中高生に読んでほしい面接対策
来年に向けて中高生は受験の追い込み期間に入りました。僕も高校入試の時、この時期から成績が伸びなくて困ったものでした。みんな勉強し始めるんですよね、この時期に。
今の大学受験は一般入試だけでなくて多種多様になっているらしくてAO入試だったり指定校推薦だったり、、、、
そこで躓くのが「面接対策」
実は僕も大学はAO入試で合格をもらっているのですが、試験内容は課題論文と10分間のプレゼンテーション。+αで質疑応答、でした。しかし、プレゼンなんて上手くないし面接でもキチンと話せるのか、、、、
学校で対策講座が開かれていましたが、やっぱり入退室のテンプレと話し方のマナー程度。
知りたいのはそれじゃない、、、、
今回は僕なりに「プレゼン」「面接」をどういうアプローチで攻略するべきか考えてみました。
プレゼン編
AO試験を控える多くの高校生は大学からの課題論文の基、プレゼンテーションを行うそう。
資料作成もそうなんだけど、プレゼンの話す内容にも気を遣わなきゃいけない。
僕の感覚では
プレゼン=資料3:話7
がプレゼンの評価だと思う。正直、面接官はプレゼンの内容なんて分かりきっているし、見たいのは熱意とか資料の分析力とアプローチ力。
例えば、
これは「経済学に存在するビッグマック指数は本当に正しい指標なのか」をプレゼンする時に使った資料。(内容の精査はご容赦願いたい)
ここではタイの例を出してビッグマック指数が正しくない事を証明しようとしている。
まず、重要なのが
題名で資料を説明する
ということ。
人間は資料を見るとき、まず大きな文字で一番目立つ場所に目を向ける。
だからもし題名に「ビッグマック指数は正しいのかの例」なんて書けば、面接官からすれば「結局何が言いたいんだ」となる。
まずは、一言で資料の説明をして、あとは「その理由として3つ挙げられます!」と言えばOK。
あとは自分が特に注目したポイントだったり力を入れば部分は
私は〇〇に着目しました
と最初に言うとグッと引きつけることができる。
この活用方法で注意なのは何度も使わないこと。1枚1枚のスライドに対して使ってしまうと、着目した部分が弱くなって見えなくなってしまう。
だから、「後で質問されても答えられます!」というような部分で強調する使い方がベスト。
スライドの内容は読まない
よく題名を読んでから内容に入る人がいたり、スライドに書いてあることを読む人がいますが、これはやめた方がいい。スライドに書かれていることは別に言われなくてもわかっているから、とにかく自分が伝えたい内容を口頭で喋れるようにしておくのがベスト。
国語の時間に先生が作品を読み上げるけど、自分は先にスタスタ目を進めていくのと同じ感覚。
相手を引きつけるワードを作る
大学の選考入試の多くがプレゼン時間として10分を設けているらしいが、結構長い。プレゼン素人の話を一方的に10分も聞かされると途中で飽きてくる。そこで自分の話に集中してもらうためにはキャッチフレーズを途中に入れてグッと引きつける必要がある。
例えば、「現在、」という文章を入れてあげると「へーそうなんだ」と気を引きつけることができる。
面接編
推薦試験を受ける上で必須とも言えるのが“面接“である。多くの学校で面接のマナー講座は実施しているそうだが、面接内容までは踏み込まない。
だが、マナーは当たり前であり、面接で一番重要なのが「自分を伝えること」に他ならない。
この自分を伝えることというのは「熱心に語る」というよりも「構造を作り理論的に分析する力」というものをアピールすることが重要だと私は思っている。
例えば、
2つの点が挙げられます
と、自分の着眼点を最初に明示する事である。先ほどのプレゼンの中でも出てきたように自分の意見を話す時は最初にアジェンダのように相手と流れを共有すると面接官側も話の構造を理解しやすい。さらに、話す時に強調するように少し強い声で喋ると一気に気を引きつけることができる。
対して「ここは〇〇と思いますが、□□とも考えられ、また△△とも考えられ・・・・」と喋る人は注目ポイントが見つけられない。「最初に僕は〇〇をしゃべるんですよ」と相手の試験監督と共有することが重要。
内容を完璧に探究心の強い人でもトーク力で残念な結果になり得る。
回答の後に理由を一言付け加えてみる
面接官で質問した際に、回答までの時間をできるだけ削ぐのは勿論。さらに、回答までのプロセスを回答の後に一言付け加えると一気に印象が変わる。しかし、回答までの時間が必要とする場合には回答するまでの時間に面接官に質問をしたり、「〇〇だと考えられますので〜」とリアルタイムに共有してもいいと思う。
僕の場合は面接官の質問に
「この事業モデルは日本のどこの会社が可能だと思いますか?」
という質問だった。僕の場合はプレゼン後の質疑応答だったから、人によってはガクチカの内容を質問されたり、その場で全く予想外の質問をされることが予想できる。
こういった質問には日頃からの教養の蓄積が必要となってくるわけだから正直、間違っていてもいいから答えて「回答プロセスで共感を得る」という方向に舵を切ったほうがいいと思う。
数年後の自分を想像する
大学受験における面接は「学生と学校のマッチング」というのが常である。従って入学後の自分が一体どんな存在を目指すのかの軸を作っておきたい。
数年後の自分を想像するというのは一筋縄ではいかず、苦労することだと思う。僕も合格をいただいた大学のことは好きな作家の出身大学に過ぎなかった。(その人の作品にのめり込んでいた僕は何となく同じ大学で学びたい欲があったんだと思う。)
その後に大学のことをチマチマ調べてみると自分とマッチングするのか分かってくる。その大学がどの分野に、どのようなキャリキュラムで、と
番外編
その学部、学科の教授の顔を覚えておく
これをしている受験生は中々いないと思う。だが、実際にその学部・学科の授業、ゼミを受ける時に顔を必ず合わせる。今の内に覚えておいて損はない。
面接の際に、その教授の名前を出して、自分の研究したい分野がマッチングしている事を提示すれば合格は一気に近くなる。