見出し画像

記憶よりも記録をもっと大切にしたい。香椎由宇、noteはじめます!

クールなビジュアルを含めて、ミステリアスな雰囲気で多くの人を魅了してきた俳優・香椎由宇。これまでSNSでの発信をしなかった彼女だが、心機一転、「note」をはじめるという。果たして、何を発信していくのか? 近年の活躍も振り返りつつ、その経緯を本人に伺いました!

■最近は、まっさらな気持ちで役と向き合えています

――昨年はドラマ『イップス』に出演されていました。現在は年1~2本のペースで活動されていますね。
 
香椎   そうですね。大体年1~2本ドラマや映画に参加するのが定着してくれれば良いなと思っていたので、この2年ぐらいは良いペースかなと。でも、2025年は、もう少し、ペースを上げたいですね。
 
――犯人役をはじめ、香椎さんに求められる役も変わってきました。
 
香椎   確かに10代の頃に仕事でやっていたものとはまったく違う役柄も増えました。本当にまっさらな気持ちで役と向き合えるのでありがたいですね。以前は香椎由宇=クールというイメージをもっていただいていたのか、どこか不機嫌な役が多かったのですが(笑)、改めてデビューしたばかりの気持ちになれる、良い機会をいただいています。
 
――リプトンの『発売40年記念リプトン ミルクティー presents 学生のころの恋を思い出して語るカフェ』のレセプションイベントにも登壇されました。記者会見のような公の場はかなり久々だったと思います。
 
香椎   すごく刺激的でした。異世界じゃないですけど、普段の生活ではあれだけ人の目を集めることがないので、芸能界にちゃんと身を置いているんだなと実感するきっかけにはなりました。以前、モデルの仕事を多くこなしていた頃のような気持ちに瞬間的に戻りましたね。
 
――昨年末には、ロングヘアーをバッサリと切ってショートカットに。カットの様子はWEBで公開されました。
 
香椎   ずっと切りたいという気持ちがあって相談をしていたところ、ああいう形で残せることになりました。私は3~4年に1回、わりとバッサリ髪を切るのですが、これまでは自分で撮った写真にしか残っていなくて。いつもよりもさらに短くしたので、良い記念になりました。そうやってきちんと記録に残したいなという気持ちが、自分の「note」を作る話にも繋がるんです。

■「note」は、読者の方々とちょうど良い距離感でできるかも

――そこから「note」をはじめる話に。
 
香椎   最近そういうサービスがあるというのを教えてもらって、やってみようかと。自分だけである程度完結できるものをしてみたいと思っていたので、ちょうど良いサービスだなって。
 
――これまではSNSで積極的に発信されてきたイメージはあまりないですよね。
 
香椎 そうなんです。Instagramも、形として私が求めていたものとはちょっと違うなと思ってなかなか手が出せなくて。「note」は、読者の方々とちょうど良い距離感でできるかも、と思えたんです。まだ、少し踏み出すのが怖いと思っている自分もいるのですが(笑)、私の性格的に、何か周囲の視線がしっかりとある中で、自分の足跡を残していくことに意義を感じていて。
 
――なるほど。
 
香椎   自分が残したいと思っていても――例えばスマホやデジカメでバンバン写真を撮ることができるようになった代わりに、きちんとフォトアルバムの形で整理することもなくなってしまいました。それを残す場がほしいなとずっと思っていたんです。
 
――自分史をちゃんと残したいと。
 
香椎   本当はですね、3年に一冊くらいフォトアルバムを作ろうと思っていた時期もありました。でも、日々に追われてなかなかできなくて。だからもう、周囲の目を借ります(笑)!
 
――具体的にどのように運用していきたいと思われていますか?
 
