香音、ホリプロ所属記念インタビュー!ポジティブに前進し続ける原動力とギャップのある素顔に迫る
雑誌『non-no』の専属モデルとして活躍し、テレビ番組『ギョギョッとサカナ★スター』(NHK Eテレ)ではさかなクンとともにMCを務め、昨今は女優としても出演作を増やし続けている香音が、4月1日よりホリプロに所属。
話を聞くと底抜けに明るく、周りにいる人たちにまで、その前向きさを伝播させていくような魅力を持っている彼女。その素顔に迫りました。
■キラキラした世界での努力は「全部楽しい」
ーー雑誌『ニコ☆プチ』から始まり、『nicola』『Popteen』『non-no』でモデルとしてのキャリアを進めてきた香音さん。モデルに挑戦したきっかけはなんだったのでしょうか?
小さい頃からお洋服が好きで、雑誌を読むようになってからキラキラした世界に憧れるようになりました。自分もこういう世界でモデルさんになりたいな、ファッションショーを歩いているモデルさんたちかっこいいなと。
ーーそこから小学生の頃に芸能界入りして、どう感じましたか?
私が思い描いていたキラキラした世界のままだなと思いました。それに、モデルさん以外のお仕事、お芝居やバラエティー番組で活躍されている方も多くいらっしゃって、そういう姿を見ていくうちにやりたいことがどんどん見つかるようになっていきましたね。いろんなお仕事をしていくごとに、自分の好きなものとかやりたいなって思うことが増えていって、世界が広がった感じがします。
ーーキラキラした世界とはいえ、努力がつきものかと思います。
そうですね。でも、あまり辛いと思ったことはないかもしれません。そもそもあまり落ち込まないタイプ、ダメージを受けない性格なんです。もちろん表紙を飾りたいとか、こういうモデルさんになりたいって考えることはあります、でも、そうやって自分の理想に近づくために頑張ることは楽しくて、辛いとは思わなくて。周りから見たら大変なことも、全部楽しみながらお仕事しています。
■「成長した状態で、今の共演者さんたちとまた会いたい」
ーー昨年は『ガチ恋粘着獣』(朝日放送テレビ)や『くすぶり女とすん止め女』(テレビ東京)でドラマの主演も務めました。お芝居に興味を持ったのは、いつ頃でしたか?
実はモデルになるよりも前から、お芝居のレッスンを習い事の一つとして受けていたんです。ただ、その時は「お芝居って楽しいな」と思いつつもモデルになりたいという気持ちの方が大きくて。そこから徐々に「好きなこと」から「お仕事にしたいこと」と思うようになりました。
ーー実際に初めて見た当初は、どう思いましたか?
放送された作品や、出来上がったものを見て反省することは多かったですね。「こうやって映ってるんだ」とか「なんか悔しいな」って。でも、やっているときは1人で台本を読んでいる時間よりも、相手の方がいて、セリフを通して会話をするのがすごく楽しかったです。だからこそ「もっと頑張りたいな」とか「成長した状態で、今の共演者さんたちとまた会いたいな」って思うようになりました。
ーー成長するために、どんなことをしたのでしょう?
色んなことをインプットするために、映画や本をよく見るようになりました。それまでは、どうしても自分の好きなコンテンツばかり見ていたのですが、そうではない作品も見ようと。……ただ、これも自分の中では努力といいながら、かなり楽しくて苦ではなかったですけどね。具体的に言うと、同世代の子達が見るような青春っぽいラブストーリーを見ることがほとんどなかったのですが、見てみたらすごく楽しくて。「学生のうちに見ればよかった〜」ともどかしい気持ちになりましたもん(笑)。
ーー今ご自身が思う強みはなんでしょうか?
自分とは全然違う役をいただいたときに、お芝居ではギャップを発揮できることだと思っています。なので、世間の方が持っているイメージや自分が思い描いている自分を壊して出していけるように頑張りたいです。わりと顔は甘めだねと言われるのですが、中身はそうでもないですし、まだまだ自分では気づいていない部分もあると思っているので、そういう部分を見ていただきたいです。
■ポジティブさの原動力にある、家族とファンの存在
ーーお話を聞いていて、すごく前向きだなと感じました。どうしたら香音さんのように物事をポジティブに捉えられるのでしょうか?
