フランスひとり旅(1日目: 羽田発パリへ)
今日からフランス一人旅。朝5時前に起きて自宅の最寄駅を5時台に出る電車で羽田空港へ。空いた電車で座れたのですが6時前には満員に。皆さん朝早いです。
(旅の全体のスケジュールはこちらの記事でご覧になれます)
羽田空港
6時20分ごろ羽田空港第3ターミナル駅に着きましたがホームもエスカレーターもすごい数の人。こんな早朝から皆さん海外に行くのですね。あるいはお勤めの方も相当数いらっしゃるのでしょうか。
エールフランスのアプリで事前にチェックイン済みで、預ける荷物もないので、航空会社のカウンターには寄らず、数万円をユーロに両替してから保安検査場に。先月台湾に行った際はバックルで警報が鳴ったことを教訓に、今回はベルトを外しておいたので金属探知機のアラームは鳴らずにクリアし、顔認証の出国審査。そういえばゲートで眼鏡を外さなかったのに(パスポートの写真は眼鏡なし)ゲートが開きました。ハイテクですね。
7時ごろ出国審査まで済ませ、あとは飛行機に乗るだけ。気持ちに少し余裕ができます。朝セブンイレブンで買ったドーナツを食べてラウンジで過ごします。ラウンジと言ってもマイレージクラブの上級会員の皆様が行くようなラウンジではなくて、年会費が安いゴールドカードの保有者の私も年に2回まで使わせてもらえるところ。
忘れ物や電車遅延の場合の迂回路なども考えておくと、やはり航空会社からのメールで提案があった通り、3時間前には空港に着くのは得策だなと思います。あまり旅慣れてない私のような者の場合特に。
ゲートに向かっていると携帯電話に航空会社から英語でショートメッセージ。搭乗ゲートに着いたらスタッフに声をかけるようにとのこと。なかなか落ち着きません。そして係の人に聞いてみると、パスポートの確認をするということでほかにも同じ人がいました。エールフランスに乗るのが初めてだからでしょうか。
エールフランス航空163便
9時前、私の座席ゾーンは最後のほうの搭乗。乗ってみると荷物を入れるスペースがもうありません。キャビンクルーさんにお尋ねすると反対の通路の上にスペースを見つけてくださいました。4列シートを挟んだ遠くの荷物入れにスーツケースを入れて自分の席へ。羽田は滑走路が混んでいて、ドアが閉まったあと30分を過ぎてまだ空港の敷地内。一番混む時間帯ですかね。16Lからの離陸だったと思います。
ほどなく機内食のサービスが始まりました。私はサーモンの照り焼きを選びました。
食後のコーヒーを頂いた後、機内の映画はあまり見る気にならなかったのでKindleに予めダウンロードしておいた本を読みました。坂口安吾の「戦争と1人の女」のほかに、来月からの新しい仕事に思いをはせながら、以前購入したビジネス書を読み返したりしてみました。
2024年6月現在もロシア上空避けるルートとなっており、飛行機の1番後ろのスペースから窓の外を見てみると、北極海の海や氷が見えました。機内Wi-Fiはほぼ届きませんでした。通信衛星がカバーしていない空域なのでしょうか。
「日本時間で朝5時に起きて、もうそろそろ夜の10時頃なのに、パリに着いたらまだ夕方」というこの状況での正解は「もう少し昼寝をしておく」だと思いまた眠ることに。
ところで空腹。機内食は14時間弱のフライトの間1度だけだときついな思っていたら到着まで2時間を切ったところで、軽食が配られました。サラダ、ヨーグルト、魚フライのパニーニみたいなのに、りんごジュースとチョコケーキ、なかなか豪華なスナックです。シャルル・ドゴール到着までおよそ30分。
パリ・シャルルドゴール空港に到着
遠いところのスーツケースをおろすのに難儀し、まわりの方に嫌な顔をされつつも飛行機を降り、入国審査へ。私の並んでいた列も少し前のほうのカップルがもめていてなかなか進まないなと思っていると列の後ろの方では日本とアメリカ合衆国のパスポートの保有者は自動審査機に案内されており、タイミングが悪いなと。まぁ入国のスタンプが欲しいから良いかと思い直します。
フランスへの入国を果たした後、長い通路を抜けた先で警備員さんにRER(電車)の場所を聞くと、アルファベット3文字をフランスの発音に直されてから「外に出た後左」だと教わります。フランスに着いたのですが、巨大な空港のどこに自分がいるのか皆目検討もつかないまま、電車のアイコンを探してスーツケースを押しながら自信なく進みます。
