンプル画像が担当者さんを通して送られてきます。
島村楽器名古屋パルコ店さんのブログにも書かれておりますが、2024年年末時点でのカスタムオーダーは3枚からの制作と印刷用データ作成料、送料がかかります。

支払いが完了すればあとは待つだけ!

とどいたよ

2枚目のやつはすでにはがした後です。

クリスマス後とかいうわけのわからない時期にご依頼させていただいたのですが、支払いが終わって3日ほどで届きました。
年の瀬の忙しい時期なのに個人オーダーにしっかり対応していただけてありがたい限りです。。

カスタムスキンの貼り付け方はRoland公式サイトにもあるし島村楽器さんのDigilandチャンネルでも紹介があります。

製品には上記動画へのリンクとアドバイスの書かれた紙が同封されていました。
のり面を霧吹きで湿らせて水貼りするときれいに貼れるらしいです。
が、私は最初その紙に気付かずRoland公式サイトの貼り方ページみたいなところを見ながら貼ってしまいました。。
ただそれでもしっかりきれいに貼れました。

非常にクオリティの高い印刷

印刷のクオリティはさすが専門業者様という感じ。
実は貼り付けの時に途中で歪んでしまって、少し剝がして貼り直してということをしたのですが全く皴になったり痛んだりということはありませんでした。

実は真ん中あたりから貼り直してるのですが、全くそんなそぶりはありません

紙の質も非常にいいのでしょうが、プリントに関しても印刷方法かインクの関係かわかりませんが、カチューシャの黒い部分や背景・ロゴのピンクの部分はすこしざらざらした感触、肌や髪などの白系の部分はつるっとした感触になっていました。
ちなみに全体的にどういう処理にしたい!とかこういう印刷にしたい!というのがあればオプションでいろいろ受け付けてくれるようです。
こだわりのある方は相談してみましょう!

かわいい!

発色もソフトで作ったデザイン通りで、濃い色のオリジナルパネルに貼り付けても透けたり色味が変わって見えることはありません。

正直ぺらっとしたシールとかになるのかなと思っていたので、ここまでクオリティの高いものになるとは思いませんでした。
3枚あるのでボロボロになったら貼り直そうと思っていましたが、家で普通に使う分にはそうそう痛むこともなさそうです。

MPC ONEユーザーとしてのSP404mk2はどうなの?

実際MPC ONEをすでに使っていてSP404mk2を買い足したわけですが、結局のところそこの部分がどうだったのかという話をしていませんでした。
SP404mk2のファームウエアは4.04になっており、トラックメイク機能も充実しているとのことでしたが、やはりシーケンスを組むという点ではMPC ONEのほうが2枚も3枚も上手です。
特に私のようにビートメイクに慣れていない人だと、打ち込んだ後にピアノロールを開いてナッジが簡単にできるところが非常に大きいです。
ソフトシンセを内蔵していたり、ほぼDAWといっても構わないような機能をスタンドアロンで備えてるMPC ONEは驚異的です。
またMPC2のステム分解機能もあります。
対してサンプルをエディットしたりエフェクトをかけながらシーケンスをつなげていくみたいな作業がMPCでは非常に難しかった(マスターエフェクトのパラメータをさわるために、シーケンスを切り替えれる画面からだいぶ深く潜らなければいけなかった)のでリアルタイムでガンガンエフェクトをかけていけるSP404mk2はより直感的です。
サンプルの処理もワンアクション必要だったMPCとちがい、パッドを選んで即シンク!リバース!とやっていけるので非常に直感的。
私はTR-8Sユーザーでもあるのですが、Roland製品にありがちなここのメニューから階層潜っていって、、みたいなのがありません。
TR-8Sもとてもいいドラムマシンですが、2mixからパラに切り替えたりMIDIのRXTX信号を切り替えるときとかにユーティリティからひたすらValueノブで潜っていかないといけなかったり、エフェクトの設定を2行しかない画面で1つずつ設定していかないといけなかったりかなり面倒さはありました。
SP404mk2はいつものShift+何かみたいなのはありますが、むしろそれしかないので基本表に出ているボタン類+シフト操作の2通りですべてが完結するようになっています。

エフェクトのクオリティはとても高いです。
効きのいいフィルターや評判の良いVynal Simulatorが注目されがちですが、個人的にはフランジャーのかかり方に感動を覚えました。
ドラムパート込みの曲全体にかけて、あれだけ"かかってほしいところにだけかかってくれる"フランジャーは初めてです。
SPは通すだけで音が変わる、繊細な感じではないみたいな意見をよく目にしていたのですが、正直MPCから比べると相当ナチュラルです。
Chase BlissやStrymonみたいな細やかさは確かにないですが、トラック全体にかけると考えるとかなりバランスよく仕上がってるように感じます。

後個人的に一番素晴らしい点は、USB Type-Cで動くところ。
もちろん宣伝しているモバイルバッテリーで動くよ!というのもアピールポイントだと思うのですが、ACアダプターがなくてもスマホの充電器で動くというのはものすごいメリットに感じます。MPC ONEの1/2くらいのサイズですが、サイズ感以上にACアダプターがなくてもいいというのは本当に身軽になれます。

なにもかもできる!みたいな詰込みがなく操作性を考えた機能の割り切りが非常に秀逸。得意なところはとことん得意だし苦手なところは苦手。この子のキャラクターに合わせ「どういうふうに使っていこうかな?」ってセットを組み立てていける。

このSP404mk2カスタムスキンは名古屋パルコ店 立浦さんの企画だそうですので、島村楽器の中でも名古屋パルコ店のみで行っているとのことです。
問い合わせる際には気を付けましょう。

また、2025年1月12日名古屋国際会議場白鳥ホールで行われるボーカロイド系のオンリーイベント"Vocaloid Street"、通称ボカストにサークルとして参加する予定で、その際オリジナルCDのサンプル試聴機を兼ねて本機を持っていこうかと思っているので、実物を見てみたい!という方はぜひLLSY musicのブースまでお越しください!
ちょうど名古屋ですので、実物を見てテンション上げてそのままお店へ、、なんていうのもいいかもしれませんね!

当日会場ではYoutubeで先行公開中の新曲「𝕊 𝕥 𝕣 𝕒 𝕨 𝕓 𝕖 𝕣 𝕣 𝕪 𝕄 𝕒 𝕟 𝕚 𝕒」を含む新曲12曲組のオリジナルフルアルバムを販売する予定です。ジャケット&ラベルデザインはVTuber猫島ちくわさんの書き下ろし!旧モデルデザインの名刺やステッカーも持っていくのでぜひお立ち寄りください。

ということでSP404mk2のカスタムスキン制作についてどうでしたでしょうか?
本当にサンプラーのみならずエフェクターとしても使いやすい子だし、ライブで使う方も多いと思います。
そんな時に自分のオリジナルのデザインというのはきっとテンションを挙げてくれると思いますし、DTMの方でもやはり自分の気に入った見た目やオリジナルの見た目はとてもうれしいと思うので、カスタムスキン作りたいけどどこに頼めばいいのかわからない、や、頼んでみたいけどどうすればいいのかなという方は是非参考にしてみてください!

またこのオリジナルカラーのSP404mk2を使ってトラックメイク配信やマシンライブ配信をしたいな~と思ってます

LLSY music


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