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フォーム改善に効果的な意識

私は昨年カナダに拠点がある
ランニングクリニックという機関の
セミナーを受けました

初の通訳付きセミナー

このセミナーは競技者というよりも
セラピスト向けであり
ランニング障害についての深い知識と
バイオメカニクス(フォーム)について学びます

その中で私なりに初〜中級者への
アドバイスをまとめました
(自分もランは初心者みたいなもんですけど)

接地は意識しない

つま先が上がりすぎたヒールストライクなど
確かに良くはないのですが
接地は意識して変えようとしない

接地はそこに向けたアプローチの結果
変わっていくもの
であり
意識して変えようとすると
ケガに繋がったり
逆にパフォーマンスが落ちたりします

アプローチにはシューズやピッチ調整も
ありますが
下記の意識でもある程度は変化するはず


楽に走ることを意識する

”楽に”というのはゆっくり走るわけではなく
その強度の中で最も楽な動きを探すということ

腕振りが〜とか接地が〜とかではなく
感覚でいいです
人間は末端部を意識するほど
ぎこちない動きになっていきます

「この走り方が楽な気がする」でいい

閾値走がキロ4分であるなら
毎回その中で最も楽な(リラックスした)
フォームで走ること

それがVO2maxのトレーニングであれ
ジョグであれ同じです

人間は走れるように作られています
私もあなたも

現代的な生活の中で忘れているだけなので
自分の最適な走り方を見つける
旅のようなものです


速く走ろうとしない

調子が悪い日のポイント練習で
無理に設定強度を保たない

調子が良いからと言って
安易にペースを上げない

コントロール出来る動きで走り続ける

疲労や不調でフォームが崩れるくらいなら
その日のそのメニューは辞めた方がいい

高強度はそもそもキツいので
終盤はフォームが崩れるギリギリの
走りになると思うけど
なるべく上記を頭に入れて走ってます

唯一例外があるとすれば
スプリントインターバルでしょうか
オールアウト前提ですからね汗


小技

笑顔で走るとエコノミーが改善する
という論文があります

リラックスのために意図的に笑顔を作る

私もたまにしています
(人目につかないように)

他に個人的なことで効果不明ですが
呼気を意識した深呼吸をすると
力が抜けてリラックスします

路面が安全なところでは
たまに目を瞑ったりして
走りの感覚に集中したりも

自然に良い感覚で走れている時は
どこで接地しているかや
ストライド・ピッチを確認してます
(でもそれを下手にいじろうとはしない)


初心者のアプローチ

初心者であっても上記の意識でいいけど
適切なピッチ(ケイデンス)で走ること

具体的には180前後かそれ以上

ここはケガの発生率と相関関係があります


いきなり厚底シューズもおすすめしません
厚底=脚に優しいわけではない

足のどの部分で接地衝撃を吸収するかの
ほうが大切で
その正解に早く導いてくれるのは薄底

厚底が悪いとは思わないけれど
フォームが安定してからでもいい


以上がセミナー学んだ知識と
私自身が実行して感じたことです
参考になれば幸いです

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