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新年度の抱負と自我作古
ご無沙汰しております。
Leo(@Jungle__Emperor)と申します。
大学院に入学して早1ヶ月が経ちました。
新しく学問を学ぶ深めるということは、こんなにも大変なことかと日々苦労しております。人生最後の学び直しと思い、現場を辞めてでも飛び込んだので、学び尽くそうと思っています。
毎日レポートに追われ、統計とプログラミングには悪戦苦闘していますが、働きながらでは追いつけない情報量の波に飲まれているので、ここが踏ん張りどころだと思います。
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今年のテーマは「理論と技術」です。
公衆衛生学は、すべての人々の健康の維持・増進と生活の質の向上を目指す実践の学問です。そのためには、背景となる理論とそれを実現する技術の両方が重要です。統計学の知識があっても、実際に数字を計算して、値を出せるようにならなければ意味がありませんし、難しい計算をするためには、その計算を行うためのプログラミングスキルがなければ計算することができません。
RやPythonを使い始めていますが、これらのプログラミングソフトは聞いたことがあっても、触ったことすらなかったので、インストールするところから右往左往していました。
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論文を読んでみても、構成要素を分解し、リサーチクエスチョンやアウトカム評価、研究デザインを読み解くことが全くできていなく、「論文をちゃんと読む」ということがいかに難しいか(自分がいかに読めていなかったか)という現実にぶつかっています。ただ、本当にありがたいことに、大学院の講義は自分の視野が広がる内容が多く、もっと吸収したいと思っています。2年かかる内容を、早期修了を目指して1年間に詰め込んでいますので、人の2倍以上の努力が必要ですが、同期に支えられながら喰らいついていきたいと思います。
在宅医療の価値や医療従事者の取り組みの価値をエビデンスにして、医療政策にまで踏み込んでいきたいと志し、歩み始めた先は長いですが、研究室の教授にも期待して頂き、1年間で修士論文も書けるよう精進したいと思います。
在宅医療を医療経済学的に評価することは、要因の統一性が少なくかなり難しいです、それでも、現場経験の中で培ったクリニカルクエスチョンは、自身の研究テーマを考える上でもかなり役立っています。
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大学院は、現場経験の中で浮かんだ疑問を研究という形で解決するために、非常に有意義だと思います。同世代にも、大学院に進学する同志が何人もいて、非常に心強いですし、もっとスタンダードになってほしいと思います。
本当に様々な先生方から学ばせていただくことが多く、今までに頂いた恩を社会に、後世に還元できるように力をつけていきます。
まだまだこれからですが、素晴らしい同期に負けないように、今年度も頑張ります。
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