【ホリプロ若手社員による就活リアルトーク!】「あなたはなぜホリプロを選んだのか?」本音で語る座談会
1960年の創業以降、「文化をプロモートする人間産業」という社是のもと、創立されたホリプロ。「芸能事務所」のイメージが強いとは思いますが、番組やCMを制作する映像事業、ミュージカルなどの演劇をプロデュースするなど、さまざまな事業を複合的に展開しています。
そんな老舗エンタメ企業で働く“中の人”は、一体どんな就活を経てきたのでしょうか。入社3年目までの若手社員5人が座談会形式で集まり、ホリプロを選んだ理由、ホリプロに興味を持っている学生たちへのアドバイスなど、率直に語ってもらいました。
<メンバー紹介>
麻尾さん:マネージメント第一事業本部の3年目。俳優の平方元基、宮下結衣などのマネージャー。
加藤さん:映像事業本部の3年目。ドラマや映画のアシスタントプロデューサー業務を担当。
佐々木さん:マネージメント第二事業本部の2年目。井上咲楽、春香クリスティーンなどバラエティタレントのマネージャー。
西村さん:公演事業本部の1年目。『ビリー・エリオット』の制作を担当。
池戸さん:音楽事業本部の1年目。Chilli Beans.のマネージャー。
■ホリプロの先輩社員はいつごろから、どんな就活をしていた?
麻尾「私は大学3年生の9月、10月ごろにはテレビ局の本選考、それと並行して楽器会社のオンラインインターンに参加していました。小さい頃から音楽、読書、ドラマ、映画、舞台などが好きで、エンタメに関わる仕事に就きたいと思い、受ける企業もエンタメに関わっていることが軸でしたね。エンタメ以外でも興味のある企業にエントリーしていました」
加藤「えっ、早い(笑)。私は、3年生の12月まで週7で英語演劇のサークル活動をしていたんです。だから就活を始めたのは1月中旬以降ですね」
佐々木「それで言うと、私は大学2年生の1月にはすでに合同説明会に行ってましたね……意識の高い友達に誘われたっていうのもあるんですが(笑)。そこから、夏のインターン含め、秋ぐらいまでは本当に“ミーハー就活”で、有名企業をとりあえずいっぱい受けて、落ちての繰り返しでした」
麻尾「どのくらい受けたの?」
佐々木「夏のインターンは50社受けて、3~5社ぐらいしか受からなかったと思います(笑)。秋ぐらいに『このままじゃダメだな』と思い、もう一度何をやりたいのか、自分のモチベーションを高くできるものが何かを考えていったなかで、幼い頃から音楽教室に通っていたのもあり『音楽に関わることのできる仕事』を軸に企業を絞っていきました」
西村「私は大学3年生の6月から説明会や夏インターン応募を始めました。ジャーナリズムを専攻していたこともあり、当初は新聞社やテレビ局などのメディア中心に、記者職やディレクターメインで応募していました。ただ、メディアで働いている方のお話を聞くなかで、自分に適正があるのか、本当にやりたいのかわからなくなり、それなら一番好きな『舞台』を仕事にしようと思ったんです」
池戸「僕も一応、大学3年の6月から始めてみたものの、とりあえずはマイナビに登録してみるという感じで、ボーッとした夏休みを過ごしていました(笑)。当初は外国語学部に所属していたこともあり、漠然と『外資系企業に入りたいな』とは思っていたんですが、その後『いつも人生の側にあり、勇気を与えてくれたエンタメという仕事に関わりたい』と強く思うようになり、エンタメ企業を軸にした就活をしていました。特に音楽が大好きなので、レコード会社はよく調べていましたね」
■就活をしていくなかでなぜ「ホリプロが良いな」と思ったのか
