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アラサー取締役就任の舞台裏

代表の的場です。
先日の沖田の「【自己紹介】入社1ヶ月半で取締役に就任した30歳女性です。」の閲覧数に対して「スキ」の数が非常に多かった事から、今回は沖田の取締役就任について、私の目線で書いてみたいと思います。


AmazonのOLPで導いた沖田の取締役就任

私にとって初めての転職はAmazonへの転職でした。AmazonにはOLPと呼ばれる行動規範が整備されていて、人事評価から普段の意思決定まで全てがOLPに基づいて決定されています。
会社の代表となり、日々多くの決断を求められる私は、意思決定に迷った時には、必ずAmazonのOLPに立ち戻るようにしています。

まず、AmazonのOLPとは何かを軽く説明します。Amazonには、Leadership Principle (OLP)と呼ばれる10数個の行動規範があります。OLPの"O"は、Ourの略で、名前こそLeadershipとなっていますが、経営層にだけ適用される行動規範ではなく、全ての社員が取るべき行動をまとめた行動規範です。また、その内容は少しずつ変化をしています。最新のOLPはAmazonのページ内に掲載されています。

OLPの中で在籍時にはその意味が理解出来なかったものの、会社の経営者となってやっとその意味を理解できるようになったのは、”Are right, A Lot."です。

Are Right, A Lot
リーダーは多くの場合、正しい判断をくだします。 そして、優れた判断力と直感を備えています。 リーダーは多様な考え方を追求し、自らの考えを反証することもいといません。

Amazon: Leadership Principle

 リーダーは多くの場合、正しい判断をくだします、つまり、リーダーが間違いを起こす事はあってもよいと認めている項目になります。
そして、自分の考えに固執するのではなく、自ら自分自身の過ちを認め、自らの決断を修正する能力を求めています。

3年間会社を経営してきた中で、"Are Right, A Lot"こそが、会社の経営者に最も求められる素質であると私は考えています。
沖田には、この素質があると考え、私は、取締役への就任を依頼するとの決断を下しました。

Are Right, A Lotは難しい

経営者として日々感じるのは、Are Right, A Lotの壁の高さです。特に立場が上になると間違いを認めたり、それに気づいて軌道修正する事はとても難しいです。
従業員が遠慮して間違えていると言いにくいケースも多いかと思いますし、自分で間違いに気付けても、プライドが邪魔をしてというケースも非常に多くあるかと思います。
自分自身の立場が上がれば上がるほど、実行のハードルが上がると考えます。

経営者の素質とは?

私の考える経営者の素質とは、圧倒的な業界知識や実績、豊富な管理職経験ではなく、マインドセットが重要だと考えます。
明るく、前を向いて何かに取り組める事、そして、Are Right, A Lotが示すように、間違えたことがあればそれを認め、軌道修正する能力が、特に当社のようなスタートアップの環境においては、非常に重要だと考えています。
上のようなアクションがきちんと出来てくると、管理職としての能力は自然についてくるものだと私は考えています。Amazon時代を思い出すと、尊敬出来た上層部の方々は、自らの行動で示し、組織全体にあるべき姿を示していました
沖田にはそういった経営者になって欲しいと考えています。


最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は 10/20 更新予定です。
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