見出し画像

Vtuberさんに曲提供をしたよ

皆様ごきげんよう。
LLSY music & V ch.のレーシーです。

先日、Vtuber 花森こまりさんにオリジナル曲を提供しました。

何度かコラボなんかもやらせていただいて、そこから仲良くなってのご縁でした。
普段は自分の曲について振り返ったりすることはないんですが、折角なのでちょっと書いてみようかと思います。

二人で大騒ぎしてるコラボ

オケは1年ほど前からあった曲なのでどう作っていったかはもう覚えてないのですが、歌いやすくかわいい曲にしようという方針で進めてきました。

実質2パートを繰り返していくだけの超シンプルな曲です

実はこの曲、音としてかわいい音はあまり多く入ってません。
印象的なのはイントロで入ってくるかわいらしいシンセベルです。この子があることで全体の雰囲気が華やかになりますね。
高いほうの音はマリンバのサンプルをオートパンで振っています

たしかプリセット

低いほうはUVIのpolymoogの音源で作りました。これで作るとなんでも曇ったような音になるので気持ちいいです。

あとはリズム。
手拍子を3拍入れたくなるようなリズムで進んでいくのでそこの効果も大きい気がします。

見てもらえればわかるようにサブオシレーターにノイズっぽい音も入ってます。

サビで印象的なのは裏メロのリードです。
リードはどうしてもボーカルと帯域がかぶりやすいですが、左右に広げてボーカルの邪魔はしにくい感じにしています。
ベースはワブルベースがたくさん入ってますが、そこまでハードにしてないので意外となじんでいます。

うらメロのリードはグロウルベース系のプリセットが気持ちよかったのでディメンションコーラスで広げています。
シンセベースも入ってますが、オルタネイトで左右に振れるようにしています。空いたセンターにはキックとワブルベース。

個人的に気に入ってるのが間奏。
ランダムに動かしたテーブルとオク下に別のテーブルを置いて汚さと厚さを出しています。ノイズも入っています。
フィルターは一つは普通のLPFだけどパラレルでフォルマントフィルターもおいて、ランダムソースで動かしています。
ビットクラッシャーとコーラスで歪と適度に痛い部分を鳴らして広げています。
それでも全体のかわいい雰囲気が崩れなかったのは一貫してあるリズム感によるものが大きい気もします。

あまり使ったことない音源を使ってます。サスティンが切ってあってリリースを伸ばしてある。あまり歯切れがよすぎてもいまいちだったので。

ボーカルは録りから処理まで外部にお任せしています。
かわいいけどしっかり厚みのある録りは素晴らしいです。前後もピタッと止まっていますね。
宅録で安価な機材が中心だとどうしても薄いボーカルになってしまったり、コンプの使い方がいまいちだと音像がふらふら前後に動いてしまったり逆にパツパツになってしまいますので、しっかりプロにお任せするのがよいと思います。
家でとるならOPTタイプのコンプやチャンネルストリップを使うと失敗しにくいです。
VCAでもdbxのコンプは激安、クリア、使いやすいと3拍子揃ってます。
リイシュー品は歪みやすいものもあるので欲しいキャラクターと相談です。
ラストのディレイも仮歌で私が簡単に入れたものでしたがしっかり意図を汲んで処理してくださってたのでうれしいです。

良くも悪くもオケはシンプルというか、動きがあまりないのでこまりんの歌がしっかり主役に出てきてくれる曲になったかなと思います。
私は普段ボーカルも楽器の一つみたいな作り方をするので、ビートやベースが主役な曲にしがちですが、これは作ったのが結構前ということもあって作曲の拙さが逆にいい方向に出てきてくれたかなという感じです。

MVはノータッチです!
イラストも映像もかわいく仕上がってるのでぜひみんな聞いてみてくださいね。

LLSY music


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?