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大人の大学進学 (2)準備、出願〜入学許可がでるまで

この春入学する通信制大学。今回は出願前に決めることと実際に準備した書類にフォーカスして書いてみたいと思います。

入学を考えるきっかけとなった武蔵大学の特別履修生が修了したあと、他にやりたいことがあったので、一年おいてから放送大学に願書を出すことに。

それまではとりあえずパンフレットや募集要項を読みこみ、わからないことは調べたり問い合わせて準備しました。

学生種を決める

学生種は全科履修生、選科履修生(在籍1年)、科目履修生(在籍半年)の3つ。全科履修生は最長10年までで、規定の単位が取れれば卒業で学位取得となります。

卒業云々はともかく、続けるなら半年後、一年後にいちいち手続きするのもめんどくさいし、入学料も劇的に違うわけでもない。それに仮に選科履修生から全科にうつるとなると、余計なお金がかかってしまいます。ということで、最初から全科履修生にしました。

専門学校(夜間)からの編入はできるのか

最終学歴の専門学校は、少なくとも私が入学した時は「卒業すれば短大と同等の扱い」であるというのを売りのひとつにしていました。ひょっとして3年次に編入できるのだろうか、と思い調べてみました。

募集要項によると「専修学校専門課程(専門学校)を修了した者」は編入できるとあり、条件が記載されています。

入学時は既に専修学校専門課程の学校認可は受けていたはずだし、修業年限は2年という点もクリア。最後の総授業時数または総単位数の条件、これがちょっとわかりません。専門学校の資料なんて…どこかにとってあっただろうか? よくわからないので問い合わせてみることに。

若干たらい回しにされて、大学と専門学校に交互に問い合わせることになったのですが、結論から言うと、出身校からの回答で夜間の学生は資格がないらしいことが判明(あくまで私が出た学校のことですが)。

えぇぇぇ…
大変な思いをして入学して、大変な思いをして卒業した学校……。

特に強く編入したいわけではなかったんですけど、あの2年間がなかったみたいにそっけなく言われてしまったのは、少なからずショックでした。私は短大卒同等ではなかったの?(それで何か変わることもないんですが)

確かに機材を使うような実習が端折られて、授業時間は少なかったけど、その分いつも「終わらなかった分(←時間が少ないので当然終わらない)は家でやって来い」だったので、実際カリキュラムが極めて少ないということでもないと思っていました。朝までかかって仕上げて、ほとんど寝ないまま仕事に行くこともザラだったのに、サービス残業みたいな扱いか……。

あの短大卒と同等という謳い文句はなんだったのか。100Qくらいのでっかい文字で「※ただし昼間の学生のみ」と入れておいてくれよ…と悪態をつきたい気持ちに駆られるも、今頃そんなこと言っても仕方なく。

既修得単位の認定

ならば、学校で取った単位。これは申請できるのだろうか。ゼミも取ってたし夜間の卒業単位数より少し多いはず。デザイン系の実技科目は無理だろうけど、そうでない教養っぽい科目もあったはずです。ところが聞いてみると、夜学は資格がないので単位も申請できません、とこれまたそっけないお返事。

きちんと卒業しているのは間違いないから学歴詐称してきたわけでもなんでもないし、たぶん誰も気にしないんですけど、急に何かを奪われたような感覚。せめて「残念ながら」とか「申し訳ないんですけど」とか一言加えてよ、という感じ。(ごめん、これはちょっとグチ)

気を取り直して大学に電話し、今度は武蔵大学の特別履修生として取得した単位のことを聞いてみました。こういう時にめげずにぐいぐい行けるのは長年の経験から習得したスキルかも。叩けよさらば開かれん。

するとそちらは申請して審査を受けられることがわかりました。夜間といえども2年間みっちりの学校はダメで、一年で2科目だけの単位は申請できるとはこれいかに。

認定されるかどうか保証はないし、数が少なくても審査料が別途かかるのですが、せっかくいただいた単位を次に繋げたかったので申請してみることにしました。いろいろちょっと悔しかったというのも正直ある。

申請するには放送大学指定の用紙に書き込んでもらう必要があります。募集要項が届くのを待ち、武蔵大学に足を運んで書類作成依頼すると、即日とはいかなかったものの、翌日発行してもらえました。

卒業証明書を取り寄せる

全科履修生の願書には卒業証明書が必要です。募集要項を見ると、これは高校の証明書でよさそう。専門学校は上記の謎な存在となってしまったので、どちらにしろ高校の方がよさそう。

高校のHPをみてみると、ちゃんと書類の申請方法が書いてありました。これは今時の便利さ。昔なら直接行くとか、電話して申請用紙を送ってもらうとか、いろいろめんどくさかったに違いない。

返信用の封筒に切手を貼り、申請書に同封して出すと、1週間くらいで無料で送ってくれました(さすが公立)。書類に一箇所チェックを入れ忘れていて電話がかかってきたけど、それも感じが良くて、なんだかホッとした。

ちなみに証明書を取らなくても、卒業証書のコピーでも大丈夫と言われ、部屋中探したのですが見つかりませんでした。そんなもの必要になるなんて思わなかったので、どこか適当なところに入れてあるんだろうなあ……

証明写真を用意する

少し前に別件で証明写真を撮ってあったので、サイズを指定して出力してもらいました。学生証のために必須。願書に貼ります。

この写真、学生用のページにも載るのですが、なぜか少しだけ長体かかってスリムな顔になっていました。中年以降の学生へのサービスでしょうか???

コースと履修科目、所属の学習センターを決める

願書にコースと学習センター、最初の学期の履修科目を記入する必要があるので、これを決めます。

コースは初心貫徹で興味を持った「心理と教育コース」に決定。履修科目は書類一式の中にあった授業科目案内から2つ選ぶことにしました。コース導入科目から「発達科学の先人たち」、それからもうひとつ、共通の基盤科目から「遠隔学習のためのパソコン活用」。

これだけバシバシコンピュータを使っているのに「パソコン活用」。なんでそんなの受けるの?と聞かれたのですが、いきなり難しそうなのを複数取るよりも、まずは様子見で重め(?)+軽めで取ってみようということと、仕事ではMacでMicrosoft Officeもほとんど使わないなので、Windowsの操作を一度習っておくのも良いかなと。これは意外にありな科目、というのをツイッターの口コミで見かけたというのも理由の一つ。

通信制のため、学習センターは学生証を取りに行ったりなど便宜的なものらしいので、一番近いところに決めました。

書類を郵送

全ての書類が揃ったら、簡易書留で郵送。これで完了です。インターネット出願もできるけど、結局証明書類を送らないといけないので、こちらのほうが一度で済む。

出願後の流れ

合格通知(!)が届いて費用を払い込むと、今度は入学許可書が到着します。

私の場合は募集要項が届いたのが11月29日(前に資料請求していると届くみたい)、その週に用紙を持って武蔵大学で単位の証明を出してもらい、翌週12月5日に全ての書類を発送。卒業証明書は特に期限がないので少し前に取ってありました。

合格通知書の日付は12月22日。すぐに学費の支払いを済ませて、入学許可書が届いたのは今年に入ってからの1月16日。

気になる既修得単位の審査結果が出るのは募集要項によると6月中旬だそうです。果たして認められるんでしょうか。


入学許可書が届くと、システムに入ることができるようになり、4月の入学を前にあちこち探検することができます。今月に入ってテキストも届きました(今ここ)。
次はそのあたりのことを少し書こうかなと思います。


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藤原ユカ| L'escargot Design
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