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ブラックフライデーお買い物記 -ラウドネス値とその呪縛編-

皆様ごきげんよう。

LLSY music ch.初心者DTMerのレーシーです。


そろそろニコニコ動画に音楽を投稿し始めて1年が経とうとしているのですが、初心者っていつまで名乗ってもいいんでしょうね、、


今年は乗船中には何も買わないつもりだったのですが、セールがあるとついつい目移りしてしまうもの、、

いくつか購入したものがあるので紹介してみたいと思います。


今回はAIをつかったEQやコンプで有名なSonibleから、発売されたばかりのMeter Bundleです。


Meter Bundleはtrue:levelとtrue:balanceの2つのプラグインが含まれた、文字通りメータープラグインのバンドルです。



sonible買ったのにsmartシリーズじゃないのかよ!と突っ込みが入りそうですが、そっちはセールになってなかったので、、

前々から、私のような素人こそ、良いメータープラグインが必要なのでは、、と思っていたのでいい機会だと思い飛びつきました。

少し触ってみてとても良いものだと感じた反面、改めてミックスの難しさ、特に折に触れて目にするラウドネスノーマライゼーションについて改めて色々考えるところがあったので書いていこうと思います。




True:Level - ラウドネスの呪縛から抜け出す時


バンドルに含まれる一つ、レベルメーターです。

こちらはAIによる自動リミッター、smart:limiterのメーター部分を抜き出してきたもののようです。

この子の素晴らしいところはピークでも、ラウドネス値でもなくダイナミックレンジを可視化して、ターゲティングできるところでしょう。


先読みピークリミッターの発明により始まった音圧競争は、ストリーミング時代になり、各プラットフォームでラウドネスノーマライゼーションが導入され一旦の終わりをみせたと言われています。


私も音楽を始めた頃、このラウドネスノーマライゼーションについて色々調べ、いろいろな論調があることを知りました。

まぁこの辺りは色々と個人の主張や宗派があるようなので、あまり煙を立てるのもアレなのですが、結局ラウドネス値を意識してミックスするのは本末転倒な気がして、しかし私のような素人にはピークメーターとラウドネスメーターしか頼れるものがないのが事実でもありました。


wavesのサイトには、マスターバスをリミッティングしていくときは、得たものより失ったものの方が大きくなったと感じたらその手前で止める、というようなことが書かれていて、なるほどと思ったことを覚えています。


私は各トラックの処理をしたあと、ある程度ごとにバスでまとめてバスコンプ含め再度処理をして、マスターバスでもコンプをいくつか挟み、、段階を追ってダイナミックレンジを圧縮していくことが多いです。

それでもやはり最終段にかけるリミッターの威力は絶大で、自分の耳が信じられず、こういうところがプロとの違いなのだろうなと痛感していました。


本題、True:Levelのお話に戻ります。

このメータープラグインの素晴らしいところは、プリセットからジャンルを選ぶと大体このくらいのダイナミックレンジに収まるものが多いよという範囲を視覚的に表示し、自分の曲のダイナミックレンジがどのあたりを推移しているかを重ねてくれるところです。



縦軸にラウドネス値、横軸にダイナミックレンジをグラフィカルに表示してくれる

真ん中の縦に入っている緑色が、リファレンスのダイナミックレンジ幅です。

勿論その値が絶対というわけではないですが、今までラウドネスメーターとリファレンスのAB比較を行ったり来たりしながらうんうん唸っていたところに、自分の感覚が一般的なところにあるのか目で見てわかる情報が追加されるというのは絶大です。

右上のCheck levelをオンにすれば各値が一般的かどうかの判断をし、ポップアップで教えてくれます。



今回はsonibleのメーターバンドルに含まれるメータープラグイン True:Level の紹介でした。 

私のような自分の耳を信じきれない初心者DTMerにこそ、素晴らしく有用なプラグインなのではと感じました。

買ってよかったです




LLSY music

https://twitter.com/LLeshy555?t=WwtpnGw8Z_f1SNb3pdQcwg&s=09

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