見出し画像

北海道旅行記④ 富良野リターンズ、門別そして帰路

朝6時起床。
どうやらわたしは、放っておくと22時就寝6時起床の生活サイクルになるらしい。
(たまに夜中に目覚め、少し経ってまた寝ている。)
今日の天気は…曇り。ほんの少し雨。
わたしは雨女でもあるし、霧女でもある。一人で山道ドライブに行くとかなりの確率で霧が出るからだ。実際、今回の旅行でも3回くらい五里霧中に陥っている。
霧女って、雨女以上にシケっぽくてイヤだな。性格はそこまで湿っていないと自覚しているが、人様から見たらどうなんだろう。
「蜂闘菜」は湿った土地を好むらしいから、間違いではないのだが……。

北海道にもたくさん生えている。

今日は再び富良野に向かい、そのままフェリー乗り場である苫小牧を目指すプランだ。
富良野出身の方から美味しいお店を教えていただいたので、そこを目指すことにする。
山道を駆け下り、まずはお土産エリアに到着。

すずしーッ!

メロンを買うか悩んだが、帰路の猛暑で傷んでしまいそうなのでやめておいた。
しばし、街なかを徘徊した後にランチへ。

市街地から外れた場所にある。現在はテイクアウトのみ対応とのこと
店前のテラス席は自由に利用可。こんな景色を眺めつつ食事できる
ゴツい!アツい!ウマい!

人目を気にせず大口を開け、豪快にかぶりつく。ウマい。ゴツいバーガー、かくあるべし。
初回のデートには向かないけど、こういう気の置けない食べ物を存分に楽しめるカップルっていいよね。
フレッシュな野菜の歯触り、ベーコンの塩気と油、パティの肉肉しさ、マヨネーズとケチャップの柔らかな酸味、ピクルスのアクセント、ふわふわのバンズ。
雰囲気も相まって最高だった。

隣の公園にはたくさんのトンボがいた。


今日は苫小牧東を19時半に出発する。
遅れたら大変なのでひたすら下道を走って移動。占冠まで南下して日高を通り抜ける。
想像以上に道が空いていて、フェリーの出発よりもかなり早く着いてしまいそうだった。

従って。

時間潰しにお馬さんオンリーの動物園……もとい、門別競馬場へ。
特にウマの趣味はないが、競走馬を眺めるのは好き。そういえば2年前も同じようにここで時間を潰していた。

ババヲナラスクルマ
新馬戦。園児のかけっこみたいなもん。この一番人気馬は出遅れて負けた(複勝にしていれば…)
+42kgで一番人気…!?
(後で調べたら中央からの移籍馬だった)
なお本馬は勝利した模様。地方競馬って不思議。


よりレースを楽しむため、ドキドキ感を味わうために数百円馬券を買ってみたものの、見事に外れ。目を三角にしてやるもんじゃないですよ。こんなの。

2レースほど見て時間が来たので移動。
帰りの船内で時間を潰すべく本でも買えないかな、と検索するも、近くに本屋らしきものはない。コンビニに寄ったが、ラインナップが令和のカストリ雑誌みたいなのばっかりでちょっとゲンナリ。
余談だけど、ソレらには若い女性も載っているが「人妻・熟女・40代」も多いと気がついた。亡き祖父の検索履歴「40代、熟女、エロ」を思い出し、こんなところにも高齢化の波が、と感心してしまった。

今回はスマホが壊れることもなく、この記事を書くなどして一晩経ち、下船。新潟から自宅までを黙々と走り抜ける。地元に着いたとき、あまりに道が狭くてびっくりした。いや、北海道が広すぎるのだけど……。
総走行距離、約1900km。惜しくも2000kmには届かなかった。
風呂に入り、家はいいなぁ、と思った。
宿の設備は借り物だから、やはりどこか遠慮があった。
慣れ親しんだ空間、さっきまで寝てたような布団。片付けて行くと何かあった時に「虫が知らせたんだよ」と言われる気がして、散らかしたまま出かけるのが自分なりの験担ぎなのだけど、その上に寝転がり、心地よい疲労感に浸りながら、次はどこへ行こうかな、などとぼんやり考えている。
拠点の大切さを噛み締めながらも、やっぱり自分は旅が好きなんだな、と少し笑ってしまった。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集