電車でパリ市内へ
動く歩道とエスカレーターを乗り継いで無事にRERの乗場に到着。出国前に調べてiPhoneにダウンロードしたアプリを通じて1週間使えるパスを購入しておきました。
おかげでスムーズに電車に乗ることができました。フランスで初めて乗る電車。改札に自分のiPhoneをかざしてゲートが開く。なんだか"慣れている風"であります。1,2分の遅れでの発車はきっとこちらでは普通なのだろうと。
首に入構章のようなものを下げたスーツの人が途中駅からたくさん乗ってきました。オリンピック会場の準備などでしょうか。
空港を出て40分少し走って地下に入る前にスピードが落ちます。すれ違いは2階建ての車両が多い。追い越されたりもしているように思い、私が乗っている電車はこれで合ってるのだろうかと一抹の不安を覚えながらも「サン=ミッシェル=ノートルダム」という駅で下車。駅構内で別の路線のホームを歩いたりしながらもGoogleマップに表示された番号の出口を見つけられず、とりあえず経由して地上へ上がることに。地上の出口にはメトロポリタンと書かれたアーチ。日本とは全く違う景色の国に着きました。
書店の横を通ってホテルを探します。Googleマップが海外旅行一人旅のハードルを下げてくれました。そして事前に予約・支払いを済ませておいたホテルにチェックイン。フロントのおじさんがずっとパソコン見ていて不安になっていたところ、結局印刷されたリストの中から自分の名前を探して部屋番号を言わされることに。朝食の説明を受けてから部屋へ。少し休憩してから出かけることにしました。
到着初日の夜散歩
着いた初日の散歩のプランは立てておらず、ホテルで横になりながら、日本から持ってきた「まっぷる パリ・フランス」をペラペラめくりながらなんとなく考えました。せっかく1週間のパスがあるので路線バスにも乗ってみることにしました。
19時ごろホテルを出発して最初の路線バスへ。
バス停を降りて、最初はシテ島の東にあるサン=ルイ島を散策することにしました。サン=ルイ教会に行ってみました。
その次はマリー橋を渡って「Pont Marie」駅に行き地下鉄7号線でルーヴル美術館を目指してみることにしました。
ところで、路線にもよるのですがパリの地下鉄は乗降の際に自分でボタンを押したり、或はレバーを引き上げないとドアが開きません。
20時ごろ 地下鉄の駅から地上に出ると、ルーブル美術館の大きな建物の脇にでました。今回の旅ではルーブル美術館に入ることは諦めていて、この日も夜遅く、館内に入ることは叶いませんが遠くに「ルーヴル・ピラミッド」が見えました。これを見てみたかったのです。
パリに着いた実感のようなものがあり、しばしこの広場で時間を過ごしました。そして同じくルーブル美術館の敷地にある隣のクールカレ広場にも行ってみました。ここからもルーヴル・ピラミッドが見えました。
20時30分ごろ クールカレからセーヌ川のほうへ行き、歩行者専用の橋であるポンデザールを渡り、セーヌ川の左岸へ向かいました。
左岸に出てコンティ通りを西に進み、キャルーゼル橋の近くで道路からスロープを伝って川べりに降り、ロワイヤル橋のたもとまで歩いてみました。
20時40分ごろ ロワイアル橋からオルセー美術館を振り返ってみました。もともと駅舎であった重厚な建物、見てみたいと思っていた大きな時計は2つありました。
21時前 Googleマップで探した日本食の店を求め、チェイルリー広場を抜けて北へ。「お手頃な」と書いてあったそのお店は高級店だったため諦め少し進むと日本食のお店が並んでいる通りに出ました。
お好み焼き屋、うどん屋ラーメンなど。せっかくフランスにまで来て、和食を食べることもないのですが、どうしても胃袋は慣れた食べ物を求めます。長旅の疲れもあったし、「初日ぐらいは和食OK」と自分を甘やかし、akiさんでおそばとカツ丼をいただくことに。
21時過ぎ お店を後にしてホテルに戻ることにします。帰りは21番のバスに乗り、ルーブル美術館の横を通ってセーヌ川を見ながらホテルの近くへ。
22時ごろ ホテルに到着。ビールなどを飲むコンディションではなかったため、お水を飲んで就寝。2日目に続きます。