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横浜フランス映画祭2025開幕!
2025年3月20日(木・祝)~3月23日(日)の4日間、横浜フランス映画祭が開幕となります。最新のフランス映画が上映され、映画監督ら多彩なゲストの舞台挨拶など見どころ満載です。上映作品の原作がありますので、この機会に本で映画を楽しんでみてください。
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映画タイトル「The Count of Monte-Cristo」モンテ・クリスト伯(オープニング上映作品)
【作品紹介】
カンヌ国際映画祭にて絶賛され、フランス国内で動員940万人を超える大ヒット! 日本では「巌窟王」として知られるアレクサンドル・デュマ・ペールのフランス小説の金字塔「モンテ・クリスト伯」を原作とした、愛と憎しみのエレガントなスペクタクル復讐劇。 『イヴ・サンローラン』のピエール・ニネが、リベンジに燃えるモンテ・クリスト伯を華麗にドラマチックに演じる。(横浜フランス映画祭2025公式ホームページより引用)
2024年6月にフランスで公開されたアレクサンドル・デュマの不朽の名作「モンテ・クリスト伯」映画が表紙の版原作となります。全2巻組の写真は上巻です。下巻はこちら。
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最初に紹介したFolio版は原作2巻本でかなり読み応えのある作品ですが、「全部読む自信がない」という方にお勧めの叢書がこちら。映画化を記念して増補改訂され、ネイティブ12歳向けにより読みやすくリライトされた短縮版です。巻末には小説の概要を紹介した「読書ノート」がついています。
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映画タイトル「神さまの貨物」アニメーション映画
むかしむかしある森の中に、貧しい木こりの夫婦が暮らしていました。この森の冬は飢えや寒さが厳しく、夏はうだるような暑さでした。飢えは絶え間なく存在し、そして周囲では世界大戦が激化していました。子供を望んでいた夫婦の目の前の雪の上に、小さな子供が落とされました。収容所へ向かう列車から落とされた子供でした。
父親と祖父が実際に収容所へ移送された劇作家ジャン=クロード・グランベールによる、童話のような書き出しで始まる100ページほどの小さな、そして戦争の残虐さの中で希望と愛を教えてくれる一筋の光のようなお話です。
映画を見る前に原作を読んで監督の映像化のこだわりを発見するのもよし、映画を見た後に原作に挑戦して映画の余韻に浸るのもよし、お好きなアプローチで作品に取り組んでみてください。