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おすすめ児童文学
本日は国際子ども本の日ということで、おすすめの児童文学を3冊ご案内します。ぜひ選書のガイドとしてご活用ください!
Le petit Nicolas
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フランスで50年以上も愛され続けている国民的児童文学プチ・ニコラ。今年6月には制作秘話と物語を紹介したアニメーション映画「プチ・ニコラ パリがくれた幸せ」も日本公開されます。
作家ゴシニのユーモラスなストーリーとサンペのイラストによる10歳の男の子ニコラの日常。ニコラはおそらくどこにでもいる男の子で、やんちゃなお友達といたずらをしたり、大人たちを困らせています。
ニコラ目線で語られるストーリーは、ボキャブラリーも易しくて、初めてのフランス語書籍としてオススメです。短い章で分かれていて、必ずオチがついているのでとても面白いです。声に出して笑ってしまうほどなので、電車の中などで読むときはご注意を😊
Marcellin Caillou
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マルスラン・カイユはごく普通の男の子だったはず、へんな病気がなければ。理由もなく顔が赤くなるんだ、しかもよりによってバツが悪い時に。風邪も引いてないのにくしゃみが止まらないへんな病気があるルネと出会ったマルスラン、二人はすぐに親友になった。
「人と違っていてもいいんだよ」
「Le petit Nicolas 」の作者サンペによる心温まるイラストとテキストで語られる、大人になっても色あせることない友情の物語。
イラストがメインの本書、モノクロのイラスト上でマルスランの顔に赤色がついたり、フォントが大きくなったり、とても遊び心のあるデザインで、フランス語の原書に初めてチャレンジする方から上級者まですべての人におすすめしたい本です。
Catherine Certitude
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眼鏡をしているときに見える現実の世界と眼鏡を取った時に見える、あいまいでいて優しさに包まれた世界、二つの世界で生きるカトリーヌ。ママのようなバレエダンサーになりたいカトリーヌのパリでの生活を複雑な時代背景とともに綴った、パトリック・モディアノのテキスト&サンペのイラストによるおすすめの児童文学です。
わたしも日常コンタクトをつけているのですが、外したとき見えるぼや〜とした世界観をモディアノが児童文学にしたら、こういう物語になるのだなぁ、と。子供向けとはいえ、さすがにノーベル文学賞作家、読み応えのある作品です。
語学学習者さまには、初めてのフランス語で原初を読む、多読、音読にもおすすめです。ぜひチャレンジしてみてください🐈⬛🐾