【適切に簡略化しよう】ガチUXやるリソースも予算もない場合-UXデザインの教科書-
この本も終わりが近づいてきました。UXデザインを7段階に分け、詳しく学べる内容になっていますが、いうてこれを全部できる現場あんまない、というのも言及されています。
全部できないから一部やる、とか、なんちゃってUXをやる、みたいなことをやりがちですが、この章では「適切な簡略化」の方法が説明されています。
よく聞いて〜!段階を省略することはNGです!簡略化するのよ!
1.ユーザーの利用文脈を把握する
ユーザーの利用文脈に触れずにUXはできまっせん!どんだけ優秀なUXデザイナーでも、自分の経験やアイデアだけに頼っては、ユーザーの体験価値や本質的ニーズはわからんだろ、って話のようです。
2.ユーザー参加による評価のタイミングを確保する
ユーザーに聞く手間を省くために、自分たちで考えて、自分たちで作って、リリースして、あれ?使われないな?みたいになるの、困るよね…?
ユーザー評価のタイミングや内容はそれぞれの事情に合わせてカスタマイズはOKだけど、実施は絶対やっとけということと思います。
3.プロセス全体にわたって反復をいとわない
むしろプロセスを簡略化したんだったら逆に、積極的に反復をやんなさいよ、ってことみたいです。そうは言っても、、、って現場は、身近な人に協力してもらったり、エキスパートレビュー(社内のデザイナーなどに評価してもらうやつ)などをやって、簡易的にでもなんとか反復するべし。だそうです。
おまけでA/Bテストのことも書いてあったのですが、アレは「運用時」にやるもので、UXデザインの改善には使えないからね!って書いてありました。数値は見れてもユーザーの理解や行動はA/Bでは見えませんからね。
てことで!
サークル「みんなでUX」では、本1冊読破しました!楽しかったし勉強になった。私の頭ではなかなか理解できないくらいに難易度高かったですが、一応位置づけとしては「教科書(入門書)」なようで、UXまじで果てしない...と思いました。
みんなで読むと、みんなが解説してくれるので、もう無理、ってなった箇所もなんとか理解できてよかったので他の本も読んでみたい〜!
文中の引用はすべてこちらの本からです。