1つは家族のおかげかなと思っています。両親とも、私のお仕事に対してすごく応援してくれるので、私がやりたいと思うことはなんでも挑戦させてくれました。新しいことを「やりたい」と行った時に「厳しいんじゃない?」と言うのではなくて「やってみたらいいよ」って応援してくれたおかげかなと。
それから、ファンの子達の影響も大きいですね。私のファンの子は、同世代の子がすごく多くて大学に通っているときに、受験勉強を頑張っている子とかもいました。そうやってファンの子達が頑張っているのを見て、ファンの子達は私を見て「一緒に頑張ろうね」ってお互いに感化され合ってきたんです。これからもファンの方に支えられている分、私も前向きに頑張って支えられたらいいなと思っています。
ーー素敵ですね。今後、どんなお仕事に力を入れていきたいと考えていますか?
今はお芝居をやりたいなと考えているので、お芝居により力を入れて頑張っていけたらなと思っています。あとは、ファンの方たちに対して、直接会う機会をちゃんと作っていけたらなと考えています。
そういうイベントや作品を通して、今まで画面越しにパワーをくれていたファンの子たちにお返ししていけたら嬉しいです。
【リーズンルッカ’s EYE】香音を深く知るためのQ&A
Q.もともと好きなコンテンツばかり見ていたとのことですが、好きなコンテンツは?
A.喧嘩ものや戦い系、怖い作品が好きです。いつか自分も出られるように体力作りを頑張っていて、体幹を鍛えているジムとキックボクシングに通っています。
Q.もしもアクション系の作品に出ることになったら、どんな役をやりたいですか?
A.絶対に悪がいいです!ただ、悪者の中でも実はいい子だったみたいなかわいらしいタイプの悪。途中で悪くなっちゃったタイプのキャラクターとかも面白そう。
Q.徐々に暑い季節が近づいていますが、暑い季節を楽しく乗り切るための秘訣は?
A.アイスクリームが好きなので、この時期はたくさんのアイスを食べています。特にミント味が大好きで、チョコミントはよく食べます。いろいろ試しているのですが、あまりミントだけのアイスを見つけられていなくて、食べたこともないので、今年の夏は自分で作ってみようと思っています!
Q.最近ハマってることは?
A.シマエナガっていう鳥ちゃんが大好きで、シマエナガのグッズがあると必ず買うようにしています!先日ガチャガチャのシリーズでどうしても欲しいものがあって、その1つをゲットするために他の種類の鳥のマスコットも入っている業務用サイズで買いました。だから、今、家に大量の鳥ちゃんたちがいます(笑)。いつか寒い時期の北海道で、シマエナガに会いたいなと考えています。「嗚呼!!みんなの動物園」(日本テレビ)で追いかけたりしているんですけど、まだ会えていないので。
Q.特にお気に入りのシマエナガグッズは?
A.さかなクンにもらった、大きなぬいぐるみです。チャックを開けるとネックピローにもなるので、ロケのときに便利なんですよ。いつもはお魚グッズをくれるのですが、シマエナガの話をずっとしていたら、シマエナガグッズをくださって!嬉しかったです。
<編集後記>
とにかく出てくる言葉すべてが前向きな香音さん。
じめっとした天気の中、お仕事終わりともあり「じめっとした天気も平気ですか?」と聞いてみると。「意外と平気です!寒さも、暑さも!じめっとした季節は逆にじめっとしたくなって、ジムにいっちゃうくらい」と笑顔で返してくれました。
香音さんからいただいたポジティブなパワーで、今年の梅雨は乗り切れそうです。
<マネージャー談>
4月から一緒にお仕事をするようになって、とにかく仕事への意欲が半端ないです。
特にお芝居への熱量は相当なもので、ふわふわしているように見えますが実はとても強い芯を持っていて、そばから見ていてとても頼もしく思えます。彼女は色んなことに対しての順応性が高いので、こちらがこうであるべきという枠を設けずに色んな世界をみてどんどん羽ばたいていってほしいなと思います。今はもう、期待しかないです。
ファンの方たちのことを常に気にかけている香音なので、まずは今年、どこかのタイミングでリアルイベントを実施できたらと思っています!ファンの皆さまお楽しみに。
<撮影の様子はこちら!>
取材・文/於ありさ
写真/まくらあさみ