どん底から華麗なる復活の秘密
先日、私のお客様が華麗なる復活をした。
約2年半前、「死にたい」という言葉を
連発していたあるお客様が、
11月から歯科医師として働くことになったのだ。
初めてお会いした頃は、
毎週のように混乱した心の状況を
1時間~1時間半お聞きしていた。
その彼女が歯科医師として働くことが決まり
「これまでのお礼に」ということで、
先日、お蕎麦をご馳走してくれた。
正直、こんな日が来るなて思っていなかった!
当時は進んでも進んでも元の場所に戻ってくる
超難題な迷路にはまっていた。
それでも彼女は少しづつ負の感情を手放し、
前に進もうとして頑張り続け、
ついに自分の居場所をみつけたのだ。
今回のことは
「わたしが占い師になって嬉しかったことBest3」に
入るの間違いなしの出来事。
今日はそんな私の大切なお客様が、
なぜ華麗なる復活ができたのかを書いてみようと思う。
「Help」を伝え続けた
1つ目は、
彼女が、どうしたらいいかわからないその状況を放置せず、
「助けて欲しい」ということを発信し続けてきたということ。
ただ、占いにかけた時間も相当なものなので、
そこは若干マイナスポイントなのだが・・・
でも、助けてを言えずにひとりで苦しみ、
悶々として前に進めないという状況を続けるよりも、
自分の気持ちを外に出し、
なんとか出口がないかを探し続けたということは、
彼女が前に進むための一方に繋がったことに違いない。
日本人は、お金を払って話を聞いてもらうということに
あまり馴染みがなく、
また、相談するなんて甘いと思う人も多い。
でも、誰かに話す・相談する・助けてと言う
ということは解決に繋がる大切な大切な一歩。
もし彼女が、誰にも相談せずに、
ひとりでもがいていたならば、
今の復活はなかっただろう。
だって、助けたくても手を差し伸べることもできないのだから。
とりあえず行動をしていた
2つ目は、とりあえず行動していたということ。
誰もが知っているある占い師も、
「運がいいですよって言われて
家で寝ている人には、何もやってきません!」
と断言していたけど、
動かない人にはチャンスは生まれない。
これは間違いない。
彼女は、小さなチャンスを見つけるため、
とにかく動いていたのだ。
生活のために必死だったっていうことも
あっただろうが、
1週間に1度話を聞くたびに、
あそこにいってみました、これを聞いてみましたと
毎回報告してくる。
「この人、行動力だけは誰にも負けないな。」
といつも驚かされていた。
占いでアドバイスを聞いも、
動けない人って結構いるけど、
彼女の場合、アドバイスされたら即行動。
ダメなら翌週に、
「何か他の案がないでしょうか?」と聞いてきていた。
だからこちらも、本気になるし、
なんとか案を絞り出せないかといつも真剣だった。
「変わりたい」と思うならば、行動!
これはほんとテッパンなことだ。
ハッキリと感謝の気持ちを伝える
そして最後は、
ハッキリと感謝の気持ちを伝えるということ。
「人生好転させたい、成功したいなら、
ありがとうを1日100回唱えましょう。」
とおっしゃっている方もいますが、
絶対的に効果のあるありがとうは、
相手に対して本当の感謝の気持ちがこもった言葉を
伝えることだ。
彼女はお店を出る時いつも大きな声で
(周りに聞こえるんじゃないかっていうくらい)
「ありがとうございました!」と言って帰っていく。
大人になってから、
あんなに大きな声でありがとうを言える人って
なかなかいない。
上辺だけではない、本気のありがとうは、
私だけではなく、
多くの人の心に響いたはず。
そのありがとうがあったからこそ、
彼女は多くの人からの助けを受け取れたのだろう。
小さくても前に進んでいれば出口はある
少し時間はかかったけど、
華麗なる復活をした彼女。
「自分の居場所がみつかって、今は毎日やりがいがある」
力強くそう言ってくれた言葉は、
ずっしりと私の中に響いた。
人生って点ではなく線だ。
辛い時・苦しい時は、
今自分がいるその1点しか見えなくて、
焦るし投げ出したくなる。
でも、諦めなければその先には必ず出口があるはず。
出口がどんなに遠くても、
光が見つかるまで一緒に道を歩けるように、
私自身ももっと精進しなければと思わせてくれる
私の大切なお客様のお話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。