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モード(ファッション)の言葉

日本の高校生と各国で日本語を学習している生徒たちのオンライン交流会がありました。私は、残念ながら最後の数十分しか参加できなかったのですが。

話題はモード(ファッション)だったので、
ベルリンの高校生が言うには、ムーンブーツを履いているという。
そういえば随分前に私も持っていたなぁ。
その子のお母さんが持っていたとか。やっぱり、30年ぐらいまでは履いている人多かったと思う。でも最近全然見かけない。ブーツそのものが少ない気がする。昔ほど寒くないからかな。
靴の脱ぎ履きが多い日本ではいたって不便だけど、ヨーロッパではブーツとか毛皮が非常に生活に密着していた。大体、レストランでも、医者などでも必ずガーダローベと言うコートや帽子をかけるところがあるし、パーティやコンサートなら入り口で預かってもらえる。パーティに車で会場に行く人はほんの数分、駐車場から会場までの間はブーツに毛皮。それを入り口で預けて、ドレスに合わせてハイヒールに履き替える。と言うような文化があった。男性だと帽子を預けたり。

今は、帽子やブーツの人少なくなったように思う。ベルリンの子がムーンブーツ履いているとか言うから、地域によっても流行りは違うかもしれない。

モードに関しての言葉は変化が激しくて。
私は子供の頃は、「とっくりセーター」などと言う言葉があって、それは非常に古臭く感じだので、母などが私の着ているものをそう呼ぶと「やめて!」と言ったものである。じゃあ、なんと言うのか?というと当時(ティーンから大学生ぐらい)は「タートルネック」と言っていた。それは、ニットであっても綿のシャツであっても。今は プルオーバーなどと言うらしいが、今日聞いたところでは、そうでもないらしい(日本語母語話者は全員男性だったが)

それから、男性が着る袖のないメリヤスのシャツを私が子供の頃は「ランニングシャツ」と言っていたと思う。普段は下着として着用するものだけど、仕事の時など(特に肉体労働)シャツ姿の人もいた。それで日焼けすると肩や上腕部が真っ黒になるので、「どかたやけ」などという言葉もあった。(女子であっても、袖まくってスポーツなんかしているとそうなる。水着の時とはまた違った形の日焼けになる)

で、そのシャツを「タンクトップ」と言っているのを聞いたことがあって。私はもう背中がゾクゾクっとするほど気持ちが悪かった。私にとってタンクトップというのは、女性がモードとして夏に着る「トップ」であって。あるいは、ドレスで紐で釣ったようなやつ。男性のあの「下着」にも近いシャツをタンクトップというのは。。。

ウィキペディアを見たら「ランニングシャツ」には別の意味合いもあって(DV男性の連想?)というのが延々と書いてあったが。ノースリーブというのもあって、これは納得。袖がないのは全部ノースリーブ。これなら、シャツでもドレスでも下着でもなんでも使える。

それもWikipedia見たらもうファッションの用語は終わるところがないように色々でてきた。

そういえば今日お話しした日本人の男性によると、その方(私よりは若いが)が子供の頃はランニングシャツも使っていた。タンクトップともいうけど、最近はあまり聞かない。ノースリーブでいいんじゃないか。
という見解で。多分30年以上前(1990年ごろまで)はランニングシャツもありで、その後20年ぐらいタンクトップがOKの時代があり、今また使われなくなったというようなことだろうか。

モード関係の言葉は本当に移り変わりが激しくてついていけない。だからモード(流行)なのだけど。


イラストは無料イラストフリー素材 https://www.ac-illust.com/ 様からお借りしました。

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