作業療法士に必要なスキル 地域編!
皆さん、こんにちは!
今回は、前回のスキルの話の続編、地域編ですよ!!
作業療法士のレオ(@LEO88987397)です!
前回は病院編をお送りしました。
今回はその続き、作業療法士のスキル 地域編をお届けします!!
1.作業療法士のジャンル分け
前回のおさらいです(^^)/
作業療法士のジャンルには、大きく分けると、病院と地域に分かれます。
【病院】
ほとんどの方は病院でリハビリをしている人のイメージが強いと思います。
病院にもジャンルがあって、身体障害、精神障害などのジャンルがあります。
◆身体障害
骨折や、脳出血による片麻痺(マヒ)、交通事故のケガなど、体が不自由になった方へリハビリをします。
◆精神障害
うつ病や統合失調症(とうごうしっちょうしょう)、認知症などの、精神的な病気になってしまった方のリハビリを行います。
【地域】
地域とは、病院以外の場所を指します。
◆施設
老人保健施設などの、いわゆる老人ホーム的なものです。
退院を自宅ではない場所を選ぶ際、老人ホームなどの施設を選ぶ方が多いです。
施設は、年を取って動かなくなり、寝たきりになってしまう人も少なくないので、そうならないようにリハビリをしています。
◆デイケア(デイサービス)
自宅に帰った後のサポートとして使用します。家から通ってリハビリする。いわゆる塾的なものですね。外出先の一つとして、カラオケをしたり、仲間が作れたり、お風呂が入れたり、などの交流の場になったりもしています。
◆訪問リハビリ
家に来てリハビリするサービス。家での筋トレ方法、外出の仕方、お風呂の入り方、料理の仕方など、自宅の生活に合わせてサポートします。
以上の病院以外のジャンルを『地域』と呼んでいます。
地域については、施設、デイケア、訪問があるので、それぞれのスキルを説明していきますね!!
2.施設
施設は 体と心 を維持をしていけるようにするスキルが必要です。
人生の最後まで過ごす方もいらっしゃいますので、いかに体を維持していくかがとても重要です。
『この人は最近歩くのが減ってきていて、足の筋肉が落ちている。足の筋肉を上げるメニューを行い、車いすになるべくならないようにリハビリをしていこう』
みたいな形で、施設内での生活に合わせてメニューを考えるスキルが必要です。
また、イベントの企画やもの作り なども必要スキルです。
春はお花見、夏は夏祭り、秋は運動会、冬は節分会やひな祭り会など。
季節を感じてもらったり、施設で生活している人を楽しませるようなイベントの企画・運営などは大事です!
ものつくりは、折り紙や塗り絵など簡単なものから、可能なら、木工や編み物などの趣味に特化したスキルもあると良いです(*^_^*)
ながーーーく施設で過ごす方もいらっしゃるので、楽しんで心を健やかに保つ関わりも作業療法士のスキルになりますよ!
長い期間でその方を支えていける人は、施設のスキルは十分あると思います(*^^*)
3.デイサービス(デイケア)
多数の方にリハビリを提供するスキルが必要です!
デイケアは、家から通ってくる人にリハビリをします。事業所によりますが、1日30~40名の方を対応することもあります。個別でかかわれるのは20~30分くらいです。
通いのリハビリは、入所のようにずっといるわけではなく、時間になると帰宅してしまうので、短い時間の中で効率的にかかわる必要があるのです(^^)/
なので、素早くその人になにが必要かを判断してリハビリを提供するスキルが必要です!
『その人の目標が歩くことだったら』
・足のストレッチ
・足の筋力トレーニング
・歩行の練習
・自宅での運動量の提案
などのメニューを提案して、実行してもらいます。
すべて個別で提供するのではなく、ストレッチは個別で対応し、あとはマシンを使ってもらったり、自主トレで歩いてもらう。などです。
デイケア内の施設をうまく使って、メニューの遂行をしていけるように支援していきます。
正直なところ、はじめはその人たちの把握でいっぱいいっぱいになったりもしますが、慣れてくると、多人数にかかわる楽しさが感じられます。
何より、通ってきて元気になってくれる方がたくさん見れるというのはとても励みになりますね(*^^*)
入院中の時より医療的リスクが低い方や、制限が少ない方が多いので、切羽詰まった感じもなく、すこし距離感が近くなる人もいます。
感覚的にはなりますが、
『おじいちゃん、おばあちゃんに好かれる人』なんかは、デイケアはおすすめかもしれません!
それも立派なスキルですから(*^_^*)
4.訪問リハビリ
訪問リハビリはその人の家に行ってリハビリをするサービスです。
訪問リハビリは、幅広いスキルが必要です。
・手足のストレッチや筋力トレーニングのスキル
・歩く練習の指導スキル
・トイレやお風呂にはいれるようにするスキル
・家事(料理、洗濯、掃除など)などの指導スキル
・外出ができるようにするためのスキル
など、その人が自宅で困っていることにコミットしてリハビリを進めていきます。
「全部教えられなきゃいけないの!?」と難しく感じるかもしれないですが、
人によってできない理由がそれぞれあるので、一緒にできる方法を考えていくというのが大事です。
やっていくうちに、その人なりの方法が身について行ったりするので全部知っているというよりは、一緒に工夫して考えていくスキルが必要かなと思います!
便利な道具を知っておくと、訪問リハビリで役に立ったりしますよ(*^_^*)
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訪問はその場で、その人や、環境に合わせて支援をしていくので、応用力や環境に対するアプローチが随時必要ですね(*^_^*)
おわりに
地域は範囲が広いです。前章で身体障害、精神障害などのジャンル分けをしましたが、地域にはその方々が一緒にサービスを利用している場合が多いです。
なので、身体・精神の方どちらもリハビリでかかわっていくことがマストになります。
ただ、結局はその人に寄り添って考えていくスキルがあれば作業療法士はやっていけると思います。
「技術や知識力がものすごくないといけない!」と考えてしまう人もいるかもしれませんが、経験していくとそれらは勝手についていきます。
なので、人を想う気持ちをもって接していけば患者(利用者)さんに伝わっていくと思いますよ。
スキルをテーマにしておいて、「結局最後は想いかい!」と突っ込みを入れたくなりましたが、そこが一番大事だったりします(*^^*)
会話力についてはこちら👇👇👇👇
以上で、スキル編は修了です、ご購読ありがとうございました(^^)/
少しでも参考になったら
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病院編を見ていない方はこちらをどうぞ(^^)/