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【カイジ】大槻班長はまるでブラック企業の上司のようだ笑

れおたいがです。

みなさんは「賭博黙示録カイジ」という漫画は御存じでしょうか?
主人公カイジが借金返済のために強運を使いギャンブルで借金返済する話です。

借金などの話ではなく、笑
その中に登場する大槻班長という人とカイジとのやり取りがまるでブラック企業の上司と部下だなぁと思った一面があったのでご紹介します。

あらすじ~~~~~~~~~~~~~~~~~

主人公である伊藤開司は元々ギャンブル運が強かったが、ある日、友達が借りた金の保証人になった際、友達に逃げられてしまい、多額の借金を背負うことになってしまう。

その借金を返済するため、おもてから闇のものまでカイジの異常なまでの勝負運を発揮しギャンブルで勝ち、また様々な難所を潜り抜けながらお金を稼いでいく物語である。

カイジ自身も借金を個人的な都合で借りては返しの繰り返しの中、時には大手金融会社「帝愛グループ」によって借金のカタをつけさせるため、拉致され地下施設で強制労働をさせられることになる。

この強制労働施設では班分けされており、
カイジが所属する班の班長こそが大槻なのである。

カイジは一日外出券を得るために地下労働施設で金を貯めようとするが、所属するE班の班長・大槻の巧みな篭絡により金を使い果たしてしまう。

大槻はさらにカイジに給料を前貸しし、自身の主催する「地下チンチロリン」に誘い込む。

大槻に大敗を喫してさらなる借金生活に追い込まれるも、カイジは大槻のイカサマに気づき、自分と同じ境遇にある通称「45組」の5人と団結し、打倒大槻のために決起する。

ここまで。===========

大槻班長は中々に狡猾かつ強かなのです。
それをカイジが結託してイカサマを打ち破ろうというのも痛快なのですが、

僕が伝えたかったのは、
大槻班長が【人間の弱さを巧みについて】自分の有利な方へもっていく賢さなんですね。

そんな大槻班長の名台詞をまとめてみました。

名台詞その1

【その禁欲ってのが実によくないんだ、カイジくん。心はゴム毬だよ、押さえつけられれば必ず跳ね返そうとする。

つまり…………..いくらがんばっても給料が入るとその禁欲の反動で….また豪遊してしまうんだ、そういうもんなんだよ….!】

物のたとえがとても秀逸ですね。
最後の「そういうもんだよ」というセリフがスッと脳に刷り込んでくる感じもあります。笑

名台詞その2

【贅沢ってやつはさ、小出しはダメなんだ。やる時はきっちりやった方がいい。それでこそ 次の節制の励みになるってもんさ】

名台詞その3

【食べ終わったら奴はとりあえず満足して、こう考えるだろう・・・明日から頑張ろう。その考えがまるでダメ、「明日から頑張ろう」という発想からは、どんな芽も吹きはしない。そのことに20歳を超えてまだ分からんのか?明日から頑張ろうじゃない・・・今日、今日だけ頑張るんだっ。今日を頑張った者、今日を頑張り始めた者のみ】

なんていうんだろう、こう、

あれこれマイルドな言い回しで「今」しか見させず欲望に忠実にさせようとし、カイジを思考停止に陥れようとする大槻班長の伝え方は、

ある種今日のブラック企業の上司のようにも感じられる。笑

ただ、逆に強制労働施設を会社と考えて上司とのやり取りが大槻班長と自分との構図になっていないか、

客観的に認識することができるいい指標の一つになるのではないかなぁ、とふと思ったりする。

結論、カイジ面白いよ

※以前にkindle本で「一日外出録ハンチョウ」を読んでから、時が経ちましたけど、今回改めて記事を書き直しています。

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