西村「メディアからエンタメ中心の就活に切り替えようと思ったとき、ホリプロは最初に頭に浮かんだ一社でした。ちょうど今制作で入っている『ビリー・エリオット』はじめ、ホリプロの公演ラインナップがとても好きだったんです。あと、選考過程でプロデューサーのお話を聞いたり、面接官の方とお話ししたりするなかで、こんなプロデューサーになりたい、この人たちと働きたいと思う気持ちが強くなり、最終的に第一志望になりました」
麻尾「“人”で決めた部分は大きかったよね。インターンに参加した時、人事の方の雰囲気がとても良かったと思ったし、面接を受けているなかで、他社だと決まりきった質問ばかりのところ、ホリプロは自身がどのような人なのか、どういうものが好きでどういう考えの人なのか、会話ベースで聞いてくれて、飾らない自分で話す事ができました。」
佐々木「私も人の魅力でした。もともと、自分のやりたいことをできればどこでもうれしかったので、就活中はそこまで大きく第一志望という企業はなかったんですが、ホリプロの最終面接で、『この会社の役員の方は、私の話をちゃんと聞いてくれるんだ』ということを感じ、他の企業も進んでいたのをやめて、ホリプロを選びました。実際、働いてからも上の方が下までよく見てくれる会社なんだなと実感しています」
池戸「企業には、社風とともに“人のカラー”っていうものがありますよね。あるレコード会社はギラギラしている方が多いなと感じましたし、別のレコード会社は冷静な方が多いという印象を受けていました。そんななかで、仕事内容と同じくらい、“一緒に働きたいと思う人がいるかどうか”が、会社を選ぶ際の軸になっていました。ホリプロって、お世辞でもなんでもなく、人柄が素敵であたたかい方が多いんです。なので、音楽の仕事に携われるかはわからなかったんですが、入社する決め手になりました」
加藤「私は別の理由があって、ホリプロはずっと『ザ・芸能事務所』のイメージだったんですけど、調べていくと映像制作の歴史もあって、数多くの有名作品を制作していたことが私には刺さりました。それに挑戦できる風土があって、企画が通れば早くからプロデューサーになれるっていうのも魅力的でしたね」
■入社してみて良かったところ、気になったギャップもぶっちゃけ!
池戸「さきほども話しましたが、素敵な人が多いですね。自分の直感は当たっていました(笑)。他には、多くの部署があるため、研修中にあらゆるエンタメの仕事を見学できることが楽しいです。ギャップに関しては、まだ特にありません。まだ入社して日が浅いので気付いてないのかもしれませんが……」
西村「私もそこはまだ(笑)。しいて言うなら、“自由で新しい社風”というよりは、“規律や礼儀がある程度は重んじられている”印象があるぐらいですね。とにかく、エンタメの最前線にいる人たちと働ける毎日が刺激的です」
佐々木「ギャップで言うとまさにそこだと思っていて、他の多くのエンタメ企業よりも『日本に古くからある会社』という感じがする。エンタメというワードから連想する、“何でも自由にやりたいことができる!”といった印象で入ると、ギャップを感じるのかなと」
麻尾「良いところで言うと、社員の皆さんがフランクで優しく、質問がしやすいこと。なにより業務内容が楽しい!私は入社3年目に入り、慣れてきたので今はギャップがないけど、1年目の時はコミュニケーション能力の高い先輩方が多くて、自分があまり上手な方ではなかったので、『これからついていけるかな』と不安に思ったことはあります」
加藤「私も3年目なのでギャップはもう感じないかな。映像事業本部は、一人一人に与えられる裁量が大きくてやりがいがあるのと……想定以上には休みをいただける(笑)。作品が終われば、溜まっている振替休日を消化させてもらえています」
■休みは不定期の印象だけど…実際はどうなの?オフの日は充実してる?
