ポッドキャストChocolat!配信 おすすめ本3冊
面白い切り口でフランス文化情報を毎月配信しているポッドキャストChololat!さんにて、「原書にチャレンジ!多読のすすめ」をテーマに、やさしく読めるフランス語本を3冊選書しました。レベル別に選書をしたので、順番にぜひ読んでみてください。
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多読とは?
辞書を使わずに、イラストなどを見ながら、読書を楽しむ学習方法です。辞書を使わないので、ネイティブの子ども向け叢書や語学レベルに応じて編集されたリーダーズ教材、朗読音声付など、自分のレベルよりやさしいものや自分の好きなテーマの本を選んで読み進めるのがコツです。
1)LE PETIT CHAPERON ROUGE
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ペローの童話「赤ずきんちゃん」を、「ガスパールとリザ」でお馴染みのイラストレーター、ゲオルグ・ハレンスレーベンがイラストを描いた、ネイティブ3-6歳向けの初めての読み物として推奨されている本作。グリム童話版とは違い、救いのない結末のペロー童話版ですが、ガスリザのイラストレーターさんによる温かみのあるイラストで怖さが和らいでいます。もちろん、巻末には「教訓」もついています。
2)SUSHI CRUSH
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小学校六年生のケンイチ、ミナ、アミコ、ソラは、自殺を図ろうとしている若き料理家タクミに出会う。タクミを励ますために、レストランをしようと思いつく4人。店舗を見つけたり、お手伝いをしてくれるパートナーを探したり、思い通りにはいきません。日本の街を舞台とした、日本文化と和食がテーマの冒険小説です。ネイティブ8歳以上を対象としているので、文字も大きく見やすい、平易な言葉や表現が多く、多読におすすめです。
またYoutubeチャンネル、le Cielフランス語教室「フランス語よもやま話」にて、フランス在住の著者二人が参加して本の紹介をしたアーカイブも当店サイト上にてご視聴いただけます。番組最後には、本代が10%OFFとなるクーポンコードもありますので、ぜひ入手してください。(クーポンコードの有効期限は2023年12月7日まで)
3)LA VIE APRES BIRKENAU - UNE OEUVRE UNE VOIX
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「読んで、聞いて、書いてみよう!」教育出版のポケット社とナタン社が共同編集したネイティヴ中・高校生向けシリーズ「Une oeuvre, une voix」は、全文収録した文学や評伝に注釈やメモを加筆し、理解しているかを確認する設問や資料を豊富に掲載、俳優による朗読音声が30分視聴できる二次元バーコードがついています。本作は、シモーヌ・ヴェイユのインタヴュー形式による自伝で、子供時代、強制収容所への移送、政治家としての活動を自身で語ります。