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“英雄と神々の時代”というワードに目が眩む。 放送大学:発達科学の先人たち「ヴント」の章 感想

発達科学の先人たち、第5回はヴント「民族心理学」。

放送大学に入学して最初の学期にとったのは導入科目の「発達科学の先人たち」。学び方も手探りなので、試みにnoteにちょっとした感想を書くことにしました。あくまで私の感想のため、授業の本筋とどんどんずれていってしまうのはご容赦を。

今までの授業はこちら。
「発達科学の先人たち」を学ぶ
植物にも心がある!? 「アリストテレス」の章 感想
まるで呪いの書。 「貝原益軒」の章 感想
動物の表情についての分析が面白い。「ダーウィン」の章 感想


ヴント

初めて心理学実験室をつくった、実験心理学の父といわれる人物。この実験室ができた1879年が心理学誕生の年とされているんだそうです。

なのでさぞかし重要人物と思いきや、あれれ、彼の説は彼の弟子たちによってことごとく否定されてしまったと、ちょっと切ない説明が……。

とはいえ、心理学の発展に大きく貢献したことは間違いないようです。

「英雄と神々の時代」というパワーワード

テキストで取り上げられているのはこの心理学実験とは相反するかのような「民族心理学」という著作。言語、芸術、神話、習慣など「文化的産物」を調査したそうです。

目についたのがヴントが人類の歴史を分類した4つの時代のキーワード。

1.原始時代 2.トーテム時代 3.英雄と神々の時代 4.「人類」時代

武器や戦いについても出てきたり、「英雄の神々の時代」というネーミングにクラクラして、なんだかヒロイックファンタジー的な世界を思い浮かべてしまいます(名探偵じゃなくてバーバリアンのほうのコナンとか)。

「英雄と神々の時代」とか「トーテム時代」とか、言葉がキャッチーで妙に気になってしまったヴントの回でした。

余談

トーテムといえばすぐに思い出すのがトーテムポール。子どもの頃小学校の校庭の片隅にありました。手作りっぽくて、別に宗教的意味も何もなかったと思うんですけど、なんとなく近寄り難い雰囲気もあって、不思議な空間だったというのを覚えています。トーテムポールって今でも学校にあるのかしら……。


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藤原ユカ| L'escargot Design
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