究極のベース・ギターシンセFuture ImpactがV4へ進化しました
驚異的なサウンドと機能を持つ、Future ImpactがV4へと進化を遂げました。
Future Impact V4は、これまでV1からV3.6まで同じハードウェアで進化してきたシリーズとは異なる、新しいハードウェアを用いての最新バージョンです。
そのため、これまでのV3やIからファームウェアアップデートすることはできません。
なぜ新しいハードウェアになったかというと、V3.6までアップデートした時点で、ハードウェアで使うことのできる容量を使い切ってしまったためです。Future Impact V4では、新たな進化を遂げながら、これまでのFuture Impactの操作性やサウンドも受け継いでいます。
例えば、これまでのバージョンで作成したプリセットは、全てFuture Impact V4でロードすることができます。(元のバージョンによって少し調整が必要な場合がありますが、ロード可能です。)
しかし、V4で作ったプリセットをV3までのハードウェアでロードすることはできません。
新しくなったFuture Impact V4。まず、サウンドクオリティが高くなりました。32ビットA/D/Aコンバータがより改良されたことにより、明らかに質感が高くなっています。
基本的な動作は大きくは変わっていませんが、細かく機能が追加され、作ることのできるサウンドの幅が大幅に広がりました。
また、専用のケーブルを使用することで楽器の演奏をCV/GATEシグナルとして出力可能。アナログシンセやモジュラーシンセを動作させることもできるようになりました。もちろんFuture Impact V4自体もシンセエンジンを積んでいますので、シンセサイザーとしてMIDIキーボードから演奏することもできます。
ピッチトラッキングも向上し、演奏への追従がさらに良くなっています。オシレーターを同期させて複雑なハーモニ-を作ったり、ディレイ・エフェクトを追加、MIDI Clockに対応したり、タップテンポ操作ができるようになっています。
Future Impact V4の各機能を制御・プリセットの管理を行うエディタソフトウェアも新しくなり、プリセット管理に加えて共有も可能になりました。エディタソフト内にMODホイールが追加されたり、Flexiカーブが追加されるなどの操作性・機能性も向上しています。
本体側の操作系統は基本的に変わっていないので、以前のバージョンからアップデートしても違和感なく使うことができます。
そして、専用のCV / Gate cable for Future Impact V4を使うことでCVとGate(赤と黒のミニプラグ)をMIDI端子から出力可能。MIDIを使いながらアナログシンセも同時に動かします。楽器の演奏、デジタルシンセ、アナログシンセの架け橋として使うことも可能になりました。
とにかく中身を見ていくととんでもない機能が詰まったシンセペダル。AKAI SB.1 Deep Impactの直系であることはもちろん、ベースシンセだけでなくギターシンセ、そしてMIDIキーボードを使うシンセエンジンとしても優秀なペダルです。