香椎   個人的な記録がメインになるかなと思います。基本的には写真と、ちょっとした日記のような。
 
――これまであまり明かしてこなかった、プライベートなことも取り上げるような。
 
香椎   プライベートな部分を多くしたいと思っています。植物が好きなのでいろいろ育てていますし、よくカメラを持って散歩しているので、その様子なんかも。もちろん仕事のことも、自分の想いをのせながら書き記すことができれば良いなと思っています。

■「note」から、最終的に点と点がちゃんと結べるような活動に

――仕事の仕方も、以前とは変わってきたところもありますよね。

香椎   そうですね。雑誌などで撮影していただくときに、これまではテストで撮影したポラロイド写真をいただいていました。その裏に撮影で印象に残ったことを一言添えたり、カメラマンさんの名前を書いたりしておいたものが大量に残してあるんです。私にとってそれがひとつのフォトアルバムとして機能していたのですが、今はポラを切るような機会もほとんどなくて。だから、きちんと記憶にとどめておける場所としてnoteを活用したいと思うようになりました。
 
――だったらメディアとしてやろうと。
 
香椎   そうですね、ちゃんとメディアとして形に残して、あわよくばそれを見てくださって、応援してくださる方がいてくださったらいいなという気持ちもあります。ようやく自分の時間ができて、新しいことをやっていこうと。
 
――noteを皮切りに、何か新しいことをやっていきたい気持ちはありますか?
 
香椎   具体的にこういうことをしたい、というのはまだ見いだせていないのですが、最終的に点と点がちゃんと結べるような活動にしようと思っていますし、noteの投稿もそうなるように考えています。更新頻度とか、自分のスタンスとか、本当に探り探りの一年になると思うので「なんだこれ?」となるかもしれません。ただ、メンバーシップの価格も、入りやすい価格に設定したので、「しょうがないな」という気持ちで見てください。つまらないものになったらすみません。でも、たまに覗いてもらえれば嬉しいですと、太字で書いておいてください(笑)。

【リーズンルッカ’s EYE】香椎由宇を深く知るためのQ&A

Q.2025年の目標を教えてください!

A. もうあっという間に一ヶ月が過ぎてしまいましたが、なんだかとても良い年になるような気がしているんです。何の根拠もないのですが(笑)。今年、私にとって大切な作品である『リンダリンダリンダ』が公開20周年を迎えることもあって、過去に経験してきたことと、今やろうとしていることがひとつの点として実を結ぶのでは、と思っていて。そのときに、パッと一段上に上がれるような気がしているので、私も一年頑張っていきたいと思います。

<編集後記>

この記事が掲載されている「リーズンルッカ」もnoteですが、いろんな可能性を秘めている媒体だと思います。その中で、これまでSNSでの発信をあまりしてこなかった香椎さんが何を発信するのか、とても楽しみです! 話は変わって、インタビューでも言及があった『リンダリンダリンダ』と言えば、「僕の右手」の演奏動画リールが最近よく回ってきます。やはり青春×バンドものは、いつの時代も人の心を惹きつけるものですね。

<マネージャー談>

これまで、まったくSNSを開設する気のなかった香椎が、まさかnoteを開設する日が来るとは…。マネージャーとしても驚きと共に、何を更新するの!?と興味深々で進めています。(笑)本当に1から本人がつくっています。手探りの、手作りの、香椎なりにとっても前向きに始めたことなので、もし興味があれば初月無料なので覗いてもらえたら嬉しいです。

<撮影の様子はこちら!>


【香椎由宇noteの情報】
「つまらないものですが...。」
①「ほんと、つまらないものですが...。」(会費:月額200円)
香椎由宇が撮影した写真を掲載。
②「つまってます」(会費:月額500円)
スタッフが撮影した香椎由宇のオフショットなどを掲載。


 

【プロフィール】
香椎由宇(かしい ゆう)
1987年2月生まれ、神奈川県出身。小学6年間をシンガポールで過ごした帰国子女。10代前半から芸能界で活動し、数々の映画、ドラマに出演。2024年は、ドラマ『イップス』に出演。2025年、映画『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』に出演することが発表されている。

取材・文/森樹
写真/大辻隆広
ヘアメイク/坂本志穂
スタイリング/大園蓮珠
 
Yohji Yamamoto
/ヨウジヤマモトプレスルーム03-5463-1500
 


いいなと思ったら応援しよう!