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「国境を開放して美味しいものを食べよう」
先日、交際中の彼女とベトナム料理店でお昼ご飯を食べました。生春巻き、フォー(麺類)などの定食です。私も彼女もベトナム料理を食べるのは初めてでしたが違和感なく楽しめました。日本には難民として、また労働者として日本で暮らしているベトナム出身の方がたくさんいます。そうした背景から、ベトナム料理店も成り立っているのでしょう。また、朝鮮半島出身の方がたくさん暮らしている大阪には、コリアン料理店やコリアン料理の食品、食材を扱う店が数多くあります。ナンプラー、コチュジャンといったアジア料理の調味料も身近なものになってきました。
海外から入ってくる食文化は日本の食文化も豊かにしてくれます。例えば、あんパンやカレーうどんは、海外と日本の食の組み合わせですが、私たちの普段の食生活の一部になっています。逆に海外では、例えば寿司のネタ、具材として果物やスイーツが使われていて人気化しています。
世界の各地から日本に移り住んできた人びとが、それぞれの食文化をもたらしてくれたら、日本の食文化はさらに多彩なものになるでしょう。
ただ、残念なのは日本でも海外でも、移民や難民が自国に来ることを規制すべきだと主張する人が増えていることです。私なら、もし国政選挙で「国境を開放して、美味しいものを食べよう」と訴える候補者がいれば、一票を投じたくなります。
さまざまな民族の人びとが一緒に「美味しいね」と語り合いながら食事を共にするところから、より平和な世界をつくっていけるかもしれません。