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【いっぱいありすぎ】UX調査の手法をはしょってまとめた-UXデザインの教科書-
OOUI本とBONOやるにあたりさすがにCourseraのGoogle UXは一旦停止したのですが、社内サークル【みんなでux】での「UXデザインの教科書」の輪読会は週1で続いています。
この本…文字通り教科書。噛み砕いて自分のレベルに書き直さないと読むだけじゃ意味がわからん😂
いままでずっと概論的なやつだったのですが、本も(厚み的に)中盤にさしかかり、実際の調査法のセクションに入ってきました。教科書に取り上げられていた手法は下記の通り。
コンテクスチュアル・アナリシス
コンテクスチュアル・デザイン
シナリオベースド・デザイン
ゴールダイレクテッド・デザイン
ビジョン提案型デザイン手法
カタカナぁぁ🙉てことで自分の理解力に合わせてリライトしてみました。
コンテクスチュアル・アナリシス
▶インタビューを分析
普段のタスクの遂行過程をインタビューして、内在化されたニーズを書き出すことで、ユーザービリティを向上させる。
◎メリット:手順が明確でわかりやすい。
✗デメリット:既存の作業のやり方から分析するため、作業そのものの見直しや新しい提案は対応しにくい。
コンテクスチュアル・デザイン
▶フィールドワークを分析
ユーザーの仕事現場でフィールドワークを実施し、そこで得られた利用文脈に関する情報をワークモデルと呼ばれる5つのモデルで分析する。
「コンテクスチュアル・インクワイアリー」
ユーザーに普段の作業を行ってもらい、観察とインタビューを組み合わせて、作業の際に考えていることやコツを深く聞き出す手法
◎メリット:手順が明確でわかりやすい。デザイナーでないメンバーも参加できる。
✗デメリット:業務システムなどの一連の行為を想定したもので日常生活での製品・サービスには適応しにくい
シナリオベースド・デザイン
▶問題シナリオ(文章)を用いる
フィールド調査や関係者の分析から、ユーザーがどのような目標を達成しようとしてどんな問題に直面したかを文章にする。
・活動シナリオ…問題が解決した状態を文章化
・情報シナリオ…画面デザインを設計する
・インタラクションシナリオ…操作方法を設計する
◎メリット:手軽に実施しやすく、反復しやすい。
✗デメリット:フィールドワークで得られた情報の、どの範囲をどの詳細さで問題シナリオにするかが難しい。
ゴールダイレクテッド・デザイン
▶ペルソナを用いる
ユーザーの目標(ゴール)を常に考慮しながら設計する。ユーザーの典型としてペルソナを作成する。
◎メリット:仮想のユーザーであるペルソナがわかりやすい。開発に関わる全ての人と共有しやすい。
✗デメリット:ペルソナの良し悪しがすべてを左右してしまう
ビジョン提案型デザイン手法
▶本質的要求から探る
構造化シナリオ法を用いてサービスの企画を行う。調査で得られたユーザーの情報を上位下位関係分析で本質的ニーズを抽出し、デザインで提案するべき価値を見定め、アイデアを検討する。
アイデアは下記の3つのレベルで書き分けて、詳細化していく。
(本には書いてなかったけど、どうも①②③の順でやるらしい)
①バリューシナリオ…価値レベルに焦点を当てる
②アクティビティシナリオ…ユーザーの行動に焦点を当てる
③インタラクションシナリオ…インタラクションに焦点を当てる
◎メリット:デザインのアイデアをバリュー、アクティビティ、インタラクションとそれぞれの抽象度でユーザー評価ができ、具体化するプロセスを採用しやすい。
✗デメリット:企画出しがメインなので、実際にシステム開発時にはプロトタイピングなどの別の方法論と組み合わせる必要がある
アンケート、インタビュー、ユーザーテスト(観察)の3つは業務で関わったことがあるので、あ〜こういうことだったのね、と理解が深まりました。
輪読会だと実際に実施したことがあるメンバーからいろいろ聞けるので、本読むだけよりいい。
今月末、フィールドワークのお世話係(お茶出し…?)をやるので、フィールドワークの雰囲気はつかめるかも?
UXワールド、膨大すぎてなかなか全容つかめず。