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ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリは11歳・小5の小田愛結!『Get Ready!』最終回で女優デビュー

深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみらを輩出した第45回ホリプロタレントスカウトキャラバンのグランプリが決定!栄えある称号を手にしたのは、小田愛結さん。現在小学5年生の11歳で、最年少での受賞となった。お披露目の場となった記者会見では、共演したい俳優を「阿部寛さん」と11歳とは思えぬ渋いチョイスで報道陣を驚かせたり、自らの性格を「アホ」と自虐して爆笑をさらったり、人生初の記者会見の場とは思えぬ度胸の据わった受け応えを見せ、グランプリならではの風格を放っていた。インタビューの前に、まずはその会見の様子をレポートする。

■人生初のお披露目記者会見

緊張した面持ちながらも、正面を真っ直ぐ見つめた足取りでステージに登壇した愛結さん。大多数のスチールカメラから放たれるフラッシュの閃光にもたじろぐことはなく「この日を迎えられて嬉しいです」と透き通るような声で挨拶をした。
 
グランプリ発表の場については「とても緊張しましたが、ワクワクしながら臨みました」と頬を染めながら、受賞した際の心境を「自分だとは思わず、とてもビックリしました」と素直に告白。目標を問われると「みんなから愛されるようなモデルになりたいです」と抱負を述べた。
 
好きなモデルは「緊張せずにハキハキしているところが好きな」ローラ。好きな俳優は「不思議な演技を見せてくれる」阿部寛で、お母さんが見ていた連続ドラマ『トリック』シリーズをきっかけに大ファンに。「共演するならファンタジー系作品で阿部さんの娘を演じたい」と具体的だ。事務所の大先輩・石原さとみも映画『そして、バトンは渡された』で大好きに。「こちらを感動させるような演技をしてくれる」と憧れている。
 
「小田愛結」は芸名だが「どこにでもいそうな普通の名前」と笑わせつつ「あーちゃん、と呼んでほしいです」とリクエスト。友人からは「面白くて優しい性格と言われる」そうだが、自分としては「持ち物を忘れたりすることがあるので、アホな性格」とユーモアたっぷりに分析した。

■友達から「とても面白い性格」

大盛り上がりの会見終了後、インタビューに応じてくれた愛結さん。会見の感想を聞くと「とても緊張しました。思った以上に人が沢山いて驚きました。私が出た瞬間、カメラのライトがバシャ!バシャ!と光ったのでビックリしました」と初々しい。
 
昨晩は緊張のあまり眠れなかったのかと思いきや「昨日の夜は疲れてしまってすぐに寝てしまいました」と強心臓の持ち主で「大勢の人の前で喋ることはまだ慣れていない」というも「緊張はするけれど、お話をするのは好き。得意な方です」と大物を予感させる。
 
「お話が得意」というのにはしっかりとした実績あり。学校では、持ち前の話術で友達を笑わせているらしい。「友達からは『とても面白い性格』と言われます。私の話すエピソードが全て面白いみたいで、常に“すべらない話”が出来ているみたいです。いつもくだらない話で友達を笑わせています」と手応えあり。
 
会話が得意なだけに、コミュニケ―ショを主体とする教科「総合」が大好きだ。「みんなで仲良く話し合いをしながら、地域のことを考えて助けるのが楽しいです。思い出深いのは、公民館で八重桜についてのお祭りを開いたことです。グループの中での私の役目は、段ボールや紙を使って桜の花びらをイメージしたハンドスピナーを作ること。最初は出来が悪かったけれど、だんだん作っていくうちに形の良いものが出来るようになりました」と仲間と100個ほど工作したという。
 
愛結さんは「手先は器用ではない」というものの、モノづくりは性に合っているようだ。「小さいころから絵を描くのが趣味。『得意』ではなくて『好き』です。人や顔を描くよりも、自分で想像してオリジナルの植物を描くのが好き。ほかのことをしていても『絵が描きたい!』と思ったらすぐに紙と鉛筆を用意します」と笑顔で教えてくれた。

■『Get Ready!』最終回で女優デビュー!

3月12日放送の『Get Ready!』最終回で早くも女優デビュー!重要な役回りでのゲスト出演だ。人生初のドラマの撮影現場には「人が沢山いてビックリ!」と初々しい感想を漏らすが「緊張しすぎて上手く出来なかったらどうしようと思いました。知っている人も見てくれるはずなので、ちゃんと出来なかったら恥ずかしいので」とプロ意識あり。
 
そのためセリフの練習もしっかりしたという。「お家ではお母さんを相手にお芝居の練習をしました。お母さんの演技力は…普通でした(笑)」と思い出し笑い。事務所の大先輩・妻夫木聡からは『緊張している?』と声をかけられたそうで「家族の話とかをしました」と嬉しそうだ。放送に向けて愛結さんは「ドラマの撮影は初めてで凄く緊張したけれど、最終的にはとてもいいドラマが撮れたと思います」とアピールしている。

【リーズンルッカ’s EYE】小田愛結を深く知るためのQ&A

Q.最近嬉しかったことは何ですか?

メスのパグを飼い始めたことです。名前はクララ。スペイン語で「光」という意味があります。意味のある名前を付けたいと思ってネットで外国の名前を色々と探してクララという素敵な名前に決めました。

Q.1日の中で幸せを感じる時間はありますか?

クララと一緒に走っているときが一番幸せです。私が家に帰ると走って迎えにきてくれるし、私が何か話しかけると首をかしげるように聞いてくれたりして。クララのそんな仕草が大好きです。

Q.これから挑戦したいこと、やってみたいことはありますか?

俳優としては阿部寛さんと共演してみたいです。プライベートでは海外に行って色々なことをしたいです。行きたい国はお祖母ちゃんの祖国であるブラジル、それにスペインにも興味があります。学校でスペイン人の友達がいて、その子と仲良くなりたいと思って英語を必死に勉強しました。いつかスペインに行ってみたいです。

<編集後記>

受賞当時11歳5か月という、ホリプロタレントスカウトキャラバン史上最年少グランプリという記録にまず驚かされます。そして「緊張した」と言いながらも、ときに小5ならではの素直なユーモアを交えての受け答えはしっかりとしており、慣れないインタビューも誠実な態度で臨んでいる印象がありました。可能性の広がりと大きな余白を持った11歳。その真っ白い画用紙にどのような絵を描いていくのか?愛結さんの成長と変化を、親心を持って見守っていきたいです。

<マネージャー談>

オーディション当初はとてもおとなしい子で心配してましたが、合宿二日目からスイッチが入ったかのようなやる気と明るさ、表現力を見ることができました。
スタッフ一同そのギャップに驚き、タレント性を強く感じ、そのままの表現力で合宿でも結果を出してグランプリとなりました。
そして、今回のマスコミお披露目では緊張もほとんどなく、堂々たるコメントでマスコミの皆さんも関心するほどです。
この強い精神、表現力は女優にとても向いていると思います。今後とも小田愛結を宜しくお願いします。

【プロフィール】
小田愛結(おだあゆ)
2011年5月2日生まれ、神奈川県出身。2022年ピュアガール第45回ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリ。特技は赤ちゃんの面倒を見ること。
Instagram

取材・文/石井隼人
写真/溝口裕也
 


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