加藤「お休みがまとまっているので、海外旅行も行けています!」
麻尾「私は俳優のマネージャーをしているので、撮影とかの関係で休みは不定期です。ただ、現場がなく作業もない日は振替休日を使って休むことができます。上司が『休めているか?』とすごく気にかけてくださるので、気兼ねなく休みは取れます。もともとインドアな方で、どこかへでかけたいと思うこともないので、お休みの日は友人と食事にいくこともありますが体力回復のために寝ているか、整体や医者関係などメンテナンスに使っています(笑)」
佐々木「1年目のときは休みもあったけど、直前で休みかどうかがわかるため、正直オフを満喫している感じではなかったと思います。2年目からはようやく仕事の入るペースがわかってきて、フェスに行ったりライブに行ったり、少し遠くの予定も立てられるようになりました。とはいえ、基本的には休みがわかるのは直前なので、ダラダラしてしまうことが多いですね……。(1年目の)二人はどう?」
西村「今は稽古が大詰めなので週6日勤務ですが、ビリー(・エリオット)の場合はチーム内でシフト勤務になっているので、朝が遅い日もあって、多少の余裕があります。オフは友人と会ったり、舞台や映画を見たり、趣味でやっているダンスのレッスンに行ったりしています」
池戸「音楽制作部に関しては、ライブやフェスが土日祝日に開催されることが多いため、休日出勤はあります。ただ、休みの日に働いている分、平日に振替休日を取れるので、休みはしっかりと取れています!休みの日は、僕も家でダラダラしながら溜まったエンタメ作品を観て過ごすことが多いです」
■今ならどんな準備をしてホリプロ採用試験に臨む?志望する学生が持つべきスキル、マインド
加藤「自分の『好き』を他者にプレゼンすることがエンタメの仕事に共通することだと思うので、なぜ好きなのか、自分の好きに共通することは何かをとことん追求すること。そしてそれを言語化することですね。あと、仕事では人対人のコミュニケーションがすごく大事なので巻き込み力、関係調整力なども意識すると良いと思います」
西村「加藤さんの答えに近くて、同期を見ているとそれぞれ個性があるものの『何かしらを熱烈に好き』という思いがあることは共通していると思います。なので、面接にのぞむときは、自分が好きなものについて『なぜ好きなのか』『なぜ魅了されたのか』を言語化できるようにしておくと良いかもしれません。また、舞台制作志望だったら、映画や音楽、漫画、本などいろいろなものに触れるようにしておくのがおすすめです!ホリプロの面接では特に、志望部署以外のジャンルのことも多く聞かれた印象があるので、話のネタも増やしておくと戸惑うことも無いと思います」
佐々木「エンタメ業界の雰囲気や、具体的な仕事内容の想像が私はなかなかできていなかったので、いま就活生に戻るなら、できる限り多くOB訪問をしようと思います。自分に合う、合わないがわかる貴重な機会だと思うので、意識してみてほしいです」
池戸「僕は名古屋から受けに来ていたんですが、実は一度、交通トラブルで面接の開始時間を変更してもらったことがあります。その面接では、いつも以上に落ち着いて話そうと心がけました。仕事においても、いつ何が起こるかわかりません。どんなときでも“平常心”でいられることは、良いイメージを持たれるので、物怖じしないスキルを磨いておくと良いと思います!」
麻尾「いつも自然体でいることは大事ですね。私は決して、就活のために何かを勉強するとか、資格をとるっていうことは必要ないと思います。学生時代にしか楽しめないこと、できないこともたくさんあるので、そっちを優先してほしいです。いま皆が言ってくれた『好きなことの言語化』『OB訪問』『自然体』に加えるなら、嘘をつかないこと、落ち込みすぎない心を持つことかな。明るく、前向きな人とぜひ会いたいです!」
<編集後記>
外部から編集、ライターとして長い間お仕事させていただいて、常日頃感じていたのが「社員の皆さんが明るい」こと。たとえばマネージャーの方は、担当するタレントより長い時間の拘束があり、朝早くから夜遅くまで働くこともあります。そんなときの取材でも、“明るい”なと感じます。おそらくそれは、“ここに自分がいる理由”を実感して働いているからこそなんだろうし、何よりエンタメが好きな証拠なんでしょう。これを見てくれた学生が、少しでも「ザ・芸能事務所」のホリプロのイメージを良い意味で壊してくれれば幸いです。
<夏インターンのご案内>
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応募方法:ホリプロ採用HPよりマイページ登録の上、エントリーフォーム記入・提出
応募締切:2024年8月1日(木)AM9:59