負けず嫌いなわたしへ
いつだって負けず嫌い、誰よりも自分に負けることが許せないわたし。
高校卒業してすぐ働いたレストランで働いていた時のこと。
今まで使ったことのないハンディーや新しく覚えることの多い料理の知識や素敵なサーブの仕方。
教えてもらったことよりもやってみると難しくて、一緒に働いていた人たちの振る舞い方が余裕があって、華麗で。圧倒的に動きに無駄がなくて。
真似してみても真似してみても全然に出来なくて。頑張れば頑張るだけ空回りして失敗して。
必死に頑張ってみたけど全然上手に振る舞えなくて。
今度は新しい人が増えてわたしが教える番になって、でもわたしは上手く教えられなくて。
わたしがディシャップをしてたすごく忙しいある日。後輩の子が外国人の方のオーダーでベジタリアンとビーガンのミスアンダスタンドから(この辺のことって日本で生きてると理解すること難しかしいよね。)オーダーミスをして、すごい忙しい時間にシェフに作り直しお願いして、お客様のところに作り直すのでもう10分待ってもらうことお願いして。
その後突然その時張ってた緊張の糸が切れて、涙が溢れ出してディシャップ台(キッチンと1番近いところ)で泣きながら仕事を続けた時、自分が上手く立ち回れなかったことがものすごく悔しくて。なんで気が付けなかったんだろうって思って。
ベジタリアンなのかビーガンなのかをサーバーの子に確認しに行ってもらったのに起きてしまった事だったけど、わたしの伝え方が良くなかったかなとか、リスクを避けてビーガンで作ってもらうとか、わたしの憧れの人達だったどうしてたかなって。
この日は仕事の中の悔しかったランキングで今でもトップ3に入ると思うくらい悔しい日。
(この事はその日ヘルプで来ていた他店の人に2年後に会ってネタにされた)
この日がわたしを強くした日でもある。
この時と同じようにもうダメだって思いたくなるらくらいのシチュエーションになったら、いつも逆にそのダメだ負けそうってなってる自分を楽しむ様にして、
その楽しんでるところが他の人から見たら余裕があるように見えてたら嬉しいななんて思ったりして。
わたしの憧れている人たちのように出来てなくても、それでもわたしはわたしの中での最高を探し続ける中できっと出来るようになる。
わたしがカナダのワーホリの後またそのお店で同じ店長の下で働くんだけどある時に言われたこと。
"いい意味で丸くなったねって。あの時は一生懸命すぎてて、本当に尖りすぎてたよ"って。
それから辞める時には"曲がったことが嫌いでも時々曲げて甘えてもいいんじゃない"って。
それから入った時に沢山お世話になってて、優しくて、すごく柔らかくて、仕事が出来て、わたしの憧れでわたしの大好きだった副店長だったお姉さんには
"本当にストイックだよね。人にも厳しいけど、自分にはもっと厳しいよね〜〜"って。
わたしにはこうやって憧れる人達がいてその人達に近付きたかったから頑張ってたんだって。
わたしもきっといつか誰かにとってのそんな人になりたいな。
My rule 8
自分と戦うこと。出来るようになりたいのであれば出来るまでやる。無駄な事は考えずにひたすらにやる。
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Wellingtonでコーヒー作ってる時一人の日にすっごく忙しくなって、カップもないソーサーもない、洗いにもいけない、どんどんお客さん入ってくる、オーダー取ってコーヒー作ってしなきゃいけない、サーブしに行かなきゃいけない、、コーヒー豆のストック無くなった、、!!!
ってなる日を経験するんだけど、
普段ここに立ってるバリスタの人ならもっと上手くやってるんだろうなと比べたり、どうしよう、、って思うんだけどその時はひたすらにコーヒーを作って、作って、作って。
やるしかないって思ってるうちにあなたはそんな自分を楽しむ自分があなたの中にはいるんだよ。
誰かと比べるより、いつだって比べるの今までの自分自身にこの頃くらいからなったのかな。
その時の過去一番だったらいいと思う。
その後ひと段落して洗い物とかも終わった後くらいにお店に寄った普段褒めないオーナーにGoodjob!って言われてニヤッとするのもわたしです。